電気加温法によるVOC汚染土壌の浄化技術を開発 難透水性土壌の浄化にも対応  島津製作所は日本のニーズに合った新しい「電気加温法」による土壌浄化システムを開発しました。  揮発性有機化合物(VOC)は、粘性が低く、一般に水より重いため、地下深層部まで浸透し、地下数十メートルにおよぶ土壌・地下水汚染を引き起こします。テトラクロロエチレン(PCE)、トリクロロエチレン(TCE)、及びその分解生成物であるジクロロエチレン(DCE)などが代表的なVOCですが、一旦、粘性土壌粒子に浸み込んだこれらVOCの除去は困難で、浄化には長期間を要します。  こうしたVOC汚染土壌の浄化技術としては、揮発しやすい性質を利用した土壌...