大日本印刷、東京富士美術館の美術作品画像データ貸出サービスを開始

東京富士美術館の美術作品画像データ貸出サービスを開始
Ｗｅｂサイト「Ｉｍａｇｅ　Ａｒｃｈｉｖｅｓ」よりデジタル画像を提供

　※参考画像は関連資料を参照


　財団法人東京富士美術館と、大日本印刷株式会社の１００％子会社で美術関連のコンテンツビジネスを行う株式会社ＤＮＰアートコミュニケーションズは、美術館の収蔵作品画像提供に関する契約を締結し、東京富士美術館収蔵作品の画像データ貸出サービスを１１月３０日より開始します。

【背　景】
　東京富士美術館は、１９８３年１１月に東京都八王子市に設立され、日本・東洋・西洋の絵画、版画、書、彫刻、工芸、武具、刀剣、写真など、さまざまなジャンルの作品約３万点を収蔵しています。とりわけルネサンス時代から印象派、現代美術に至る西洋絵画５００年を一望にできる油彩画コレクションと、１９世紀中葉の写真の誕生から現代に至る写真コレクションは、国内でも有数の質と量を誇っています。

　またＤＮＰアートコミュニケーションズは、国内外の美術館が収蔵する文化資産について、画像データの貸出業務および権利処理業務、コンサルティング業務などを行っています。これまでに、ルーヴル美術館をはじめとするフランス国立美術館連合、イギリスの大英博物館、アメリカのボストン美術館やフィラデルフィア美術館、ドイツのベルリン美術館、日本の東京国立博物館や東京都江戸東京博物館など数多くの美術館の収蔵作品を取り扱っています。

　今回の契約締結により、東京富士美術館に収蔵されている作品より、ルネサンスから近代の西洋絵画や桃山時代から現代の日本絵画の名品を中心に画像データの貸出を開始します。


【貸出サービスの内容】
　貸出を開始する画像データは、東京富士美術館が収蔵する絵画作品約１００点から開始します。主な作品として、アルブレヒト・デューラー、ウジェーヌ・ドラクロワ、クロード・モネ、エドゥワール・マネ、ピエール＝オーギュスト・ルノワールなど、人気の高い西洋絵画の巨匠たちによる名品をラインナップしました。

　利用者は、ＤＮＰアートコミュニケーションズが運営するＷｅｂサイト「Ｉｍａｇｅ　Ａｒｃｈｉｖｅｓ（イメージアーカイブ）」で使用したい作品の画像を申し込むことにより、デジタル画像をダウンロードできます。

　Ｉｍａｇｅ　ＡｒｃｈｉｖｅｓのＵＲＬ：http://search.dnparchives.com/


　作品は、作品名、作家、年代、モチーフ（風景、人物、季節など）の項目で、検索できます。

　ダウンロードした画像データは、出版物（書籍、雑誌、教科書、教材など）、商品（絵葉書、カレンダー、複製画など）、ＴＶ番組、ビデオ、ＤＶＤなどの映像、広告関連媒体（新聞、雑誌、ポスター、ＰＯＰなど）、Ｗｅｂサイト、デジタル商品（電子書籍、デジタルサイネージなど）に利用することが可能です。

　価格は、用途および出版物や商品などの数やサイズによって異なります。


【今後について】
　今後も東京富士美術館は、「世界を語る美術館」をモットーとして国内はもとより国外の美術館や文化機関とも友好関係を結びながら、多角的な活動を推進していきます。

　またＤＮＰアートコミュニケーションズは、提携する国内外の美術館や博物館を拡げ、美術と歴史の専門フォトライブラリーとして、コンテンツを充実させていきます。さらに、利用者への利便性を一層向上するために、美術作品に関わる権利処理業務やコンサルティング業務を拡充していきます。


　財団法人東京富士美術館：所在地：東京　館長：五木田　聡

　大日本印刷株式会社　　　：本　社：東京　社長：北島　義俊　資本金：１，１４４億円

　株式会社ＤＮＰアートコミュニケーションズ：本社：東京　社長：伊藤　豊　資本金：３億円