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モリテックス、視野内照度の均一性を高めたLEDの同軸スポット照明を発売
モリテックス LED 同軸スポット照明「CE−14X8 R/W/B」を発売
−当社製テレセントリックレンズMMLシリーズとの適合性を追求したMCV−Lightシリーズ小型同軸照明−
マシンビジョンと画像関連機器メーカーの株式会社モリテックス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:松岡昇、証券コード:7714)は、このたび定電圧方式のLED照明であるMCV−Lightシリーズの同軸照明ラインナップとして「CE−14X8 R/W/B」を平成24年9月中旬より発売いたします。
「CE−14X8 R/W/B」は画像処理で使われる当社製テレセントリックレンズMMLシリーズとの適合性を追求した同軸照明で、視野内照度の均一性を高めました。また、製品の小型化を図り、全長を27mmに収めました。これにより、従来型の小型同軸照明であるMCELシリーズの全長に比べて10%、MCECシリーズ比で約20%の小型化を実現しました。加えて、装置への搭載が容易となるようケーブルの取り出しが光軸に対してL字方向となる構造を採用しました。
赤、白、青の3色をラインナップし、対象物に合わせた色を選ぶことができます。
モリテックスでは、本製品を日本国内、韓国、台湾などのアジア地域へはモリテックスの販路をつかって販売し、欧米向けには、親会社であるSCHOTT(ショット)グループの販売網を活用、中国においては両社の販路を利用して販売していく計画です。
モリテックスでは、半導体製造装置や液晶製造装置、電子部品実装機、製造ラインなどの画像処理関連分野向けに、マシンマイクロレンズ(MML)、光源装置や光ファイバライトガイド、LED照明装置、CCDカメラなどの光学系部品を組み合わせたマシンビジョンシステムを販売し、広く産業界で利用されております。
今回開発した「CE−14X8 R/W/B」は液晶のアライメントマークやウェハ上の文字読み取り、そのほか半導体電子部品検査など、反射率の高い鏡面状の撮像物の画像処理によく利用される同軸照明です。モリテックスでは、LED照明のラインナップとして照明側に独自のセンシング回路を設け、コントローラ側でその信号を読み取る、定電流方式のLED照明MG−Waveシリーズと、専用LEDコントローラからだけではなく、装置や機器からの直接電源供給により点灯・調光をすることができるMCV−Lightシリーズを有しており、「CE−14X8 R/W/B」はMCV−Lightシリーズでは初の同軸照明となります。
「CE−14X8 R/W/B」はモリテックスの標準品テレセントリックレンズMMLシリーズの作動距離である65mmから110mmで効率的な照明が可能となるよう設計されており、ユーザーはレンズとの組み合わせを悩む必要がありません。
モリテックスは、レンズ・照明・カメラを組み合わせたマシンビジョンシステムのリーディングカンパニーとして、本製品を、親会社であるSCHOTTグループと共同で世界に向けて積極的に販売してまいります。
■「CE−14X8 R/W/B」の特徴
・モリテックス製MML テレセンレンズとの適合性を追及し、高均一性を実現
・コンパクト設計。MG−Wave シリーズのMCEL,MCECシリーズに比べ照明全長で10〜20%の小型化を実現
・照明ケーブルをL字方向に取り出す構造を採用し、設置時の取り回しが容易
■「CE−14X8 R/W/B」の用途
・液晶のアライメントマーク
・ウェハ文字読み取り
・鏡面状の撮像物の画像処理
・その他半導体電子部品検査 など
■「CE−14X8 R/W/B」の仕様
*仕様は添付の関連資料を参照
■「CE−14X8 R/W/B」製品写真
*製品写真は添付の関連資料を参照
■定価:15,000円(税別)
■販売目標:発売開始後1年で500台
※本製品の発売による平成24年9月期業績に与える影響は織り込み済みです。
以上