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富士通マーケティング、中堅中小企業向けクラウド基盤サービスを提供開始
中堅中小企業向けクラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS」を提供
〜中堅中小企業の持たざる経営を支えるワンストップのクラウド基盤サービスを実現〜
株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川 章、以下:FJM)は、このたび中堅市場向けのITインフラソリューションサービス「AZSERVICE(アズサービス)」のラインナップを拡充し、中堅市場に特化したクラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS(アズクラウド イアース)」を8月より提供開始します。
新サービス「AZCLOUD IaaS」(注1)は、基幹業務システム向けに、初期環境構築サービス、閉域VPN環境、運用サポートまでをクラウド基盤にセット化して提供する仮想プライベートクラウド(注2)です。クラウド基盤には1,200社以上の導入実績と長年のインターネットサービスの提供で培った運営ノウハウを持つニフティ株式会社(以下:ニフティ)のクラウド基盤を採用しており、安心安全かつ柔軟なクラウド環境を必要な時に必要な分だけ低価格で利用できます。既存システムのクラウド環境への移行や、「AZCLOUD IaaS」上に業務アプリケーションGLOVIA smart(グロービア スマート)シリーズなどを組み合わせた最適なシステムを提供することで、中堅中小企業のお客様の経営をサポートします。
これまでクラウドの自社システムへの導入は大手企業が中心となっており、中堅中小企業にとっては、クラウド化への関心は高いものの、セキュリティへの懸念や専門の情報システム要員が少ないなどの要因により、導入まで至らないケースが多くなっていました。さらには、大手企業では部門別や業務別など多くのシステムが存在するため、システムごとの段階的なクラウドの導入が可能となっていますが、中堅中小企業においては、経営に対するシステム投資の影響が大手企業に比べて大きいため、メール、グループウェアなど一部業務でのSaaSの利用が中心となっており、インフラにおけるクラウド導入は進みにくい状況となっています。
一方、中堅中小企業においても、昨今の厳しい経済環境を踏まえ、市場の変化や新規ビジネスへの迅速な対応、事業継続強化をITで実現するためには、システム運用も含めた業務効率化や将来にわたる運用コスト、負荷軽減のためのクラウド導入が不可欠となっています。
そこで、今回、中堅中小企業の基幹業務システム向けクラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS」を提供します。
「AZCLOUD IaaS」は、会計・人事給与システムに加え、販売管理、生産管理など自社の強みを活かしたカスタマイズが必須となっている基幹業務システムに対してクラウドの利用を可能にする、オールインワンのクラウド基盤サービスです。
クラウド基盤の利用に必要な構築サポート、運用支援、そしてセキュアなネットワークである閉域VPN環境をセット化し、トータルで提供します。
今回、クラウド基盤には、すでに1,200社以上の導入実績を持つニフティのクラウド基盤を採用し、FJMの持つノウハウや技術力により、GLOVIA smartシリーズなどの業務アプリケーションを組み合わせた最適なシステムを提供することで、中堅中小企業のお客様の経営をサポートします。
【「AZCLOUD IaaS」の特長】
1.オールインワン&ワンストップ
仮想プライベートクラウドに必要な初期環境構築サービス、閉域VPN環境、運用サポートまでをセット化して提供します。
・これまでユーザ様自身がコンソール画面で行っていた初期設定を、専門技術を持つSEが行い、お客様が必要とされる構成済みのクラウド環境をご提供します。
・クラウド利用に必要な回線の手配やセキュリティの構築も全てセット化しているため、安心・安全なクラウド環境を手軽に利用できます。
2.高い信頼性
高いSLA(注3)と数多くの導入実績を持つニフティの堅牢なクラウド基盤と、インターネット網を利用しない閉域VPN回線により、お客様のデータを「AZCLOUD IaaS」に安心して預けていただけます。
