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慶應義塾
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人工知能×アダプティブ・ラーニング!クラウド型学習システム「すらら」 すららネットとチエルが学校向けデジタル教材の共同開発に合意 〜小中学校向けe−Learningドリル教材を2017年4月より提供開始予定〜 株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:湯野川孝彦、以下すららネット)は、チエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川居 睦、以下チエル)と、学校向けデジタル教材の分野において協業し、チエルへの技術提供を行い、小中学校向けのe−Learningドリル教材を共同開発します。 ■業務提携の背景と目的 文部科学省が本年7月に公表した「2020年代に向けた教育の情報化に関...
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アサガオの全ゲノム解読 ―アサガオの学術研究100年目のイノベーション― 基礎生物学研究所の星野敦助教、慶應義塾大学理工学部の榊原康文教授、九州大学大学院理学研究院の仁田坂英二講師らは、日本独自の研究資源であるアサガオの全ゲノム配列をほぼ完全に解読することに成功しました。アサガオが約43,000個の遺伝子をもっていることや、その多彩な品種を生み出すもとになった動く遺伝子(トランスポゾン)のゲノム上の分布状況、「渦」と呼ばれる変異の原因遺伝子なども新たに判明しました。アサガオは日本伝統の園芸植物であり、花色や形態形成などの分子遺伝学的な解析材料としての重要性から、活発に研究さ...
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東芝、画像・音声認識・ディープラーニング技術によるラグビーのプレー分析システムの実証実験を開始
画像・音声認識とディープラーニングの技術でラグビーのプレー分析を行うシステムの実証実験を開始 〜ラグビーの映像分析を通じて「RECAIUS(TM)(リカイアス)」の要素技術を向上〜 当社はこの度、画像、音声認識の技術と、ディープラーニングの技術を組み合わせ、ラグビーの試合映像を自動で解析し、プレー分析に活用する実証実験を開始しました。スポーツの映像解析で多くの実績を持つ慶應義塾大学理工学部青木研究室と共同研究を行うことで合意しており、現在共同で特許を出願中です。本実証実験を通じ、画像・音声認識の技術とディープラーニングの技術を向上させ、音声や映像から人の意図を理解し活動をサポートするクラ...
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NEC、慶應義塾大学病院のネットワークをSDNで構築 NECは、慶應義塾大学病院(所在地:東京都新宿区、病院長:竹内勤)のネットワークをSDN(注1)で構築しました。 慶應義塾大学病院ではこれまで、診療に使い秘匿性の高い患者の個人情報を扱う病院ネットワークと研究に使う医学部ネットワークが、それぞれ別のネットワークとして構築されており、一体化が課題となっていました。このため新病院棟建設に合わせ、基礎研究と臨床医療の連携を実現し医師の利便性を高めるとともに、セキュリティが確保された院内ネットワークの構築を決定しました。 NECのSDNソリューションは、複数ネットワーク間連携による利便性の向上、ネッ...
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NECソリューションイノベータ、AI農業支援の「NEC 農業技術学習支援システム」最新版を提供開始
NECソリューションイノベータ、AI農業を支援する「NEC 農業技術学習支援システム」の最新版を提供開始 〜学習コンテンツの作成と他の地域へのコンテンツ提供を支援〜 NECソリューションイノベータは、農業の匠の技を形式知化し継承を支援する「NEC農業技術学習支援システム」の最新版を、10月5日より順次販売開始します。 今回の最新版では、学習コンテンツの作成を支援する「導入支援コンサルティングサービス」と、本システムに蓄積された学習コンテンツを広く他の地域へ提供を可能にする「コンテンツ流通機能」を追加しました。 「導入支援コンサルティングサービス」は、熟練農家と非熟練農家の作業を比較・分析し...
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体細胞を生殖細胞に近づける手法の開発 <概要> 東北大学加齢医学研究所 医用細胞資源センターの松居靖久(まついやすひさ)教授と、東北大学大学院生の関中保(せきなかたもつ)らの研究グループは、新たな細胞培養手法を開発し、マウス体細胞を生殖細胞に近づけることに成功しました。生殖細胞は精子と卵子に分化し、受精により次の世代の個体を作り出すことのできる唯一の細胞です。もし皮膚の細胞など、体を作っている普通の細胞から生殖細胞を作り出すことができれば、将来的に産業動物の育種や絶滅危惧動物の増殖、さらに究極的にはヒトの生殖医療へと繋がる可能性があります。 この研究は、慶應義塾大学との共同...
