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明電舎、黒煙を大幅に低減した非常用ディーゼル発電装置を販売
黒煙を大幅に低減した非常用ディーゼル発電装置
ZX−Eシリーズの販売を開始
株式会社明電舎(取締役社長 稲村純三)は始動時の黒煙を大幅に低減した新型非常用ディーゼル発電装置を製品化し、販売を開始します。
1.製品の概要
企業に環境重視の経営が求められる中、非常用ディーゼル発電装置の始動時に発生する「黒煙」の低減に対する要求は、近隣住民への配慮や企業イメージの面から、ますます強くなってきています。
当社はその対策に早くから取り組み、2006年にボルボ社製エンジンを採用して黒煙を低減した発電装置(450〜625kVA)を開発、製品化しました。しかしその後も、市場から要求される発電装置の容量は拡大しております。
これらのニーズに応えるべく、当社は、MTU社製エンジンを採用した750kVA及び1000kVAの開発を行い、この度新たに「ZX−E」シリーズとして製品化、販売を開始することとしました。
2.製品の特長
(1)燃料噴射システムと電子制御による最適制御
1)エンジン内に噴射する燃料を高圧にする事で、燃焼効率が良くなり黒煙の発生が抑えられます。
2)燃料噴射の制御は、電子制御により行われるため、最適な燃料制御が行われ、燃焼効率が良くなります。
※参考画像は関連資料を参照
(2)省スペース
1)エンジン小型化、装置内の最適配置設計により、従来機種(1000kVA)より容積比で5%、質量比で14%小型化しました。
2)全機器を搭載する事が出来るため、設置スペースが小さく出来ます。また、設置工事も簡単です。
(3)高機能化
1)発電機自動始動盤はマイコン制御対応
2)始動時間:停電検出から負荷投入まで10秒以内で完了
3)自動保守運転機能により定期保守運転が可能
※基本仕様につきましては、添付カタログをご参照ください。
3.価格・販売目標
販売価格:現行機種より10%〜20%の低価格を実現
目標台数:年間100台
※製品画像は関連資料を参照