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パナソニック電工、セルビアに照明器具用省エネ電子機器の製造会社を設立
セルビア共和国に照明器具用の省エネ電子機器を製造する新会社を設立
〜省エネ化の進む欧州照明市場での照明デバイス事業を強化〜
パナソニック電工株式会社(本社:大阪府門真市 社長:長榮 周作)は、セルビア共和国スビライナッチに照明器具用の省エネ電子機器(電子安定器)を製造する新会社を2010年11月に設立しました。新会社の名称は、パナソニック電工フォスロ・シュワーベ セルビア有限会社(Panasonic Electric Works Vossloh−Schwabe Serbia d.o.o.)。2010年度の設備投資額は約7,000万円(58万ユーロ)で、2011年1月から量産開始し、省エネ化の進む欧州での照明デバイス事業を強化します。
新会社は、当社が2002年に買収・子会社化した照明デバイスを製造・販売するパナソニック電工フォスロ・シュワーベ有限会社(以下、PEWVS本社:ドイツ リューデンシャイド市)の100%子会社で、資本金は約1億2,000万円(100万ユーロ)になります。従来外部で委託生産していた電子バラストをセルビアでの自社生産に切り替えていくことで、生産能力の向上とコスト削減をめざします。セルビアでの製造拠点の展開は、パナソニックグループとしては、今回が初めてとなります。
■欧州での照明デバイス事業の今後の展開について
パナソニックグループの照明事業は、パナソニックが担当する光源事業と当社が担当する照明器具事業・照明デバイス事業で展開しています。照明器具事業は、日本国内と中国などアジアの一部で展開。照明器具メーカーを顧客とする照明デバイス事業は、日・米(ULT)・欧(PEWVS)の3極体制で、展開しています。欧州では、EUの省エネルギー指令の影響を受けて白熱灯から蛍光灯、さらにLEDへ需要がシフトし、照明デバイスの電子化が急速に進むことが見込まれています。当社はLEDデバイスの展開も見据え、まず電子バラストの生産能力向上により、欧州での省エネ照明デバイス事業のさらなる拡大をめざします。
■新会社の概要
新会社名:パナソニック電工フォスロ・シュワーベ セルビア有限会社
(Panasonic Electric Works Vossloh−Schwabe Serbia d.o.o.)
所在地:セルビア共和国 スビライナッチ(Svilajnac,the Republic of Serbia)
設立:2010年11月
出資比率:PEWVS100%
資本金:約1億2,000万円(100万ユーロ)
(レート:1ユーロ=120円)
社長:Dirk Pophanken(ダーク・ポプハンケン)
従業員数:2010年度約60名(予定)
主な生産品目:電子安定器
生産能力:450万台(2011年度)
工場面積:2,250m2
【電子安定器】
※画像は、添付の関連資料を参照
以上