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協和電線、軽量で耐環境性に優れたフッ素樹脂アルミ電線を開発
協和電線 軽量で耐環境性に優れたフッ素樹脂アルミ電線を開発
古河電工グループの協和電線株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:石橋久和、以下当社)は、軽量ではんだ付けが可能なアルミを素線とするフッ素樹脂アルミ電線「KANZACCR〜ALC−T−ETFE」「KANZACCR〜ALC−T−FEP」を開発しました。
当社のフッ素樹脂アルミ電線は、アルミにすずコートを施した導体を用い、絶縁体にFEPやETFEなどのフッ素樹脂を用いた軽量・高信頼性電線です。アルミ導体は容易にはんだ付けが可能であり、絶縁体のフッ素樹脂は、電気的特性・耐熱性・耐薬品性等に優れるため、より過酷な環境に対応できます。
当社のフッ素樹脂電線シリーズは、銅・銅合金・鋼・ステンレス等のラインアップにアルミ導体が加わることで、さらに幅広いニーズに応えられるようになります。
導体のメタルコートからフッ素樹脂被覆までの一貫生産ができるという当社の強みを活かして、フッ素樹脂アルミ電線の販売を2012年5月から開始し、2013年度に2億円の売り上げを目指します。
<特長>
軽量・高信頼性電線です。
※参考画像は添付の関連資料を参照
・絶縁体:フッ素樹脂
すぐれた電気特性・耐熱性耐寒性・耐薬品性・耐候性・難燃性を有します。
フッ素樹脂としてはFEP、ETFEの他PFAが可能です。
・導体:すずコートアルミ
導体のアルミははんだ付けが可能、更に耐食性にも優れます。
導体へのメタルコートは、このすずの他ニッケル・銅・銀等が可能で、導体は、銅・銅合金・鋼・ステンレス等から選択でき、用途に応じた設計ができます。
<用途>
・軽量化が必要な自動車用配線材や電子機器、通信機器、高温機器。
・耐薬品性が必要な機器の配線材やリード線及びアンモニア冷媒周辺機器の配線材やモーター用巻線
など。
<協和電線株式会社 概要>
創業 1920年1月(大正9年1月)
資本金 7億2075万5千円
代表者 代表取締役社長 石橋 久和
従業員 100名
本社所在地 大阪市北区堂島浜2−1−9
主要製品 電線・ケーブル、めっき加工品、金属管・コルゲート
古河電工持株率 99.9%(平成24年3月現在)