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三菱商事、豪州の一般炭炭鉱ジョイントベンチャーの生産能力を拡張
豪州ニューサウスウェールズ州ユーラン一般炭炭鉱の拡張意思決定
三菱商事は、100%出資子会社の三菱デベロップメント社(Mitsubishi Development Pty Ltd、以下:MDP社、本社:豪州シドニー)を通じ、同社が10%の権益を保有する豪州ニューサウスウェールズ州ユーラン一般炭炭鉱ジョイントベンチャー(以下:ユーラン炭鉱)の生産能力拡張(以下:ユーラン・ウェスト・プロジェクト)に関する意思決定を、エクストラータ・コール社(Xstrata Coal Pty Limited、本社:豪州シドニー)と共に行いました。本拡張に関わる投資総額は約13億豪ドル(約1,060億円、MDP社負担分:約106億円)で、拡張完了後のユーラン炭鉱の一般炭生産量は、現状の2倍以上となる年産約12.9百万トンを見込みます。
ユーラン炭鉱は、既存のユーランNo.3坑内掘一般炭炭鉱および本拡張部分に相当するユーラン・ウェスト・プロジェクトにより構成されており、 MDP社が10%、エクストラータ・コール社が90%の権益を保有しているユーラン・コール・マインズ社(Ulan Coal Mines Limited)が運営・操業を行っております。
ユーラン炭鉱の既存の生産能力は年産約6.2百万トンで、今回決定した拡張分の年産約6.7百万トンを加えると、年産約12.9百万トンとなります。本拡張の開発開始は2010年中となる見込みで、ロングウォール(長壁式採炭)方式を使用した操業開始は2014年を予定しております。尚、拡張分の操業期間は約18年を予定しております。
当社は本拡張を通じて、MDP社保有資産の拡大を図ることに加え、ユーラン炭鉱の販売戦略の下、販売代理店として、主要な販売先となる日本市場向けマーケティング活動をサポートします。
※ 関連資料参照
[ユーラン炭鉱概要]
[ユーラン炭鉱所在地図]