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日本百貨店協会、2月の東京地区百貨店売上高概況を発表
平成24年2月東京地区百貨店売上高概況
I.概況
1.売上高総額 1,065億円余
2.前年同月比 −1.8%(店舗数調整後/2か月連続マイナス)
3.店頭・非店頭 店頭0.2%(87.3%):非店頭−13.9%(12.7%)の増減()内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 13社26店(平成24年1月対比±0店)
5.総店舗面積 915,720m2(前年同月比:−1.5%)
6.総従業員数 18,819人(前年同月比:−8.2%)
7.3か月移動平均値 7−9月−2.5%、8−10月−2.8%、9−11月−2.8%、10−12月−1.4%、11−1月−1.7%、12−2月−1.3%
[参考]平成23年2月の売上高増減率は1.7%(店舗数調整後)
【2月売上の特徴】
(1)東京地区も月末に降雪があるなど天候不順の影響から、入店客数は前年同月比で概ね2%〜3%程度(閏年による営業日数増を調整した数値)の減少であった。
(2)気温低下で春物衣料が苦戦する中、紳士服(+2.1%)は健闘した。セール最終期の冬物スーツやコートなどビジネスウェアを中心に、ワイシャツ等の洋品類もよく動いた。
(3)バレンタイン商戦は各店共に好調に推移し、前年を上回る(菓子:+3.9%)結果であった。自家需要の増大など購入動機の多様化が最近のトレンドとなっている。
(4)震災後1年を前に防災意識の高まりが見られ、防災関連商品がよく動いた。
(5)東京地区の3月の商況は、中旬までの段階で前年同月比30%前後の伸びを示している。これは、前々年の同月と比較してもプラス基調となっている。
【要因】
(1)営業日数増減28.7日(前年同月比+0.8日)
(2)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
[1]増加した:5店、[2]変化なし:4店、[3]減少した:11店、[4]不明:1店
(3)2月歳時記(バレンタインデー、節分、立春)の売上(同上)
[1]増加した:6店、[2]変化なし:9店、[3]減少した:1店、[4]不明:5店
(4)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
[1]増加する:10店、[2]変化なし:7店、[3]減少する:2店、[4]不明:2店
<東京地区百貨店 売上高速報 2012年02月>
※添付の関連資料を参照
II.商品別の動き
主要5品目では、雑貨が5か月ぶり、食料品が2か月ぶりのプラス。マイナスは全国同様衣料品、身のまわり品、家庭用品。また、紳士服・洋品が5か月連続、生鮮食品が2か月連続、惣菜が7か月連続のプラス、化粧品と菓子が2か月ぶり、美術・宝飾・貴金属が5か月ぶり、家電が3か月ぶりのプラスとなった。
【商品別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料を参照