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NEC、利用者のジェスチャで情報を操作できるインタラクション技術を開発
NEC、ジェスチャで情報を操作できる自然なインタラクション技術を開発
NECは、場所や距離を意識することなく、利用者のジェスチャとプロジェクタからの映像表示を組み合わせて情報を操作できるインタラクション技術を開発しました。
開発した技術は、可動機構を備えた3次元形状の計測・認識を行うカメラと、小型映像プロジェクタを組み合わせて制御するものです。本技術により、リモコンやマウスなどの入力機器を使わずジェスチャにより機器間の情報の操作などを可能とするとともに、入力を支援する画像を任意の広範囲な場所に表示することが可能となります。これにより、直感的かつ操作結果が分かりやすい自然なインタラクションを実現します。
このたび開発した技術の特長は、以下のとおりです。
1.ジェスチャ入力と映像投影の統合により、直感的な操作を実現
3次元形状を計測するカメラを利用して、手や指の動き、形を操作入力として認識。これによりリモコン、マウス、キーボードなどの入力機器を利用せずに、端末間のデータ移動や編集、機器の操作などを実現。また、小型映像プロジェクタから、キーボードや選択した写真など入力を支援する画像を机や利用者の手など様々な場所に表示し、操作結果の分かりやすい自然なインタラクションを実現。
2.可動する計測カメラとプロジェクタにより、広範囲で高精度な操作を実現
可動する計測カメラとプロジェクタを統合制御。これにより、利用者のジェスチャ動作を広範囲に追跡しながら、高精度な入力と画像の投影が可能。また、距離の離れた複数の機器に対してその場所を指定し操作可能。
昨今拡大しているクラウドサービスにおいては、パソコンやスマートフォン、タブレット端末など情報端末の多様化が進展していますが、情報の表示はディスプレイ上に限られ、操作はリモコンやマウス、タッチ画面などの入力機器を用いて行う必要があります。
本技術を利用することで、入力機器を使わずに利用者の動きで複数の機器を操作可能となり、より自然なインタラクションインターフェースを実現します。また今後は、街頭の電子看板(デジタルサイネージ)のコンテンツをジェスチャで自由に操作したり、照明やエアコンなどディスプレイを持たない機器の周辺に情報を表示して操作するなど、様々な応用技術を開発してまいります。
NECでは今後も、自然で使いやすいインタラクション技術や製品の開発に積極的に取り組んでまいります。
【補足資料】ジェスチャで情報を操作できる自然なインタラクション技術のご紹介
※添付の関連資料「補足資料」を参照
・技術紹介動画はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=4JwvLLBFNt4&list=PL6A98EBC87F376E01&index=21&feature=plpp_video
以上