ＪＥＩＴＡ、６月の民生用電子機器国内出荷実績など発表

２０１２年　６月民生用電子機器国内出荷実績



＜６月の概況＞
　民生用電子機器の６月国内出荷金額は１，４５６億円（前年比４２．０％）と１１ヶ月連続でマイナスとなった。
　分野別に見ると、映像機器は７８２億円（前年比２８．０％）と１１ヶ月連続でマイナスとなった。
　音声機器は８０億円（前年比７４．９％）と１８ヶ月連続でマイナスとなった。
　カーＡＶＣ機器は５９５億円（前年比１０５．６％）と７ヶ月連続でプラスとなった。


＜製品別の動向＞

　・薄型テレビ計は５５７千台（前年比１９．７％）となった。
　　サイズ別では、２９型以下が１６６千台（前年比１５．３％）、３０〜３６型が１８３千台（同１６．７％）、３７型以上が２０７千台（同３２．４％）となった。
　　サイズ別構成比は、２９型以下が２９．８％、３０〜３６型が３２．９％、３７型以上が３７．３％と、３７型以上の比率が増加している。
　・内数区分の３Ｄは１１９千台（同６７．１％）、薄型テレビ全体に占める割合は２１．５％となった。
　　４０型以上の薄型テレビ全体に占める３Ｄの割合は６２．６％であった。
　・また、インターネット動画対応は２８７千台（同１６．５％）となった。

　・ＢＤレコーダ／プレーヤは３１６千台（前年比３９．３％）と約６割のマイナスとなった。
　　その内訳は、ＢＤレコーダが２８５千台（同３６．９％）、ＢＤプレーヤが３１千台（同９８．２％）となった。
　　また、３Ｄ対応は２５８千台（同４３．３％）、ＢＤレコーダ／プレーヤ全体に占める割合は８１．５％となった。
　・ＤＶＤビデオは６７千台（前年比３６．０％）となった。
　・ビデオ一体型カメラは１１７千台（前年比８３．７％）と２ヶ月連続のマイナスとなった。
　　また、上半期（１〜６月計）実績は８７２千台（前年同期比１１４．２％）と、過去最高実績となった前年に対し１割以上増と好調に推移している。

　・ラジオ受信機は１２２千台（前年比４７．０％）と３ヶ月連続でマイナスとなった。
　・ＩＣレコーダは１１５千台（前年比１１８．８％）と好調を維持し７ヶ月連続のプラスとなった。
　・ステレオセットは６２千台（前年比１２２．４％）と９ヶ月ぶりに２桁増のプラスとなった。
　・アンプは１３千台（前年比８９．４％）と７ヶ月ぶりにマイナスとなった。
　・スピーカシステムは２７千台（前年比５７．５％）と１２ヶ月連続でマイナスとなった。

　・カーＣＤプレーヤは２９４千台（前年比９６．９％）と４ヶ月ぶりにマイナスとなった。
　・カーカラーテレビは１１２千台（前年比１９３．０％）と１１ヶ月連続のプラスとなった。
　　カーＤＶＤは１８千台（同９７．６％）と４ヶ月ぶりにマイナスとなった。
　・カーナビゲーションシステムは５６１千台（前年比１１６．８％）と９ヶ月連続でプラスとなった。
　　ソース別構成比は、ＣＤ／ＤＶＤ−ＲＯＭタイプが１．７％、ＨＤＤタイプが３５．５％、フラッシュメモリその他が６２．８％であった。また、フラッシュメモリその他の内数であるＰＮＤは７５千台（同６５．１％）と２ヶ月ぶりにマイナスとなった。
　　カーナビゲーションシステムの前年比が若干鈍化しているのは、ＰＮＤの減少によるもので、これ以外のものは依然として好調に推移している。
　・ＥＴＣ車載ユニットは３６８千台（前年比１４０．１％）と６ヶ月連続でプラスとなった。


※表・グラフ資料は添付の関連資料を参照