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米ビシェイ、1100Wの定格電力を実現した小型パッケージ厚膜抵抗器を発表
ビシェイ社、業界初の57mmx60mmの小型パッケージで1100Wの定格電力を実現
した厚膜抵抗器を発表
非誘導型の新デバイス、12kVRMSの高い耐電圧、10秒で最大2200Wの過負荷能力を
提供
ビシェイ・インターテクノロジー社(米国ペンシルバニア州、NYSE:VSH、日本法人:ビシェイジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:小澤政治)は本日、+25°Cのヒートシンク温度で1100Wの定格電力を実現した、業界初の57mmx60mmの小型パッケージ厚膜抵抗器を発表しました。LPS1100は高温環境における優れたディレーティング性能と、幅広い抵抗値を提供します。
LPS1100厚膜抵抗器は、非誘導型(<0.1μH)で、1Ω〜1.3kΩ抵抗レンジを提供します。
この抵抗器は、ヒートシンクに簡単に取り付けられるような設計で、25mmの薄さで、79gの軽量、小型フットプリントを特徴とし、設計者は、最終製品の小型化が可能です。
※製品画像は添付の関連資料を参照
LPS1100は高電力能力と12kVRMSの高い耐電圧を備えており、電源、インバータ、コンバータ、HEV−EVバッテリ管理、スナバ、チョッパ、プリチャージ、放電、フィルタ、クローバ抵抗アプリケーションなどの用途を対象とします。汎用的な最終製品としては、風車型タービン、電車、X線及び透視台、大型の無停電電源(UPS)駆動装置などです。
LPS1100は、定格電力及び+25°Cで0.039°C/Wの接合−ケース間の熱抵抗を提供します。抵抗温度係数が±150ppm/°C、許容差が±1%〜±10%、動作温度範囲が−55°C〜+200°Cです。また、RoHS指令2011/65/EUに適合しています。
LPS1100のサンプルおよび製品は現在ご提供中で、量産時の標準納期は、8から10週間です。
<ビシェイ・インターテクノロジー社について>
ビシェイ・インターテクノロジー社はニューヨーク株式市場上場(VSH)のフォーチュン1000企業で、世界最大手のディスクリート半導体(ダイオード、MOSFET、赤外線オプトエレクトロニクス等)および受動電子部品(抵抗製品、インダクタ、コンデンサ等)メーカーのひとつです。同社の部品はコンピュータ、自動車、コンシューマー、通信、軍用、航空宇宙、電源、医療等多種多様な業界の製品に組み込まれています。ビシェイは革新的な製品、企業買収における優れた戦術、「ワンストップショップ」サービスで、業界のリーダーとしての地位を確固たるものにしています。詳細は、ビシェイ社のホームページをご参照ください。http://www.vishay.com