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ニコン、ベースバンド・コンテンツ品質検査装置「VQ−BB10」を発売
放送・業務用映像「ビデオテープ」の映像品質自動検査に新機能を追加
ベースバンド・コンテンツ品質検査装置「VQ−BB10」を発売
株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンシステム(社長:萩元 雅夫、東京都品川区)は、放送・映像制作会社で扱われる「ビデオテープ」をリアルタイムで検査し、テープ素材特有のノイズやブラックアウト、フリーズ等の映像エラーに加え、光点滅、ラウドネス等を自動でチェックできるベースバンド・コンテンツ品質検査装置「VQ−BB10」を発売します。
●発売概要
商品名 ベースバンド・コンテンツ品質検査装置「VQ−BB10」
価格 ¥2,940,000(税抜 ¥2,800,000)
発売予定日 2012年3月21日
●開発の背景
放送・映像制作現場における映像コンテンツの記録媒体は、現在もビデオテープが主流となっています。コンテンツ制作時における映像品質の検証を目視で行った場合、多大な労力とコストが掛かる為、その負荷を軽減し、検査を自動化したいというニーズが高まっています。
ニコンではこのようなニーズに応え、2010年11月に映像品質検査装置「VQ−RT101」を発売し、映像制作現場において高い評価をいただいています。
今回発売する「VQ−BB10」は、この「VQ−RT101」の機能を踏襲し、新たに光点滅、ラウドネス、サブリミナル等の検出機能を搭載しました。本製品を使用することにより、品質チェックのばらつきを抑え、安定した映像品質を維持することができます。
本製品は映像制作で主に使用されているVTRデッキからのHD−SDI出力信号を取り込み、比較映像無しで映像のエラーを自動で検出します。検査項目も拡充したことで、一層の映像の高品質化、検査業務の効率化、検査コストの削減を図ることができます。
●主な特長
1.検査項目
【映像検査】
<テープノイズ>
<ブラックアウト、フィールドブラックアウト>
<フリーズ>
<タイムコード不連続>
<輝度点滅>(新検出機能)
<赤色点滅>(新検出機能)
<サブリミナル>(新検出機能)
<フィールドドミナンス>(新検出機能)
【音声検査】
<無音/瞬間無音>
<モスキート音>
<サンプルピーク>
<ラウドネス>(新検出機能)
<トゥルーピーク>(新検出機能)
2.制御ソフトウェア
・検査項目毎に詳細な設定が可能です。
・エラー発生の状況をリアルタイムで監視できます。
・エラー発生時の映像をキャプチャし、ログ情報と共にパソコンに保存できます。
・タイムコードで指定した範囲の任意の映像を検査できます。
3.ログビューワ
・過去のエラー情報(ログ一覧、画像表示、音声波形表示等)を確認できます。
・エラー箇所を画像上で確認できます。
・エラー情報をレポートとしてファイル出力できます。
●主な仕様
映像入力信号 HD−SDI 1080/59.94/I、1080/29.97/PsF、1080/23.98/PsF
通信仕様 100BASE−TX/10BASE−T対応 LANインターフェース
外形寸法 300mm(幅)×40mm(高さ)×300mm(奥行き)
※製品画像などは、添付の関連資料を参照
●動作環境
OS Windows XP(SP3)、Windows7 Professional(32bit/64bit)
メモリ 2GB以上
*Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
●お客様のお問い合わせ先:
株式会社ニコンシステム 第三システム本部
140−0015 東京都品川区西大井1−6−3 03−3773−1320
●ニコン・ホームページ http://www.nikon.co.jp/
●ニコンシステム・ホームページ http://www.nikon-sys.co.jp/