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アメーバのように水中を泳ぎ回る微小物体の化学創製 〜分子でつくる油型アメーバ〜 1.発表者: 伴野太祐(慶應義塾大学理工学部応用化学科 助教) 浅見有紗(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 大学院生(当時)) 上野直子(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 大学院生) 北畑裕之(千葉大学大学院理学研究科基盤理学専攻 准教授) 小谷野由紀(千葉大学大学院理学研究科基盤理学専攻 大学院生) 朝倉浩一(慶應義塾大学理工学部応用化学科 教授) 豊田太郎(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻、複雑系生命システム研究センター 准教授) 2.発表のポイント: ◆水中を変形...
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凸版印刷、浜松市や慶大と共同で小学校向け学習応援システムの実証研究を開始
凸版印刷、静岡県浜松市、慶應義塾大学と共同で 小学校向け学習応援システム「やるKey」の実証研究を開始 〜ICTを活用し、児童の学力向上に関する効果的な学習手法を検証〜 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、静岡県浜松市、慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子准教授と、「学習応援システム実証研究にかかる協定」を2016年7月28日に締結するはこびです。凸版印刷の小学校向け学習応援システム「やるKey」を活用した学力向上の実証研究を2016年9月より開始します。 本実証研究では、ICT活用による学力向上、学習内容の定着および家庭学習の充実を図ること...
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東陽テクニカ、慶大理工学部中央試験所内に「ナノイメージングセンター」を開設
慶應義塾大学理工学部と産学連携室 「ナノイメージングセンター」を開設 株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝、以下 東陽テクニカ)は、この度、慶應義塾大学理工学部中央試験所と地域産学官共同研究拠点整備事業に関する契約を締結し、同所内に「ナノイメージングセンター」を2016年7月20日に開設いたしました。 この事業は、慶應義塾大学と東陽テクニカが持つナノイメージング技術を駆使した観察・分析ソリューションを、学術・産業両分野に普及させ活用することにより、科学技術を駆動力とした経済の活性化と価値創出を目的としています。 【設立背景・目的】 微小な領域を...
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富士ゼロックスと慶大、3Dプリント用データフォーマット「FAV」の共同研究の仕様を公開
富士ゼロックスと慶應義塾大学が 複雑な情報を保持する世界初(注1)の3Dプリント用データ フォーマット「FAV(ファブ)」を共同研究、仕様を公開 色・材料・接合強度など3次元情報を保持、高い表現力を実現 富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区、社長:栗原 博)と、慶應義塾大学SFC研究所(神奈川県藤沢市、所長:飯盛 義徳)ソーシャルファブリケーションラボ代表・同大環境情報学部教授 田中 浩也は、物質の内部構造・色・材料・接合強度などまでを含めた3次元の複雑な情報をも保持することで、複雑な工程を経ず、立体物をより表現力高く出力できる、3Dプリント用データフォーマット...
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ユニ・チャーム、慶大と生理用ナプキンの違いにおけるストレスを共同検証
慶應義塾大学と共同検証「感性アナライザ(※1)」による脳波測定 生理用ナプキンの違いにおけるストレスを検証 つけ心地の良いスリムナプキン(※2)を装着すると、ストレスを感じにくいことを実証 ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は生理用品市場を牽引するメーカーとして、女性をサポートする為の様々な商品やサービスを提供しています。今回、女性の月経周期における感性変化と生理用ナプキンのつけ心地が女性のこころに及ぼす影響について、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科准教授の満倉 靖恵氏と共同で検証しました。 *イメージ画像は添付の関連資料を参照 ※1:感...
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慶大、難病の原因となる未知の遺伝子疾患MIRAGE症候群を発見
難病の原因となる未知の遺伝子疾患MIRAGE症候群を発見 −先天性副腎低形成症、骨髄異形成症候群などのメカニズム解明へ新知見− このたび慶應義塾大学医学部小児科学教室の鳴海覚志特任助教(現・国立成育医療研究センター研究所分子内分泌研究部)、天野直子共同研究員、石井智弘専任講師、長谷川奉延教授らは、国立成育医療研究センター、横浜市立大学医学部などとの共同研究により、先天性副腎低形成症を含む様々な全身症状を生じる新たな遺伝子疾患「MIRAGE(ミラージュ)症候群」を世界で初めて発見しました。 先天性副腎低形成症は、生命活動の維持に大切な副腎皮質ホルモンを欠乏する指定難病で、日本での患者数は約1...
