Article Detail
日本鉄鋼連盟、2月の普通鋼鋼材需給速報を発表
2012年2月普通鋼鋼材需給速報について
2月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(616.5万トン)比18.5万トン・3.0%減の597.9万トンと12ヵ月連続の減少となった。また、前月比では6.0万トン・1.0%増加した。
2月の出荷は、国内向けは400.4万トンで、前年同月比では13.4万トン・3.5%増と2ヵ月振りの増加となった。また、前月比では19.6万トン・5.1%増加した。輸出向けは200.1万トンで、前年同月比で23.9万トン・10.6%減となり、8ヵ月連続の減少となった。また、前月比では22.8万トン・12.8%増加した。
この結果、出荷合計では、前年同月(611.0万トン)比10.4万トン・1.7%減の600.6万トンと4ヵ月連続の減少となった。また、前月比では42.4万トン、7.6%の増加となった。
2月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(671.5万トン)比2.6万トン・0.4%減の668.9万トンで、2ヵ月振りの減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(530.7万トン)比1.9万トン・0.4%増の532.6万トンと2ヵ月連続の増加となった。また、問屋在庫は前月末(140.8万トン)比4.5万トン・3.2%増の136.3万トンと4ヵ月振りの減少となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(561.7万トン)比8.0万トン・1.4%減の553.6万トンと3ヵ月振りの減少となった。また、輸出船待在庫は前月末(109.8万トン)比5.4万トン・4.9%増の115.2万トンと2ヵ月連続の増加となった。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(11.5万トン減の161.0万トン)、亜鉛めっき鋼板(4.3万トン減の106.4万トン)、鋼管(1.2万トン減の49.2万トン)、ティンフリースチール(1.0万トン減の8.4万トン)であった。一方、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、小形棒鋼(4.3万トン増の68.5万トン)、鋼板(3.8万トン増の70.4万トン)、冷延広幅帯鋼(3.3万トン増の65.4万トン)、大形形鋼(1.2万トン増の8.0万トン)、H形鋼(1.0万トン増の26.7万トン)であった。
2月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の120.3%から8.9ポイント低下し111.4%となったが、11ヵ連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の147.5%から9.2ポイント低下し138.3%となった。
以 上
※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
・2012年2月分普通鋼鋼材需給(速報)総括表
・普通鋼鋼材在庫速報(2012年2月末)
・普通鋼鋼材品種別需給表(2012年2月 速報)
・普通鋼鋼材需給推移表(2012年2月 速報)