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矢野経済研究所、自然派・オーガニック化粧品市場に関する調査結果を発表
自然派・オーガニック化粧品市場に関する調査結果 2012
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の自然派・オーガニック化粧品市場の調査を実施した。
1.調査期間:2012年4月〜6月
2.調査対象:化粧品メーカー、小売店等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話および店頭調査
<自然派化粧品とは>
本調査における自然派化粧品とは、(1)天然植物原料を主成分としている、(2)化学合成成分の配合を抑制している、の2つともあてはまる化粧品をさす。
<オーガニック化粧品とは>
本調査におけるオーガニック化粧品とは、(1)第三者機関のオーガニック認証を取得している、(2)使用原料の大部分を自社及び提携農園のオーガニック素材を使用している、(3)ブランドラインアップの大部分にオーガニック素材を用いている、のいずれかがあてはまる化粧品をさす。
<調査結果サマリー>
◆2011年度の自然派・オーガニック化粧品市場は前年度比6.7%増の93,000百万円
自然派・オーガニック化粧品市場は、敏感肌女性の増加、安全・安心志向の高まり、エコやロハスなど環境を重視したライフスタイルを意識する消費者の増加、社会貢献に配慮した道徳的消費(エシカル消費)の高まりを背景に、近年急速に拡大している市場であり、2011年度の市場規模は、前年度比6.7%増の93,000百万円(ブランドメーカー出荷金額ベース)となった。
◆「エイジングケア」「美白」など機能性製品やエントリー価格帯の製品が増加
本来、「自然派」や「オーガニック」を訴求してきた自然派・オーガニック化粧品であるが、他ブランドとの差別化のために、「エイジングケア」や「美白」などの機能を持つシリーズが増加、また、他ブランド利用者を自然派・オーガニック化粧品にブランドスイッチさせるため、手頃なエントリー価格帯の製品も増加している。
◆将来予測:今後も着実に成長していく
環境を重視したライフスタイルの定着に加え、自然派・オーガニック化粧品の消費者における認知度も上昇し、市場は着実に成長を続けると考える。2012年度の自然派・オーガニック化粧品市場を、98,700百万円(前年度比6.1%増、ブランドメーカー出荷金額ベース)と予測する。
【資料発刊】
資料名:「2012年版 自然派・オーガニック化粧品マーケティング総鑑」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C54201200
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照