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北大と慶大、がんになりにくい長寿ハダカデバネズミから初めてiPS細胞作製に成功
がんになりにくい長寿ハダカデバネズミから初めてiPS細胞作製に成功 〜二重の防御で腫瘍を作らないことを発見〜 ■研究成果のポイント ・長寿命で,がんになりにくい体質のハダカデバネズミからiPS細胞を作製することに初めて成功した。 ・マウスやヒトのiPS細胞は,未分化な細胞が混入すると腫瘍(奇形腫)を形成する問題があるが,ハダカデバネズミのiPS細胞は未分化な状態で移植しても腫瘍を形成しなかった。 ・ハダカデバネズミだけが持つ,初期化やがん化を二重に防ぐメカニズムを明らかにした。将来は,人間の健康長寿やがんの予防に役立つと期待される。 ■研究成果の概要 北海道大学遺伝子病制御研究所の三浦恭子...
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日本生命と埼玉県、県民サービスの向上と地域の活性化を目的に「包括的連携協定」を締結
埼玉県との「包括的連携協定」の締結について 日本生命保険相互会社(社長:筒井義信、以下「当社」)と埼玉県は、県民サービスの向上と地域の活性化を目的に、「包括的連携協定」を締結します。当社として、地方自治体との「包括的連携協定」締結は今回が初めてとなります。 1.協定の概要 (1)名称 「埼玉県と日本生命保険相互会社との連携と協働に関する協定」 (2)目的 埼玉県と当社は、健康増進・疾病予防、障がい者支援等、幅広い分野での緊密な相互連携と協働により、県民サービスの向上、地域の活性化に取組みます。 (3)協定項目 [1]健康増進に関すること [2]がん対策に関す...
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慶大、心臓カテーテル治療後の腎合併症の予防に向け米国の発症予測モデルを日本人患者で検証
心臓カテーテル治療後の腎合併症の予防に向けて: 米国の発症予測モデルを日本人患者で検証 −医療ビッグデータの国際的な活用に道を開く− 慶應義塾大学医学部循環器内科学教室の猪原 拓助教と福田 恵一教授らの研究グループは、米国で開発された心臓カテーテル治療(注1)手技後の腎機能障害(注2)をカルテ上の患者情報から予測する「統計的リスクモデル」を用いることで、日本人においても高い精度でその発症を予測することができることを明らかにしました。 ここ20年ほどの心臓カテーテル治療の発展は著しく、今では狭心症や心筋梗塞といった疾患の治療法として中心的な役割を担い、我が国でも年間20万件以...
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慶應義塾とPMDA、レギュラトリーサイエンス振興などで包括的連携協定を締結
学校法人慶應義塾と独立行政法人医薬品医療機器総合機構が 包括的連携協定を締結 学校法人慶應義塾(塾長:清家篤、東京都港区)と独立行政法人医薬品医療機器総合機構(理事長:近藤達也、東京都千代田区、以下 PMDA)は、わが国のレギュラトリーサイエンスの振興に資することを目的として、2016年3月11日付で包括的連携協定を締結しました。 慶應義塾は、総合学塾として、教育、研究、医療、社会貢献、国際連携などの分野でさまざまな取り組みを行っており、特に医学部では基礎・臨床一体型医学・医療の実現に取組んでいます。また、薬学部では豊かな人間性と高い専門性をもつ、優れた薬剤師、薬学研究者の養成...
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神経細胞が特定のタイプにのみ分化するメカニズムを解明 脳には多くのタイプの神経細胞が存在し、それぞれが異なる役割を分担して、機能しています。しかし、その分化(注1)のメカニズムの詳細はわかっていませんでした。慶應義塾大学医学部解剖学教室の大石康二講師(非常勤)、仲嶋一範教授らの研究チームは、大脳皮質の神経細胞が、特定のタイプの神経細胞のみに分化するメカニズムを明らかにしました。 神経系における情報処理の司令塔である大脳皮質(注2)では、情報の入力、処理、出力が行われます。これらは、大脳皮質に存在するさまざまなタイプの神経細胞にその役割が担われています。今回の研究では、大脳...
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大成建設、健康増進などに配慮したスマートウェルネスオフィスの実証を開始
スマートウェルネスオフィスの実証を開始 心身の健康増進・快適性、知的生産性の向上をめざす 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、技術センター(横浜市)に建設した「ZEB実証棟」(ZEB:ゼロ・エネルギー・ビル)において、健康増進・快適性、知的生産性の向上に配慮したスマートウェルネスオフィス(※1)構築のための仕組みについて実証を開始しました。 現在の日本では、健康寿命を伸ばすため多方面で心身の健康を増進する取り組みが進められており、2015年12月には厚生労働省によりメンタルヘルス対策が強化され、企業においても社員の健康増進により、ひとりひとりの生産性の向上と企業活力につながるとの...
