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パナソニック、帯電微粒子水「ナノイー」によるペットのアレル物質・細菌・真菌・ウイルス抑制効果を検証
帯電微粒子水(※1)がペットに関するアレル物質・細菌・真菌・ウイルスに
抑制効果があることを検証
パナソニック株式会社は、麻布大学獣医学部獣医学科 阪口雅弘教授の総合監修のもと、水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電微粒子水「ナノイー」が、ペット(犬・猫)に関するアレル物質・細菌・真菌・ウイルスに対して抑制効果があることを検証しました。
ペットブームと呼ばれる昨今、34.3%(※2)の方が家庭でペットを飼育しています。飼育しているペットの種類としては犬が58.6%(※3)の約1200万匹と最も多く、次いで猫の30.9%(※3)約1000万匹(※4)になります。そのうちの約72%(※5)は室内にて飼育されており、飼い主と同じ空間で暮らすことで、濃厚に接することが増えてきました。そのため、ペット由来のアレル物質による動物アレルギー症状や、ペットからヒトに感染する病気(ペット由来感染症)が増えると共に、ペットからペットにうつる感染症なども多く確認されています。(※6、7、8)
今回パナソニック株式会社では、ペット由来のアレル物質であるCan f 1(イヌ由来)、Fel d 1(ネコ由来)、3種の細菌 MRSP(メチシリン耐性ブドウ球菌)、ボルデテラ、パスツレラ、3種の真菌 カンジダ、クリプトコッカス、マラセチア、5種のウイルス ネココロナウイルス、イヌアデノウイルス、イヌジステンパーウイルス、イヌパルボウイルス、イヌヘルペスウイルスに対して、帯電微粒子水「ナノイー」が抑制効果があることを検証しました。
※参考画像は、添付の関連資料を参照
■検証対象と検証協力先
・アレル物質:ITEA(株) 東京環境アレルギー研究所
・細菌:学校法人日本医科大学 日本獣医生命科学大学
獣医微生物学教室 片岡康准教授
・真菌:国立大学法人千葉大学
真菌医学研究センター 矢口貴志准教授
・ウイルス:国立大学法人山口大学農学部
獣医微生物学教室 前田健教授
学校法人酪農学園 酪農学園大学
獣医学群 獣医学類 桐澤力雄教授
■帯電微粒子水「ナノイー」の発生原理
霧化電極をペルチェ素子で冷却し、霧化電極に空気中の水蒸気を結露させて水をつくり、霧化電極と対向電極間に高電圧を印加することで、約5〜20nm(ナノメートル)の大きさの帯電微粒子水「ナノイー」が発生
※1:水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電した水微粒子
※2:内閣府世論調査 ペット飼育の有無 http://www8.cao.go.jp/survey/h22/h22-doubutu/zh/z03.html(2011/07/04)
※3:内閣府世論調査 飼育しているペットの種類 http://www8.cao.go.jp/survey/h22/h22-doubutu/zh/z05.html(2011/07/04)
※4:一般社団法人ペットフード協会 平成22年 全国犬猫飼育実態調査 http://www.petfood.or.jp/data/chart2010/01.html(2011/07/05)
※5:富士経済 ペット関連市場の調査を実施 https://www.fuji-keizai.co.jp/market/11036.html(2011/07/05)
※6:平成18年度 厚生労働省免疫アレルギー病患予防・治療研究推進事業 知っているようで知らないアレルゲンQ&A http://www.sympo.jp/book_lib/pdf/BOOK08.pdf
※7:大阪府立公衆衛生研究所 公衛研ニュースNo27、http://www.iph.pref.osaka.jp/news/vol27/news27.pdf
※8:動物の感染症<第三版> 近代出版
※「検証結果まとめ」は、添付の関連資料を参照