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富士フイルム、「FUJIFILM 3D計測システム」の新バージョンを発売

2012-03-27

3Dデジタルカメラの撮影画像から簡単に対象物の寸法・面積・立体形状を計測
「FUJIFILM 3D計測システム」新バージョンを発売
測定レンジ拡大、立体形状データ精度向上でより幅広い用途の計測アプリケーション開発が可能に



 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆(*1))は、3D計測専用デジタルカメラで撮影した3D画像から、対象物の寸法や面積、立体形状を簡単に計測できる「FUJIFILM 3D計測システム」の機能・精度を大幅に向上させた新バージョンを本日より発売します。本システムは、さまざまな用途の計測アプリケーションに活用することが可能です。

 *1 社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

 当社の「FUJIFILM 3D計測システム」は、対象物を専用デジタルカメラの左右のレンズで同時に撮影し、2つの画像から三角測距の原理を使って計測を行う仕組みを用いています。3D計測専用デジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3M」、専用キャリブレーション(※)データ、アプリケーションを作成するためのソフトウェア部品(ソフトウェア開発キット:SDK)で構成されており、本システムを用いて建築や工業製品などニーズに合った計測アプリケーションを開発いただけます。

 現在、建築・土木現場における測量や文化財、プラント、工業製品の形状計測など、多くの分野で寸法や形状の非接触での計測が必要とされていますが、これまで一般的だったレーザータイプの計測機などを用いた測定は、機材が高価で、大型のため持ち運びが難しく、専門知識を持った技師の操作が必要でした。
 しかし、平成22年の「FUJIFILM 3D計測システム」の発売後、本システムを採用した簡易計測用のアプリケーションがソフトウェア開発企業から提供され、どなたでも簡単に対象物の寸法・面積・立体形状を計測することが可能になりました。また企業の生産技術部門などにも採用され、独自の計測アプリケーションに組み込んで、プラントなどさまざまな用途の計測にご活用いただいています。

 今回の新バージョンでは同システムに実測補正機能を新たに追加し、測定レンジを従来の約60cm〜3mから約30cm〜10mへと大幅に拡大しました。また、カメラのキャリブレーション精度と処理精度の向上により、従来よりも滑らかな立体形状データの算出を可能にしました。これにより、建築現場やプラント等での大型の対象物の測量や現場記録から、工業製品や家具等、小型の対象物の3Dデータ取得までより幅広い用途の計測アプリケーション開発にご活用いただけます。
 なお、本システムは桜井(株)製簡易計測アプリケーション『StarPictMeasure(スターピクトメジャー)』、(株)アルモニコス製空間計測ソフトウェア『撮測3D(さっそくスリーディー)』に採用されています。

 富士フイルムは、平成21年に3Dデジタルカメラを発売し、新しい「映像」の楽しみ方を提案してきました。今後、当社の3D技術を「映像」だけでなく、「計測」の分野でもご活用いただけるよう、新製品開発や普及拡大を進めていきます。

 *参考図は添付の関連資料を参照


 ※:撮影した画像の歪みや周辺減光、2つのレンズのズレ量などを正確に測定しデータ化すること。



*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


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