〔特別記事〕 「円安」関連倒産 〜7月は今年最少の3件にとどまる〜  7月のドル円相場は、概ね1ドル=105円前後で推移し、トルコでのクーデター未遂事件が鎮圧された以降は、一時107円台まで上昇する動きを示した。しかし、月末の7月29日の東京外国為替市場では、日銀の追加金融緩和の規模が期待より小幅との見方から円高が進み、円相場は一時1ドル=102円台を付け、約2週間ぶりの円高水準をつけた。こうしたなか2016年7月の「円安」関連倒産は、今年最少の3件(前年同月12件)にとどまった。 ■2016年7月の倒産事例  貝類など水産物輸入卸の(株)トラストシーフーズ(TSR企業コード:295...