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日本HP、次世代型の連携重複排除バックアップソリューションを発表
次世代型の連携重複排除バックアップソリューション
「HP StoreOnce Catalyst」を発表
業界最高性能を実現。バックアップアプライアンスとサーバーが連携し
適材適所の重複排除と一元管理が可能に
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)は本日、バックアップ製品「HP StoreOnceBackup Systemファミリ」のラインアップを拡張し、新たに連携重複排除バックアップソリューション「HP StoreOnce Catalyst」を発表します。
本製品により、バックアップパフォーマンスを大幅に向上するとともに、アプリケーションサーバーからバックアップサーバー、バックアップアプライアンスまで単一テクノロジーによる適材適所の重複排除と一元管理を実現し、仮想化統合/クラウド基盤におけるバックアップの効率化に貢献します。
日本HPでは、次世代ITインフラ実現に向けた戦略「HP Converged Infrastructure」を推進しており、その中核を担う仮想化ストレージ製品のフォーカスソリューションの一つとして、独自の重複排除技術を採用したバックアップ製品「HP StoreOnce Backup Systemファミリ」を展開しています。一方で、昨今の仮想化およびクラウド化の進展にともない、従来型の重複排除では、仮想化統合/クラウド基盤におけるバックアップ運用に様々な課題を抱えるようになっているのが実状です。また、リモート拠点での情報管理や災害対策ニーズの高まりに対し、今まで以上に低コストで効率的なバックアップ運用も求められています。
そこで今回、こうした仮想化統合/クラウド基盤におけるバックアップの課題を解消し、効率的なバックアップ運用を支援する、新しい連携重複排除バックアップソリューション「HP StoreOnce Catalyst」を発表します。本製品は、バックアップアプライアンスがバックアップソフトウェアと連携して動作し、重複排除処理とデータ移動を最適化し、システム上で分散実行します。これにより、毎時最大100TBのバックアップ速度と、毎時最大40TBのデータリカバリ速度を単一システムで実現します。これは業界最高性能であり、同クラスの他社製品に比べ、バックアップ速度は3倍、データリカバリ速度は5倍を達成(*1)しています。
さらに、「HP StoreOnce Catalyst」では、単一テクノロジーで、アプリケーションサーバーからバックアップサーバー、バックアップアプライアンスまで、適材適所でデータの重複排除を行うことができます。重複排除されたデータは、不要な復元処理をすることなく、直接データ格納先に移動することが可能になるだけでなく、重複排除データの一元統合管理を実現します。
バックアップソフトウェアは、「HP Data Protector」、「Symantec OST」(NetBackupおよびBackup Exec)(*2)をサポートします。また、HPは「HP StoreOnce Catalyst」用のソフトウェア開発キット(SDK)を公開しており、今後は、サポート対象のバックアップソフトウェアを拡大していく予定です。
製品名:HP B6200 StoreOnce Catalyst DP ライセンス(HP Data Protector用)
希望小売価格:3,150,000円(税抜3,000,000円)
販売開始日:7月19日
製品名:HP B6200 StoreOnce Catalyst OST ライセンス(Symantec NetBackup および Backup Exec用)
希望小売価格:3,150,000円(税抜3,000,000円)
販売開始日:7月19日
<「HP StoreOnce Catalyst」の特徴>
≪業界最高性能のバックアップパフォーマンス≫
「HP StoreOnce Catalyst」は、連携重複排除技術を搭載し、重複排除の最適化と分散処理、およびネットワーク負荷の軽減によりバックアップ性能とリストア性能の大幅な向上を実現しています。同クラスの他社製品との比較では、バックアップ性能で3倍、リカバリ性能で5倍(*1)と、業界最高性能を達成しています。
これは、他社製品で約1週間かかるリカバリ作業を、わずか1日で終えることができることを意味しています。
≪適材適所の重複排除を実現≫
単一テクノロジーで、アプリケーションサーバー、バックアップサーバー、バックアップアプライアンスの3種類の重複排除処理をサポートします。各アプリケーションの負荷やバックアップの運用形態にあわせて、サーバー上(ソース)の重複排除と、バックアップアプライアンス(ターゲット)の重複排除を、適材適所で選択することができます。対応するバックアップアプライアンスは、当社の最上位モデル「HP B6200」です。また、バックアップソフトウェアは、「HP Data Protector」と「Symantec OST」(NetBackupおよびBackup Exec)に対応します。
≪重複排除のデバイス、ソース、ターゲットを一元統合管理≫
システム全体にわたって、単一テクノロジーにより重複排除ベースのバックアップを構築することができます。今までのように、アプリケーション毎にアプライアンスやバックアップソフトを使い分け、別々に管理する必要はなく、単一のバックアップソフトウェアで、各バックアップソースとターゲットとなる「HP B6200」を統合管理することができます。
≪「HP B6200」の高可用性で企業の統合バックアップをサポート≫
連携するバックアップアプライアンス「HP B6200」は、冗長ノードエンジンと自律型リスタート機能を備え、バックアップ処理の高可用性を実現します。アプライアンス上のいかなる障害においてもバックアップ処理のダウンタイムを最小にし、24時間365日の自動継続運用を支援します。
≪「HP B6200」の優れたスケーラビリティでクラウド基盤に対応≫
「HP B6200」は、最小2ノードから最大8ノードまで、容量と性能、両方の需要に応じて、任意に拡張が可能です。今回の「StoreOnce Catalyst」機能強化により、同じノード数でも処理性能は、最大4倍となりスケーラビリティが大幅に向上しました。予測できない需要にも柔軟に対応でき、仮想化、クラウド基盤のバックアップに最適です。
■新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
HP StoreOnce Backup System:http://www.hp.com/jp/storeonce/
*1:2012年7月18日時点で、主要な競合他社が一般的に公開しているデータを基にHP社内で比較分析した結果に基づく。
*2:「Symantec OST」では、アプリケーションサーバー上の重複排除は未サポート。
また、「Backup Execのサポートは、2012年8月開始予定。
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
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カスタマー・インフォメーションセンター TEL:03−5749−8291
ホームページ:http://www.hp.com/jp/
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2012年7月