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慶大、脳の神経細胞は置かれた場所の環境により別の種類の神経細胞に変わることを発見
脳の神経細胞は、置かれた場所の環境によって 別の種類の神経細胞に変わってしまうことを発見 慶應義塾大学医学部解剖学教室の大石康二講師(非常勤)、仲嶋一範教授らの研究チームは、マウスの子宮内胎児の大脳皮質の神経細胞を、人為的に本来と異なる場所に配置させると、神経細胞としての最終運命が変化し、本来の形や性質が異なる別の種類の神経細胞に変化することを見出しました。 複雑な機械製品が多数の部品から作られるように、脳の高次機能を担う大脳皮質(注1)は、異なった形や性質を持つ様々な種類の神経細胞から構成されています。これまで、これらの神経細胞の最終的な形や性質は、胎生期にそれらの細胞が...
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ヤクルトヘルスフーズ、「ギュッとしぼったヤクルトの青汁」を発売
「ギュッとしぼったヤクルトの青汁」を新発売 〜青汁をもっと身近に、おいしく飲む習慣を。〜 *商品画像は添付の関連資料を参照 ヤクルトヘルスフーズ株式会社(社長 筒井 博之)では、ヤクルトの青汁ブランド『元気な畑から』のシリーズ品として、「ギュッとしぼったヤクルトの青汁」を3月14日から全国で新発売します。 この度、新発売する「ギュッとしぼったヤクルトの青汁」は、さらっとしたクセのない大麦若葉の風味を活かした商品です。青汁をはじめて飲む方にも身近にお召し上がりいただけるような商品に仕上げました。毎日の新しい習慣として手軽においしく大麦若葉の栄養成分を摂っていただけます。また...
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自分の頭で考える新しい学び 慶應MCCがWEB上の新学習システム「クロシング」を開講 −多彩な講義の視聴と探索的議論が生まれる「思考の交差点」− 慶應義塾の社会人教育機関 慶應丸の内シティキャンパス(運営:株式会社慶應学術事業会・以下、慶應MCC)では、2016年4月より、WEB上の新たな学習システムとして「クロシング」を開講します。 「クロシング」は、Eラーニングの主流である知識習得型ではなく、自分の頭で考えることを主眼においたWEB学習システムです。会員がWEB上に公開される講演映像を視聴し、その後、映像について会員同士で探索的な議論を行います。WEB上で活発に議論することで、課題解決や新しいアイデ...
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天の川銀河の中で二番目に大きなブラックホールを発見 慶應義塾大学理工学部物理学科の岡 朋治教授らの研究チームは、天の川銀河の中心領域にある特異分子雲中に太陽の10万倍の質量を持つブラックホールが潜んでいる痕跡を発見しました。 多くの銀河の中心に巨大ブラックホールがある事は最近の研究によって分かってきていましたが、その形成・成長のメカニズムは解明されていませんでした。今回、岡教授らの研究チームは、天の川銀河の中心核巨大ブラックホール「いて座 A*(エー・スター)」から約200光年離れた位置に発見された特異分子雲 CO−0.40−0.22の詳細な電波観測を行い、その詳細な空間構造...
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大和ハウスと慶大、ベニアハウスの技術・用途開発と木造工法の開発・検証の共同研究を開始
大和リース株式会社と慶應義塾大学SFC研究所は、ベニアハウスの技術・用途開発及び 木造工法の開発・検証に関する共同研究を開始しました。 大和ハウスグループである大和リース株式会社(大阪市中央区 社長:森田俊作)と、慶應義塾大学SFC研究所(神奈川県藤沢市 所長:飯盛義徳、研究担当者:大学院政策・メディア研究科教授小林博人)は、下記の通り共同研究を開始しました。 記 ■目的:ベニアハウスを始めとし、災害用住宅・施設および木造簡易建物の開発・普及 ■共同研究開始日:2015年11月1日(期間:2年間) ■共同研究の内容 [1]ベニアハウスを地域の木材や人材を用いて災害用住宅、施設とし...
