丸紅、アンゴラ共和国から繊維工場リハビリ請負契約を約２５０億円で受注

アンゴラ共和国　繊維工場リハビリ請負契約受注の件



　丸紅株式会社（以下「丸紅」）は、アンゴラ共和国・地質鉱山工業省より同国首都ルアンダ市内の繊維工場リハビリ請負契約を受注しました。受注金額は約２５０億円、完工は２０１３年５月を予定しています。

　丸紅では、２００２年４月まで続いた内戦で疲弊したアンゴラ共和国の繊維産業及び農業（綿作事業）の再興及び雇用創出を目的に、同国内繊維工場３か所（在ルアンダ、ベンゲラ及びドンド）を対象として、既存工場の改修工事、設備納入から据付までを一括で請け負うべく交渉を続けてきました。
　今般受注したのは３か所のうちのルアンダ市内繊維工場リハビリ計画で、本契約には同国向けでは第一号となる国際協力銀行のバイヤーズクレジットが供与される事となります。

　残りの２工場についても、ベンゲラ市内繊維工場リハビリ計画（請負総額約４００億円）は本年８月末に契約調印済で現在契約発効手続中、また、ドンド市内繊維工場リハビリ計画（請負総額約４００億円）も年内の契約締結に向けて交渉を行っています。

　本リハビリ計画は最新鋭の紡績・織布・染色の設備及び自家発電・排水処理等のユーティリティ設備を既設の３工場に据え付けるもので、この実現により現在全量輸入に頼っている繊維製品のうち、ユニフォーム生地、シャツ生地、タオル、ベッドシーツ、ジーンズ生地等を自国で生産する事が可能となります。

　アンゴラ共和国では現在、繊維産業分野に加え、内戦で疲弊した各産業分野の大規模な再興計画が活発に進められており、丸紅は今後も各種案件の受注に向け積極的な取り組みを続けていく方針です。


以　上


※参考画像は、添付の関連資料を参照