イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

矢野経済研究所、民生用加速度・角速度センサの世界市場に関する調査結果を発表

2012-07-24

民生用加速度・角速度センサの世界市場に関する調査結果 2012
〜スマートフォン、タブレットへの搭載が進展し、市場規模が急激に拡大〜



【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて民生用の加速度センサ・角速度センサ世界市場の調査を実施した。

 1.調査期間:2012年4月〜6月
 2.調査対象:センサデバイスメーカー
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

 <加速度・角速度センサとは>
  本調査における加速度センサとは、重力加速度を検出するセンサデバイスをさす。3軸加速度センサは立体的に加速度情報を捉える事が出来るために、各種モーション検知用に搭載機器が拡大している。MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)によるシリコンタイプが広く普及している。
  角速度センサ(ジャイロセンサ)とは、回転軸方向の角速度を検出するセンサデバイスをさす。2010年より三方向が検知可能な3軸タイプの量産が始まり、加速度センサと同様にMEMSによるシリコンタイプの市場拡大が進んでいる。
  いずれも、スマートフォンやタブレット、ゲーム機器、DSC(デジタルスチルカメラ)などに搭載される民生用を対象とし、車載用は含まない。


【調査結果サマリー】

◆2011年度の民生用加速度センサ世界市場は、引き続き高い伸びで成長が継続し、前年度比40.4%増の11億3,900万個に達する
 2011年度の民生用加速度センサ世界市場規模は、2009年に本格的に市場が立ち上がったスマートフォン向けMEMS3軸加速度センサの拡大が市場を牽引し、前年度比40.4%増となる11億3,900万個(メーカー出荷数量ベース)と推計した。

◆2011年度の民生用角速度センサ世界市場は、スマートフォン向けやタブレット向けの需要が立ち上がり、前年度比55.9%増となる4億9,940万個に達する
 これまでデジタルカメラ向けやゲーム機器向けが中心であった民生用角速度センサは、2010年からスマートフォン向けの採用が始まり、2011年から市場が立ち上がった。このため、2011年度の民生用角速度センサ世界市場規模は前年度比55.9%増の4億9,940万個(メーカー出荷数量ベース)と推計した。

◆2012年度以降も拡大基調が継続し、2017年度における民生用加速度センサ世界市場は26億1,920万個、民生用角速度センサ世界市場は14億7,410万個(いずれもメーカー出荷数量ベース)と予測
 2012年度以降もスマートフォンやタブレットの普及拡大に合わせて、民生用加速度センサ・角速度センサの世界市場は高い成長が期待出来る。また、加速度センサと角速度センサ、地磁気センサを1パッケージにした多軸センサの製品採用も2013年から活発化する見込みである。


【資料発刊】
 資料名:「2012−2013 圧力・加速度・角速度センサの徹底研究」
 http://www.yano.co.jp/market_reports/C54300600


※以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版