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新しいシリコンナノ物質の化学特性の評価に成功 〜触媒や電子デバイスへの応用に期待〜 ■ポイント ・金属原子をシリコン原子が球状に取り囲む「金属内包シリコンナノクラスター(注1)」を材料として活用するため、化学特性の評価が期待されていた。 ・金属内包シリコンナノクラスターを気相合成(注2)し、固体表面で集積・薄膜化すると、化学的および熱的に高い安定性を示すことを構造解析で明らかにした。 ・触媒や電子デバイス、磁気デバイスなどに応用する、ナノ機能材料として期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、慶應義塾大学 理工学部の中嶋 敦 教授らは、本研究グループが開発した16個...
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慶大と東大、生きた動物の体内で発生する微量の活性酸素を検出することに成功
生きた動物の体内で発生する 微量の活性酸素を検出することに世界で初めて成功 東京大学大学院薬学系研究科、同医学系研究科の浦野泰照教授と、慶應義塾大学医学部の小林英司特任教授との共同研究グループは、ホタルの発光酵素であるルシフェラーゼを利用した独自の検出システムによって、生きた動物の体内で発生する微量の活性酸素を検出することに世界で初めて成功しました。 活性酸素は癌や生活習慣病、老化等、さまざまな病気の原因であると言われていますが、無色透明で発生してもすぐに消えてしまうので簡単に見ることができないため、生きた動物の体内で観察することが困難でした。本研究により、生きた動物体内で...
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慶大、リンパ腫やアレルギー性接触皮膚炎に関係する皮膚リンパ球の制御メカニズムを解明
リンパ腫やアレルギー性接触皮膚炎に関係する皮膚リンパ球の制御メカニズムを解明 皮膚には普段から多くの免疫細胞がスタンバイし、外敵の侵入等に備えています。特にT細胞と呼ばれるリンパ球(注1)は、血中よりも皮膚の方が2倍多く存在しています。一方で、皮膚のリンパ球は様々な皮膚疾患に関連し、特に皮膚のリンパ腫やアレルギー性皮膚疾患の患者皮膚にはリンパ球が通常よりも多数存在していることが古くから知られています。しかし、リンパ球がどのように皮膚で生存し続けられるのか、その基本的なメカニズムは現在まで解明されていませんでした。 この度、慶應義塾大学医学部皮膚科学教室と米国National Institutes ...
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慶大、高脂血症治療薬スタチンが急性腎障害を軽減するメカニズムを解明
高脂血症治療薬スタチンが 急性腎障害を軽減するメカニズムを解明 −iPS細胞の誘導因子KLF4の新たな作用を発見− 急性腎障害は、敗血症や心血管手術後などに頻繁に生じる合併症です。疫学調査では、病院の集中治療室の入院患者においては10%以上に急性腎障害が認められ、その生存率はほぼ50%と報告されています。しかしながら現在のところ、急性腎障害に対する有効な治療薬は確立していません。 今回、慶應義塾大学医学部血液浄化・透析センターの林松彦教授、吉田理専任講師らは、高脂血症治療薬のスタチン(注1)が急性腎障害を軽減すること、さらにスタチンの効果は転写因子KLF4が作用していることをマウスモデ...
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帝国データバンク、2012年〜2014年のIPO企業の業績動向調査結果を発表
特別企画:2012年〜2014年IPO企業の業績動向調査 上場直後に3割が減益 〜投資家の不信裏付け〜 はじめに>> 2015年4月、日経平均株価が15年ぶりに2万円の大台に回復するなど、株式の売買が活発化している。アベノミクスによる経済政策に加え、円安を背景とした輸出企業の業績回復、2020年の東京オリンピックといった好材料もあり、国内株式市場に対して国内外の投資家から注目が集まっている。 国内株式市場の回復は、新規株式上場(IPO)への追い風となり、リーマン・ショック後の2009年からIPO企業数が5年連続で増加している。 帝国データバンクは、2012年〜2014年に新規株式上場(IPO...
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骨を壊す破骨細胞をつくる新しいメカニズムの解明 −がんの骨転移に伴う骨破壊を抑える新しい治療法に期待− 慶應義塾大学医学部の堀内圭輔特任准教授、東門田(とうもんだ)誠一特任助教らの研究グループは、マウスを用いた実験で、破骨細胞(注1)の分化過程で小胞体ストレス(注2)が誘導されること、さらにこの小胞体ストレスが破骨細胞の分化を増強し、骨の破壊・吸収を促進させることを発見しました。 高齢化社会に伴い、骨の力学的強度が低下してしまう骨粗鬆症患者は近年上昇傾向であり、その患者数は、わが国で1300万人以上とも言われています。また近年、がん患者も従来に比較して長い生命予後が得られる...
