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大陽日酸と阪大など、NOxの発生量を抑制する「アンモニア燃焼技術」を開発
工業炉分野で化石燃料の代替燃料、アンモニアの社会実装に一歩近づく NOxの発生量を抑制する「アンモニア燃焼技術」を開発 大陽日酸株式会社、大阪大学 大学院工学研究科 教授の赤松 史光らの研究グループは、アンモニア燃焼の工業炉分野への適用を目指して、共同研究を実施しており、この度アンモニアを燃料として、NOx 注1)の発生を環境基準以下まで抑制し、同時に火炎の伝熱強化を達成する燃焼技術の開発に成功しました。 これにより、産業分野でのエネルギー消費量のおよそ25%を占める各種工業炉分野に対してアンモニア燃焼を適用させ、CO2の排出量を大幅に削減することが可能となります。 本研究は、内閣府...
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東北大、スピン凍結状態における記憶効果とエネルギー構造を解明
スピン凍結状態における記憶効果とエネルギー構造 〜乱雑さに刻み込まれた「記憶」からエネルギーランドスケープを探る〜 【概要】 東北大学多元物質科学研究所佐藤卓教授グループ、バージニア大学リー教授グループ、テネシー大学ツォウ助教グループらは共同でスピン凍結状態中の記憶効果を詳細に調べる事によりフラストレート磁性体(*1)の示すスピンの凍結状態がランダム系のスピングラス(*2)状態とは本質的に異なるエネルギー構造を持つことを明らかにしました。 ランダム相互作用を持つ磁性体において磁気モーメント(スピン)が低温でランダムに凍結する現象(スピングラス)は古くから知られていました。一...
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キヤノンMJなど、空調気流・温度シミュレーションシステムを三機工業と共同で構築
空調気流・温度シミュレーションシステムを三機工業株式会社と共同で構築 〜気流や温度分布を体感できるソリューションを建設業向けに提供〜 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ株式会社(代表取締役社長:神森晶久、以下キヤノンITS)は、このほど空調気流・温度シミュレーションシステムを三機工業株式会社(代表取締役社長:長谷川勉、以下三機工業)と共同で構築しました。キヤノンMJグループは、MR(Mixed Reality:複合現実感)システム「MREAL(エムリアル)」と空調気流・温度のシミュレーションデータの連携により、気流や温度分布を体感で...
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奥村組、範囲や濃度を予測する「地下水汚染予測シミュレーションシステム」を開発
「地下水汚染予測シミュレーションシステム」を開発 ―地下水の汚染状況を高精度に予測― 株式会社奥村組(本社:大阪市阿倍野区、社長:奥村太加典)は、地下水汚染の範囲や濃度を高精度に予測する「地下水汚染予測シミュレーションシステム」を開発し、このたび岩手県発注の山田地区災害廃棄物破砕・選別等業務において実証試験を行い、性能を確認しました。 [背景] 地下水汚染の原因のひとつに、工場や事業場から流出した有害物質の地下浸透が挙げられており、土壌・地下水の調査で汚染が確認された場合は拡散防止のための対策が必要になります。特に、地下水汚染が広範囲に及ぶ場合は、より合理的な対策を検討する...
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日本気象協会、スキー情報サイトを開始し「Yahoo!スポーツ スキー&スノー」と連携開始
「tenki.jp」『スキー情報2013−2014』、『Yahoo!スポーツ スキー&スノー』と連携開始 一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦)が運営する天気総合ポータルサイト「tenki.jp( http://tenki.jp )」では、2013年12月2日(月)より『スキー情報2013−2014( http://season.tenki.jp./season/ski/ )』の公開を開始し、ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮坂 学)が運営する『Yahoo!スポーツ スキー&スノー( http://dosports.yahoo.co.jp/snow/ )』との連携も開始しました。 昨年度に引き続き、本連携ではYahoo!JAPANのユーザーに向けて「tenki.jp」『スキー情報2013−2014...
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慶大など、磁気の波の重ね合わせを利用した新しい論理演算方式の原理を実証
磁気の波の重ね合わせを利用した新しい論理演算方式の原理を実証 −高性能、省電力の画期的コンピューターにつながる基盤技術の開拓− <ポイント> ・コンピューターの演算装置は電力漏れや発熱により性能向上に限界。 ・電気ではなく磁気の波であるスピン波を重ね合わせる新構造の素子を開発し、その論理演算の原理を世界で初めて実証。 ・高速作動につながる7GHzの高周波信号での論理演算にも成功。 ・将来的なコンピューターの飛躍的な高性能化や省電力への貢献に期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 理工学部の関口 康爾 専任講師と能崎 幸雄 准教授らは、薄膜化した金属磁性体を用...
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理化学研究所、核分裂反応の微視的シミュレーションを計算可能にする理論を開発
核エネルギー生成機構の数値シミュレーションに画期的な理論 −時間依存平均場理論に基づいた新理論を開発− ◇ポイント◇ ●核エネルギーの鍵である核分裂反応の理論的解明が革新的に進歩 ●計算時間を100万時間から10時間程度へ約4桁短縮できることをテスト計算で実証 ●原理的に無限個の準粒子数の軌道数を数百個程度へと劇的に減らすことに成功 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、最新のスーパーコンピュータを1,000年以上使い続けても達成できないほどの膨大な計算量を必要とするため、これまで理論的な解析ができなかった核分裂反応(核エネルギーを原子炉内で生成する反応)の微視的...