3.利用しやすい料金体系
月額定額制により業務システムの利用コストが固定化できるため、事業計画に沿ったご利用しやすい料金体系となっています。
・ビジネスや利用範囲の拡大に合わせたサーバ増設の際は、必要な作業も月額費用に含まれているため、コストを抑えたシステム拡充が実現できます。
・業務アプリケーションGLOVIA smartシリーズと組み合わせて利用する場合は、アプリケーションを月額利用料でご利用いただける料金体系もご用意しています。
4.お客様の経営をサポート
クラウド環境の利用により、お客様の将来的な経営を見据えた柔軟なシステムを構築します。
・自社で機器を保有しないため、機器の入れ替えや管理・運用負荷、コストを削減しながら、お客様の成長に合わせて段階的なクラウド環境への移行が可能となります。
・「AZCLOUD IaaS」にGLOVIA smartシリーズやパートナーの持つ業務アプリケーションを組み合わせて提供することで、基幹システムの維持・運用が軽減され、お客様は本業に対して経営リソースの集中が可能となります。
【利用イメージ図】
*「利用イメージ図」は添付の関連資料を参照
【サービスメニュー】
*「サービスメニュー」は添付の関連資料を参照
【サービス内容および販売価格】(*表形式は添付の関連資料を参照)
製品名 AZCLOUD IaaS
サービス内容 ・仮想環境リソース(仮想サーバ)(※)
・クラウド初期環境構築サービス
・閉域VPN接続サービス
・運用サポートサービス(コールセンター)
販売価格(税別) 初期費用:291,000円から
月額費用:82,000円から
製品名 AZCLOUD IaaS オプションサービス
サービス内容 ・モバイル接続オプション
・インターネットオプション
・運用代行サービス
・訪問サポートサービス
・クラウド移行コンサルティング
販売価格(税別) −
※上記構成はサーバ1台を含みます。スペック変更、2台目以降の増設では「仮想環境リソース」のみ費用が追加されます。
【ビジネス展開】
FJMでは、これまで業種業務アプリケーション「GLOVIA smart」「GLOVIA smart きらら」や、ITサービス「AZSERVICE」など、中堅中小企業のお客様に最適な商品拡充に注力しています。今回クラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS」を中堅中小企業向けの業務系システム基盤として提供することで、ITインフラ分野でのサービス強化を図ります。
今後はFJMの直販に加え、全国のパートナーを通じてお客様への販売およびサポートを行います。また、パートナー向けの研修会の実施やIaaS環境におけるシステム開発ガイドラインの提供など、「AZCLOUD IaaS」の提供に向け、必要な技術、ノウハウをパートナーと共有し、パートナーと連携したきめ細かいサービスを提供していきます。「AZCLOUD IaaS」と富士通グループやパートナーの持つさまざまなクラウド素材を組み合わせることで、お客様に使いやすい付加価値の高いサービスを提供していきます。
【販売目標】
今後3年間で1,000社。
【関連リンク】
・「AZCLOUD IaaS」紹介サイト
http://jp.fujitsu.com/fjm/solution/itis/azcloud/azcloud_iaas/
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【注釈】
注1 IaaS(Infrastructure as a Service)
CPU、メモリ、ストレージなどの基盤を、仮想化されたサーバなどの形でネットを通じて必要なだけ利用するサービス。
注2 仮想プライベートクラウド(VPC/Virtual Private Cloud)
パブリッククラウドで、導入の容易さ、コストパフォーマンス等の利点を享受しつつ、プライベートクラウド並の高いセキュリティを利用できるサービス。
注3 SLA(Service Level Agreement)
利用者にサービスの品質を保証する制度。サービス品質の保証項目や、規定などをサービス契約に含めることを指す。
以上
≪お客様お問合せ先≫
株式会社富士通マーケティング マーケティングセンター
電話:0120−835−554(フリーダイヤル)
受付時間:9時から12時、13時から17時(土曜日、日曜日、祝日、12月28日から1月3日を除く)