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三菱電機、中国の原子力発電所向けデジタル計装制御システムを約100億円で受注

2010-11-20

中国の原子力発電所向けデジタル計装制御システムを連続受注



 三菱電機株式会社は、中国の北京広利核系統工程有限公司と共同で、中国広東核電集団有限公司が建設する出力1,000MW(メガワット)の原子力発電所2基のデジタル計装制御システムを受注しました。契約金額はコンソーシアム総額 約100億円です。これにより、中国向けデジタル計装制御システムの受注累計は12基となりました。


□受注の背景
 中国では2020年までに原子力発電所の設備容量を現状の10,234MWから80,000MWへ増強することが決定されており、2050年までには400,000MWへとさらなる増強が計画されています。新設される原子力発電所は明らかになっているだけで60基以上にのぼります。
 中国国内で運転中の原子力発電所13基、建設着工済み24基のうち、中国広東核電集団有限公司は、運転中5基、建設着工済み14基を保有する大手電力会社であり、今後5年のうちにさらに15基程度の建設着工を行う計画です。
 当社は、2007年7月に中国広東核電集団有限公司傘下のエンジニアリング会社、中広核工程有限公司からCPR1000型原子炉※1向けのデジタル計装制御システム6基を受注し、さらに昨年には広東省・福建省での案件4基を追加受注しました。
 今回の受注はこれに続くもので、中国で運転・建設中のCPR1000型原子力発電所向けデジタル計装制御システム14基中、12基に当社のシステムが採用されたことになります。また今回の案件はこれまでの建設地と異なり、ベトナム国境近くに新設する発電所向けで、同発電所で建設予定の後続4基の受注も期待できます。
 当社は原子力事業拡大の一環として、中国を含めた海外への業務拡大を推進しています。今後も、ビジネスパートナーである三菱重工業株式会社三菱商事株式会社、および北京広利核系統工程有限公司とも協力し、デジタル計装制御システムのさらなる受注拡大を目指します。
 ※1:中国自主設計の1,000MW加圧水型原子炉。


□受注の概要
 ※添付の関連資料を参照


□お客様からのお問い合わせ先
 三菱電機株式会社 原子力
 〒100−8310 東京都千代田区丸の内2−7−3(東京ビル
 電話 03−3218−2611(ダイヤルイン)  FAX 03−3218−9027

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