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森下仁丹とメタジェン、ビフィズス菌摂取時のヒト腸内環境変動などで共同研究を開始
腸内環境デザインのバイオベンチャー メタジェン 森下仁丹と世界初となる共同研究を開始 〜ビフィズス菌摂取時のヒト腸内環境変動をメタボロゲノミクス(TM)により詳細に解析〜 独自の耐酸性カプセルでビフィズス菌(ロンガム種)を守り、腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能性表示食品(※)「ビフィーナ(R)」を発売する森下仁丹株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:駒村純一)と、腸内環境デザインのバイオベンチャー、株式会社メタジェン(本社:山形県鶴岡市、代表取締役:福田真嗣)は、)「ビフィーナ(R)」の摂取により生きたまま腸に届いたビフィズス菌が、ヒトの腸内環境に与える影響について明ら...
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腸内細菌が免疫調節たんぱく質と免疫制御細胞を誘導し 腸管免疫の恒常性を保つしくみを解明 −腸炎やアレルギーを抑制できる可能性− 慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室の研究グループ(吉村昭彦教授ら)は、同内科学教室(消化器)の金井隆典教授らとの共同研究により、腸内の細菌叢を改善するプロバイオティクス(注1)であるクロストリジウム属細菌の菌体成分ペプチドグリカン(注2)が、免疫調節たんぱく質と免疫制御細胞を誘導し、腸炎を抑えるしくみを解明しました。 本研究グループは、クロストリジウム・ブチリカムMIYAIRI588株(注3)(以下、本クロストリジウム菌株)を餌に混ぜてマウスに投与し、免...
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大日本印刷、生物の自然界を生き抜く力を競う対戦型カードゲームを発売
マイアースの新カードゲーム 生物のすごい能力大図鑑「ワンダー・ライヴズ」を発売 世界の生物80種の知られざる特徴や能力を学べる対戦型カード図鑑 大日本印刷株式会社(DNP)が慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生の起業を支援して設立した合同会社マイアース・プロジェクト(マイアース)は、対戦型カードゲームの新製品「ワンダー・ライヴズ」を7月1日に発売します。2人のプレイヤーが、世界中の生物80種の能力などを記したカードを出し合い、各能力の特徴・強み・相性などによって相手とかけひきをしたり、生物同士を共生させたりして自然界を生き抜く力を競うゲームです。遊びながら地球環境の大切さを学べ...
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慶大など、遺伝性パーキンソン病患者由来のiPS細胞を樹立し脳内での病態を解明
遺伝性パーキンソン病患者由来のiPS細胞を樹立し 脳内における新たな病態の解明および再現に成功 −パーキンソン病発症メカニズムの解明、新薬開発に期待− 慶應義塾大学医学部生理学教室(岡野栄之教授)、北里大学医療衛生学部再生医療・細胞デザイン研究施設細胞デザイン研究開発センター(太田悦朗講師(慶應義塾大学医学部共同研究員)、小幡文弥教授)の共同研究グループ(注1)は、遺伝性パーキンソン病(注2)患者由来のiPS細胞を初めて樹立し、分化誘導した神経細胞を用いてパーキンソン患者の脳内における病態を再現し、ドーパミン放出(注3)異常やリン酸化タウ(注4)の増加などのパーキンソン病の発症メカニ...
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日本製粉グループ、東京医科歯科大などと簡便かつ高効率な遺伝子改変技術を共同開発
(株)ファスマックが世界最高水準の遺伝子改変技術を共同開発 ―ゲノム編集技術を大きく改良― 【ポイント】 ゲノム編集技術(1)の一つCRISPR/Casシステム(2)を改良し、ノックインマウス(3)を約50%の効率で作製することに成功しました。これにより、遺伝子改変を利用した基礎から応用までの広範囲な研究開発が加速されると期待されます。 日本製粉グループの株式会社ファスマック(社長 布藤 聡)は、東京医科歯科大学・難治疾患研究所・分子神経科学分野の田中光一教授と相田知海助教の研究グループ、広島大学、慶應義塾大学との共同研究で、簡便かつ高効率な遺伝子改変技術を開発しました。 この研究は...
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コーセー、コウジ酸配合のスティック状製剤が顔面の色素沈着の改善に有用であることを確認
コウジ酸配合のスティック状製剤が 顔面の色素沈着の改善に有用であることを確認 株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、慶應義塾大学医学部皮膚科 海老原 全(たもつ)准教授に、美白有効成分であるコウジ酸を配合したスティック状製剤を提供し、医師監修下での使用試験実施により、安全性と有効性を確認しました。その結果、紅斑や白斑など有害事象の事例はなく、色素沈着の改善に有用であることが明らかとなりました。この研究成果については、海老原 全 准教授により、5月8日発行の「診療と新薬」(※1)2015年4月号に論文(※2)として発表されます。 ※1 株式会...
