ターボリナックス、超小型リナックスボード「μＰＸ−１」に無線機能を搭載した評価キットの販売開始

超小型リナックスボード「μＰＸ−１」に無線機能を搭載した評価キットの販売開始
〜超小型ＷｉＭＡＸモジュール（ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００）に対応〜



　ターボリナックス株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：森蔭政幸、以下ターボリナックス）と株式会社ピルクス（本社：東京都板橋区、代表取締役：岡田昇一、以下ピルクス）は、リアルタイムＬｉｎｕｘカーネルを採用した超小型ＡＲＭマルチファンクションボード「μＰＸ−１（マイクロピーエックスワン）」が、超小型ＷｉＭＡＸモジュール「ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００」に対応、１０月６日より「μＰＸ−１」と「ＳＷｉＭＷＳ２０００」をセットにした評価キットの販売を開始いたします。

　μＰＸ−１は、名刺半分サイズの超小型設計と広範囲な用途に適用可能なパフォーマンスを両立したＡＲＭマルチファンクションボードです。ピルクスが開発し、ターボリナックスが日本総販売元として提供しています。リアルタイムＬｉｎｕｘ　カーネル（Ｌｉｎｕｘ　２．６．３３）の採用により、正確な実行タイミング（リアルタイム性）が求められる制御装置や計測器、ロボットなどのプラットフォームとして精度の高い動作を実現します。ＡＲＭ９２６ＥＪ−ＳコアベースＡｔｍｅｌ　ＡＴ９１ＳＡＭ９２６３を搭載し、多様なニーズに対応する豊富な機能を５４ｍｍ×４２ｍｍの小型ボード上で実現しました。さらに、専用のオプション基板（上部・下部）でＥｔｈｅｒｎｅｔやＵＳＢ、ＫＤＤＩ通信モジュール、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈシリアルポート、ＧＰＩＯ（デジタル入出力）など各種インターフェース機能を拡張することができます。ＯＳはターボリナックスが開発する軽量の組み込み向けＬｉｎｕｘディストリビューションを搭載し、完全にオープンな開発環境をサポートいたします。

　今回、ＷｉＭＡＸモジュール（ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００）対応により、通信を要する組込み機器等の開発をより円滑に進めることが可能となりました。ターボリナックスでは、組み込みＬｉｎｕｘ市場における豊富な経験に基づき、デバイスドライバ開発や専用アプリケーション対応・移植ソフトウェア（ライブラリ）の提供など、総合的な受託開発サービスを合わせて提供いたします。製品力の向上や様々な用途への最適化など、更に進んだ開発ニーズに対して、各種組み込み機器及び周辺機器に対応したユーザーインターフェースやファームウェアなどの開発も行い、お客様の製品・サービスに最適な開発支援をハードウェア・ソフトウェア共にワンストップで提供いたします。

　本製品は１０月５日より幕張メッセで開催されている「ＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡ　２０１０」ＵＱコミュニケーションズ株式会社ブース（小間番号：３Ｂ１６）において、ＷｉＭＡＸモジュール搭載ソリューションとして展示いたします。


■製品仕様：μＰＸ−１
　ＣＰＵ：ＡＲＭ９（ＡＴ９１ＳＡＭ９２６３　１９８ＭＨｚ）
　ＳＤＲＡＭ：１２８ＭＢ
　フラッシュメモリ：６４ＭＢ
　ペリフェラル：ＡＤＣ×８／ＭＩＣ−ＩＮ／Ａｕｄｉｏ−ＯＵＴ（Ｒ／Ｌ）／ＪＴＡＧ
　　　　　　　　　ＵＡＲＴ／ｍｉｃｒｏＳＤスロット
　ＯＳ：μＰＸ−１専用リアルタイムＬｉｎｕｘカーネル
　　　　　※各種パッケージを提供予定
　サイズ：５４ｍｍ×４２ｍｍ
　専用オプション基板による拡張機能：
　　　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ、シリアル、ＵＳＢ、ＫＤＤＩ通信モジュール、
　　　Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈシリアルポート、汎用入出力

■製品仕様
　ＷｉＭＡＸモジュール　ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００

■専用開発キット
　ＥｃｌｉｐｓｅベースのＧＵＩ環境を提供予定

■製品構成・価格
　μＰＸ−１　ＷｉＭＡＸモジュール評価キット：
　　オープン価格→１０月末迄のキャンペーン価格：１５０，０００円
　・μＰＸ−１本体
　・μＰＸ−１　ユニバーサルボード（ＰＸＵＢ００１−ＣＮ６０）
　・ＷｉＭＡＸモジュール拡張基板（ｕＰＸ−１　ＷＳ２０００）
　・ＷｉＭＡＸモジュール（ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００）
　・マニュアル
　・ｍｉｃｒｏＳＤ（クロス開発ツール／ＧＵＩ開発環境／ソースコード等収納）
　・ＡＣアダプタ
　・電源ハーネス
　・ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００用アンテナ
　・ＳＷｉＭ　ＷＳ２０００用同軸ケーブル

■製品ページ
　http://www.turbolinux.co.jp/products/embeddedlinux/linuxboard.html



※ＬｉｎｕｘはＬｉｎｕｓ　Ｔｏｒｖａｌｄｓ氏の商標です。ターボリナックスおよびＴｕｒｂｏｌｉｎｕｘは、ターボリナックス株式会社の商標または登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。