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矢野経済研究所、住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表

2012-05-16

住宅リフォーム市場に関する調査結果 2012〜2011年は下半期より回復、「住み継ぐ」リフォームが成長のカギ〜



【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて、住宅リフォーム市場の調査を実施した。

 1.調査期間:2012年2月〜2012年4月
 2.調査対象:住宅リフォーム関連事業者等
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、及び、文献調査併用


 <住宅リフォーム市場とは>
 本調査における住宅リフォーム市場とは、「10m2超の増改築工事」・「10m2以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関連」・「家具・インテリア等」の4分野をさす。


【調査結果サマリー】

◆2011年の住宅リフォーム市場規模は、前年比約3.1%増の6.1兆円

 2011年の住宅リフォーム市場規模は前年比約3.1%増の6兆1,319億円と推計する。2011年上半期は、震災の影響もあり大きく需要を落としたが、その後夏頃から回復し、下半期は昨年と比較しても10%を越える需要が発生し、結果的に年間でも前年比増と勢いづいた(図1)。


◆2012年の住宅リフォーム市場規模は、前年比約2%増の6.3兆円と予測
 2020年には、2011年比約23%増の7.5兆円と予測

 2012年の住宅リフォーム市場は、前年比約2%増の6.3兆円と予測する。市場拡大の期待要因としては、太陽光発電システムをはじめとした「創エネ」関連、復興支援・住宅エコポイントによる「省エネリフォーム」などが引き続き堅実に需要を引っ張っていくものと考える。しかし、それ以外のリフォーム需要は景気回復などの経済環境に左右され、また2011年下期の反動も懸念されるため、微増と予測した。
 政府がリフォーム市場の倍増を目標として掲げているが、2020年の住宅リフォーム市場規模は約7.5兆円(2011年比22.7%増)まで拡大すると予測した(図2)。


◆成長のキーワード:「創エネ」・「省エネ」、さらに大切なテーマ「住み継ぐ」

 太陽光発電システムをはじめとした「創エネ」設備を住宅に導入するというトレンドは、今後も継続して進むと考察する。加えて、住宅そのもので温熱環境のロスをなくす住宅の省エネ化と同時に省エネ設備機器の交換(照明・家電など)もあわせて進んでいくものと考える。
 より大きなテーマとして、既存住宅そのものを「資産」としてとらえ、「住み継ぐ」ためのリフォームという考えが浸透するかどうかが、これからのリフォーム市場の成長を大きく左右すると考える。今が、住宅リフォームに求められているトレンドが大きく変わるターニングポイントであると考える。


【資料発刊】
 資料名:「2012年版 住宅リフォーム市場の展望と戦略」
 http://www.yano.co.jp/market_reports/C54103000


*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照

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