大規模解析により品質の悪い多能性幹細胞の見分け方を開発  山中伸弥 iPS細胞研究所(CiRA)教授、高橋和利 同講師、大貫茉里 同研究員、青井三千代 神戸大学医学研究科助教(元CiRA所属)らの研究グループは、ヒトiPS細胞とES細胞を大規模に解析し、神経細胞へと誘導した際に未分化な細胞が残り、マウスの脳に移植すると奇形腫を形成する(品質が悪い)iPS細胞株があることを見い出しました。また、それらの株には、ある特徴的な遺伝子が働いていることを明らかにしました。  本研究成果は米国科学誌「Proceedings of the National Academy of Sciences」のオンライン版に近く掲載されます。 【ポイント】  ・合計59株のヒトiPS...