住友電工情報システム、全文検索エンジン「ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ　Ｖｅｒ．８．１」を販売開始

全文検索エンジン「ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ　Ｖｅｒ．８．１」の販売を開始
〜Ｋｎｏｗ−Ｗｈｏ機能とシソーラス基本語辞書を標準で提供〜



　住友電工情報システム株式会社は、全文検索エンジン「ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ（クイックソリューション）　Ｖｅｒ．８．１」を開発し、本日より販売を開始します。


　ビッグデータ時代と言われる今日、企業内における情報量はますます増大し、重要な知識や情報は埋没して見つけにくくなっています。そのため、それらの情報を効率よく的確に検索し、活用するための大容量対応の社内検索システムのニーズが高まっています。

　今回、販売を開始する「ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ　Ｖｅｒ．８．１」では、専門的な知識やノウハウを持つ人あるいは部署を探し出し、組織内の情報や知識を共有し有効活用するためのＫｎｏｗ−Ｗｈｏ＊１機能を新たに追加しました。また、カタカナ表記と漢字表記等の同語義・類義語も含めて幅広く検索するために、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社が開発したシソーラス＊２基本語辞書を標準バンドルしました。さらに、検索結果のファイルを確認する際に、検索キーワードにヒットしたページがビューワで直接開くようになり、ファイルの中身を瞬時に確認できるようになりました。

　今回追加された主な機能の詳細は、下記のとおりです。


（１）Ｋｎｏｗ−Ｗｈｏの機能を追加
　検索画面のサイドバーに、検索結果に関連する人および部署をランク付けして一覧表示できるようになりました。表示方法は、人別か部署別かを１クリックで切り替えることができます。人・部署を選択して、絞込み検索をしたり、検索結果に関連する人・部署の連絡先といった付加情報を確認したりできます。これにより、利用者が調べたい内容について詳しく知っている人や部署を探し出し、組織内の情報や知識を共有・有効活用できます。

（２）シソーラス基本語辞書の標準バンドル
　従来オプションであったシソーラス基本語辞書を標準バンドルしました。シソーラス基本語辞書には、一般文書などでよく利用される用語を収集し、約１７万７千語の用語が含まれています。これにより、例えば、「タンパク質」で「蛋白質／プロテイン」を検索する等、同義語・類義語を含めた幅広い検索が標準でできるようになりました。

（３）サムネイル／ビューワの機能拡張（ＦＳモデル）
　ファイルサーバ検索において検索結果のファイルを確認する際に、検索キーワードにヒットしたページがビューワで直接開くようになりました。また、検索キーワードがハイライトされるほか、検索キーワードにヒットしたページだけをページ送りすることもできます。これにより、ページ数が多いファイルでも効率よく中身の確認が行えます。


　「ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ　Ｖｅｒ．８．１」は、フルスペックのＦＳモデルと基本機能に絞ったＤＢモデルがあり、どちらのモデルもファイルサーバ、Ｗｅｂサーバ、ＲＤＢ等を標準で検索可能です。ＦＳモデルの本体標準価格は１２０〜９００万円（税別）で、ＤＢモデルの本体標準価格は８０〜６００万円（税別）です。

　当社は、今後もますます需要が見込まれるエンタープライズサーチの市場において、時代のニーズを先取りした検索エンジンの開発に取り組んでいきます。


以上


＊１　Ｋｎｏｗ−Ｗｈｏ：組織内で「誰が何を知っているか」「どこに経験者やエキスパートがいるか」など、社内の人的資源情報を蓄積し、それらを検索で活用する仕組み

＊２　シソーラス：言葉を表現は異なるが同じ意味のことば（同義語）に分類した辞書


【補足資料】

■ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ　Ｖｅｒ．８．１で新たに追加されたその他の機能
　（１）Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　ＳｈａｒｅＰｏｉｎｔ　２０１０に対応（ＦＳモデル・オプション）
　　ＳｈａｒｅＰｏｉｎｔ上のドキュメントライブラリのコンテンツを検索・閲覧できるようになりました。
　（２）ＬｉｂｒｅＯｆｆｉｃｅに対応
　　文書ファイルの検索対象形式として、ＬｉｂｒｅＯｆｆｉｃｅ（３．４以降）に対応しました。
　（３）文書ファイルの所有者情報の検索
　　文書ファイル連携において、ファイルの所有者情報を属性フィールドとして取得し、検索できるようになりました。
　（４）検索対象単位でのサジェスト機能を追加（ＡＰＩ使用時）
　　ＡＰＩ使用時において、検索対象単位でキーワード候補（サジェスト）を蓄積できるようになりました。
　（５）Ｔｏｍｃａｔ　７対応
　　Ｗｅｂアプリケーションの動作環境がＡｐａｃｈｅ　Ｔｏｍｃａｔ　７になりました。

■ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎの主な特長
　１．　大容量・高速（１台のＰＣサーバで３ＴＢ、３０００万文書のデータを検索。
　　　　３ＴＢ以上は分散検索で対応。１０００万件のデータを０．１秒で検索）
　２．　辞書メンテナンス不要
　３．　多言語対応
　４．　連続運用が容易（インデックスの差分更新、インデックスサーバ機能）
　５．　充実した権限管理機能
　６．　多彩なデータ形式に対応
　　　　（ファイルサーバ／Ｎｏｔｅｓ／ＲＤＢ／ＸＭＬに強い。動的生成Ｗｅｂコンテンツも検索可能）
　７．　分析系機能の充実
　　　　（キーワード抽出、関連語抽出、可視化、クラスタリング、シソーラス構築支援機能等）
　８．　カスタマイズが容易（純国産。Ｊａｖａで実装されておりプラットフォームを選びません）
　９．　クラウド対応（仮想化環境への対応、大容量、分散検索による拡張性、高速ビューワ連携等）


　・ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
　・Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ、ＳｈａｒｅＰｏｉｎｔは、米国Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
　・ＬｉｂｒｅＯｆｆｉｃｅは、Ｔｈｅ　Ｄｏｃｕｍｅｎｔ　Ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
　・Ｎｏｔｅｓは、米国ＩＢＭ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
　・Ｊａｖａは、米国Ｏｒａｃｌｅ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
　・その他、本書に記載されている会社名・製品名等は、各社の商標または登録商標です。


■Ｗｅｂサイト
　ＱｕｉｃｋＳｏｌｕｔｉｏｎ　http://www.sei-info.co.jp/quicksolution/


■住友電工情報システム株式会社の概要

　（１）設立　１９９８年１０月１日
　（２）資本金　４．８億円
　（３）従業員数　４２０名
　（４）代表者　代表取締役社長　白井　清志
　（５）本社所在地　大阪市淀川区西宮原２−１−３（ＳＯＲＡ新大阪２１ビル）
　（６）事業内容　各種業務用ソフトウエアの開発・販売・保守、パッケージ・ソフトの開発・販売・保守他