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三菱電機、ケーブルテレビ事業者向け光通信システムの局側終端装置を発売
FTTHブロードバンドサービスへスムーズな移行が可能
ケーブルテレビ向け GE−PON OLT発売のお知らせ
三菱電機株式会社は、FTTHによるブロードバンドサービスを実現するGE−PON(※1)システムの新製品として、セキュリティ対策などの運用に即した機能を実装し、最大35km(※2)の長距離伝送を実現したケーブルテレビ事業者向けGE−PON OLT(※3)「AS−2000GLS3」を6月29日に発売します。
これにより、ケーブルテレビ事業者の設備投資・運用コストの削減とサービスの品質向上に貢献します。
※1 Gigabit Ethernet−Passive Optical Network:光ファイバーによる高速アクセス技術
※2 伝送路の損失が29dB以下の場合
※3 Optical Line Terminal:光通信システムの局側終端装置
*製品画像は、添付の関連資料を参照
<新製品の特長>
1.運用に即した機能により、FTTHへのスムーズな移行が可能
・不正IPアドレス通信拒否や不正利用者特定支援などのセキュリティ機能を実装
・ONU(※4)の自動登録機能やリモートシャットダウン機能などの運用機能を実装
※4 Optical Network Unit:光通信システムの加入者側終端装置
2.最大35kmの長距離伝送により、ネットワーク構築・運用費用の削減に貢献
・従来比1.75倍(※5)となる最大35km(※2)の長距離伝送を実現
・リピータ等の機器やサブセンターを設置することなく遠隔地の加入者へサービス提供が可能
・光デバイスなどの自社開発のキーデバイスにより高品質を実現
※5 当社従来機種「AS−1000GLS3」との比較
3.収容可能な世帯数を拡張し、省スペース化に貢献
・ポート数を従来比1.6倍(※5)の最大32ポートに拡張したことで、省スペース化に貢献
<発売の概要>
製品名:GE−PON OLT
形名:AS−2000GLS3
主な仕様:
ポート数:最大32
分岐数:1ポートあたり最大64分岐(※6)
外形寸法:437(W)×405(D)×177(H)mm
発売日:6月29日
販売台数:年間200台
※6 10km伝送の場合
<発売の狙い>
国内のブロードバンドサービスの契約数が拡大する中で、ケーブルテレビ事業者が提供するブロードバンドサービスの契約者数は年間5〜7%程度拡大しており、2011年12月末に590万世帯に達するなど(※7)、今後も年5%程度の増加が見込まれています。
従来、ケーブルテレビ事業者のブロードバンドサービスは同軸ケーブルを利用したHFC(※8)システムにより提供していますが、設備の老朽化対策や保守コストの削減、及び提供サービスの向上・充実を目的にFTTHサービスに移行するケーブルテレビ事業者が増加しています。一方で、システム移行に伴う運用の変更や、遠隔地の加入者への対応が課題となっていました。
当社は2007年よりケーブルテレビ事業者に高品質なGE−PONシステムを提供しておりますが、今回、ケーブルテレビ事業者の運用に即した機能を実装し、最大35kmの長距離伝送を実現した
GE−PON OLT「AS−2000GLS3」を発売することで、ケーブルテレビ事業者のサービスの向上と運用費用の削減に貢献します。
※7 総務省統計資料より
※8 Hybrid Fiber Coax:光ファイバーと同軸のケーブルを組み合わせたネットワーク技術
*システムイメージは、添付の関連資料を参照
<製作担当工場>
三菱電機株式会社 コミュニケーション・ネットワーク製作所
〒661−8661 兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番1号
TEL:06−6491−8031
<お客様からのお問い合わせ先/資料請求先>
三菱電機株式会社 通信事業部 通信第一部 第二課
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL:03−3218−6241 FAX:03−3218−6455
三菱GE−PONシステム紹介WEBサイト
http://www.mitsubishielectric.co.jp/service/carrier_network/gepon/index.html