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日本TI、「DLP LightCrafter」開発キットを発表

2012-02-15

日本TI、空間光変調アプリケーションの開発を加速する
『DLP LightCrafter』開発キットを発表

超小型プロジェクション技術であるDLP Picoテクノロジーを
3次元計測や分光など幅広い産業機器に応用可能に



 日本テキサス インスツルメンツは、DLP Pico(TM)テクノロジーの最新かつ最先端の開発・評価キットとなる『DLP(R) LightCrafter(TM)』開発キットを発表しました。この開発キットは、空間光変調を必要とする産業機器、医療機器、セキュリティ機器などの様々な製品への応用が可能です。

 DLP LightCrafterは、超小型プロジェクション・テクノロジーであるDLP Pico テクノロジーの処理性能と応答速度をより引き上げ、かつ小型化したものです。DLP LightCrafterのUSBインターフェース経由で接続できるAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)や、使いやすいGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)を介して、開発者は形状計測用の構造化光を簡単に生成、保存、表示できます。

 DLP エンベデッドビジネス部門ビジネスマネージャー、マリキータ・ゴードン(Mariquita Gordon)は次のように述べています。「画期的なDLPイメージングデバイスを使ったDLP LightCrafterは、当社が15年にわたって培ってきた経験を活用した開発キット・プラットフォームの最新の製品です。この製品はお客様の革新的なアイデアやプロトタイプを、光を使って、実際の製品やソリューションに具現化します。当社はお客様からのご意見をふまえ、より優れた使用体験、開発時間の短縮、創造性への貢献、市場投入期間の短期化を実現するDLP LightCrafterを開発しました」

 DLP LightCrafterの中核部は、これまでDLP Picoプロジェクタに採用されてきた、0.3インチ、WVGA解像度の『DLP3000』と、使いやすいユーザー・インターフェースの実装やマイクロミラー・アレイの高速駆動を実現するコントローラ、『DLPC300』の二つから構成されています。DLP LightCrafter向け0.3 WVGAチップセットは民生用のDLP Pico プロジェクタチップセットをさらに強化したもので、1秒間に最大4,000枚のバイナリパターン(1ビットの縞パターン)の表示を可能にします。
 DLP LightCrafterは、0.3 WVGAチップセットと赤・緑・青のLEDイルミネーション・モジュールで構成された光学エンジンを搭載し、20ルーメン以上の輝度を可能にします。

 さらにDLP LightCrafterは、TIの高性能『TMS320DM365』組込みプロセッサ、128MB NANDフラッシュメモリ、およびカメラ、センサ、その他の周辺デバイスと同期するための、I/Oトリガを搭載しています。さらにLinux OSにより、インターフェースの使い勝手と機能性を向上し、ユーザ側でのカスタマイズもできるため、開発者は特定のニーズに応じてDLP LightCrafterの性能を最大限に発揮させることができます。

 FlashScan3DのCEO、マイク・トロイ(Mike Troy)は次のように述べています。「当社は、バイオメトリックス製品の中でも、非接触の3D指紋スキャナの設計にDLP開発ツールを使用することで目覚ましい成功をおさめてきました。DLPテクノロジーにより、当社は指紋をより詳しく、かつ正確にキャプチャすることができ、精度を上げることを可能にします。また新しいDLP LightCrafter開発モジュールは、より高速に指紋をスキャンし、データをノート型パソコンや外付けストレージに保存する必要はなく機器内に保存でき、しかもより小型でポータブルな製品を作ることができます」


<DLP LightCrafterの価格と供給について>
 DLP LightCrafterは参考価格599ドルで発売中です。注文や製品の詳細は、http://www.tij.co.jp/tool/jp/dlplightcrafterをご参照下さい。
 現在取り扱い中のDLPチップセットや開発プラットフォームの詳細やDLPテクノロジーを使った様々なアプリケーションに関する情報は、http://www.tij.co.jp/memsをご参照ください。


<RSS配信について>
 日本TIでは、製品・技術に関するニュースリリースをRSS配信しています。以下のページにある「RSS配信」のコーナーで「日本TIニュースリリース」をクリックしてください。
 http://focus.tij.co.jp/jp/general/docs/rss.tsp


<DLP(R)テクノロジーについて>
 テキサス・インスツルメンツのDLP(R)テクノロジーは、1996年より鮮明で明るくシャープな映像を提供してきました。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema(R))および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。
 DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ(http://www.dlp.com/jp)オヨヒ゛ツイッター(www.Twitter.com/TI_DLP)でも発信しています。



*DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です
*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します



テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて>
 テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、世界を「もっと便利に、安全に、環境にやさしく、健やかに、そしてもっと楽しく」する可能性を広げるため、半導体の技術革新を通じて8万社にのぼるお客様を支援しています。当社は「より良い未来を築く」という責務を果たすことを念頭に、半導体製品の製造から当社従業員への対応、地域貢献にいたるまでの全ての活動にあたっています。
 当社の情報はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。

 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:和田健治、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ(http://www.tij.co.jp)をご参照ください。



【読者向けお問い合わせ先】
 URL:http://www.dlp.co/jp



以上


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