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理研と慶大など、健康増進・高齢者自立支援社会構築で連携・協力協定を締結
理化学研究所、慶應義塾大学 SFC、大阪市立大学が 連携・協力協定を締結 −健康増進・高齢者自立支援社会の構築を推進− 2015年2月16日、理化学研究所(理研)のライフサイエンス技術基盤研究センター、光量子工学研究領域、情報基盤センター、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科、および大阪市立大学健康科学イノベーションセンターは、高齢者の健康増進を図り、自立支援を推進する社会の構築に向けた連携・協力を行うことで合意し、協定を締結しました。 本協定の目的は、先駆的な研究成果に基づく社会実装プログラムの創生と実証・実践により、健...
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KMSI、Windows 8.1に最適化した電子書籍ソリューション「BookLooper」を提供開始
京セラ丸善、電子書籍ソリューション「BookLooper」 Windows ストアアプリをリリース 〜タッチUI対応のマルチデバイス強化で、より快適な学修環境を提供〜 京セラ丸善システムインテグレーション株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 辻上 友祥(◇)、以下KMSI)は、電子書籍ソリューション「BookLooper」をWindows 8.1に最適化したWindows ストアアプリとして本日より提供開始することを発表します。 ◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 電子書籍ソリューション「BookLooper」は、電子書籍を提供するクラウドサービスで、2010年より慶應義塾大学図書館と共同で始めた「大学図書館電子学術書共同利用実験」の...
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ATRとNTTなど、ネットワーク型ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)の技術開発に成功
日常生活の支援を可能とする ネットワーク型ブレイン・マシン・インタフェース(BMI)の技術開発に成功 〜脳を見まもる生活環境支援の実現〜 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(本社:京都府相楽郡精華町、代表取締役社長:平田 康夫、以下ATR)、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下 NTT)、株式会社島津製作所(本社:京都府京都市中京区、代表取締役社長:中本 晃、以下 島津製作所)、積水ハウス株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:阿部 俊則、以下 積水ハウス)、学校法人慶應義塾(本部:東京都港区、塾長:清家 篤、以下 慶應義塾大学)は、共同...
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慶大、1素子の受信アンテナでのMIMO伝送システムの実験に成功
1素子の受信アンテナでのMIMO伝送システムの実験に成功 −ウェアラブル端末への応用に期待− 慶應義塾大学大学院理工学研究科の矢部達郎(修士課程2年)、土井寿人(修士課程2年)、松岡暉(修士課程1年)および同理工学部電子工学科の眞田幸俊教授らの研究グループは、1素子の受信アンテナでのMIMO伝送を行う実験に成功しました。 従来のMIMO伝送で2〜4素子の受信アンテナが必要なところ、本研究成果により1素子の受信アンテナでほぼ同等の無線通信特性を実現しました。これによりウェアラブル端末などの小型端末においてもMIMO伝送による高速通信が実現可能です。 本研究の成果は、2014年12月1日(月)−4...
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慶大と理研、X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子構造研究のソフトを実用化
X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子構造研究のための 新しい解析理論の構築と実用化 −SACLAの効率的利用を目指して− 慶應義塾大学(塾長 清家篤)と独立行政法人理化学研究所(理事長 野依良治)は共同で、X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子のコヒーレントX線回折イメージング実験でしばしば遭遇する、従来手法では解析困難な回折パターンについて、解析を可能とする理論を独自に構築し、計算機実験でその有効性を確かめながらソフトウェアとして実用化しました。 1.本研究成果のポイント ・コヒーレントX線回折イメージングにおける新しい非結晶粒子構造解析理論の構築 ・従来法では困難であった回...
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東急不動産と鹿島、東京・竹芝地区での官民連携の開発計画概要を発表
コンテンツ産業拠点形成へ 慶應大学大学院の共同研究機関を誘致 〜竹芝地区にて官民連携の開発計画概要決定〜 東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:三枝利行)と鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、社長:中村満義)は、港区海岸1丁目(竹芝地区)の複数の都有地を約70年間の定期借地により有効活用する「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」において、2013年5月に事業者として選定され、同年9月に東京都と基本協定を締結、その後、事業計画の検討を進めておりましたが、この度、その概要が決定いたしましたので、お知らせいたします。 計画地周辺の竹芝地区は、東京の空の玄関口...
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JST、脳神経細胞の特殊な移動様式を制御する仕組みの一端を解明
脳神経細胞の特殊な移動様式を制御する仕組みの一端を解明 <ポイント> ・ほ乳類の大脳皮質が作られる際に神経細胞は、「ロコモーション様式」と呼ばれる特徴的な移動様式で特定の位置まで移動し、大脳皮質の6層構造を形成する。 ・神経細胞の増殖を停止させる分子Cdk5、p27と、脳疾患の原因遺伝子Dcxとが「ロコモーション様式の移動」を制御していることが分かった。 ・神経細胞の「増殖しない」という特徴を決定づける分子が、増殖停止後に新たな機能を獲得し、これが脳の高度な組織化過程に重要であることが示された。 JST戦略的創造研究推進事業において、JSTの川内 健史 さきがけ研究者(兼・慶應義塾大学 医学...
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明大と慶大、遺伝性疾患などの原因となるFBN1遺伝子変異を有するブタの作出に成功
遺伝性疾患・マルファン症候群の原因となる FBN1遺伝子変異を有するブタの作出に成功 【研究成果のポイント】 >人工酵素・ジンクフィンガーヌクレアーゼ(注1)と体細胞核移植法(注2)を組み合わせた効率的な方法で、フィブリリン1(FBN1)遺伝子を破壊したブタを作ることに成功。 >解剖学的、生理学的にヒトと類似しているブタを用いてヒトのマルファン症候群に類似した病態モデルができた事で、新たな治療法開発、特に外科的手技を伴う治療法開発に大きく寄与することが期待される。 明治大学の梅山一大特任准教授と長嶋比呂志教授、慶應義塾大学医学部の松本守雄准教授の研究グループは、人工酵素と体細胞核移...
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慶大、シリコン上・高集積カーボンナノチューブ黒体放射発光素子を開発
シリコン上・超高速のカーボンナノチューブ発光素子開発に初めて成功 −化合物半導体に代わる超高速・チップ上・高集積光源へ期待− <ポイント> ・シリコンチップ上での高集積光源は、現在の化合物半導体では実現困難であり、新材料による発光素子開発が望まれている ・超高速(1〜10Gbps)なシリコン上・高集積カーボンナノチューブ黒体放射発光素子の開発に世界で初めて成功し、高速変調性の理論的な解明にも成功 ・化合物半導体に代わる新たな材料系での発光素子となり、チップ上での光インターコネクト、光・電子集積回路、分析装置等への応用が期待 慶應義塾大学理工学部物理情報工学科の牧英之准教授らは、...
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慶大と理研など、腸管免疫系と腸内細菌の共生関係の構築に必須の分子を発見
腸管免疫系と腸内細菌の共生関係の構築に必須の分子を発見 <ポイント> ・腸内細菌と宿主免疫系がどのように共生しているか長い間不明であった。 ・大腸の制御性T細胞の増殖にはエピゲノム制御分子であるUhrf1が重要。 ・炎症性腸疾患の発症メカニズム解明に向けた画期的な一歩。 JST課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学の長谷耕二教授(理化学研究所客員主管研究員/東京大学医科学研究所非常勤講師)らは腸管の免疫細胞が腸内細菌(注1)と共生するために必須の分子をマウスの実験で明らかにしました。 ほ乳類の胎児は母体内では無菌状態ですが、ヒトでは出生後直ちに100兆個にも及ぶ膨大な数の細菌...
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慶大、4年間一貫して英語で経済学を学ぶ新しいプログラム「PEARL」を創設
慶應義塾大学経済学部が新プログラム「PEARL」を創設 〜100名が4年間英語で経済学を学ぶ〜 慶應義塾大学経済学部は、4年間一貫して英語で経済学を学ぶ新しいプログラム「Programme in Economics for Alliances,Research and Leadership(PEARL)」の創設を決定しました。 しっかりとした経済学の知識を基礎に世界を舞台に活躍する、先導者の輩出を目的としています。2016年9月に開始する予定です。 1.趣旨 プログラムの名称PEARLは、以下の趣旨を体現しています。 Alliances:アジアをはじめとする各地域との経済連携を構築する人材を輩出すると同時に、慶應義塾大学経済学部を世界規模の教育・研究上の連携のハブとする。 ...
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APAC地域におけるR&Dラボの設置について 〜シンガポールにおけるAPAC地域の技術統括およびインドネシアにおける研究開発活動の推進〜 株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下NTTデータ)とNTT DATA Asia Pacific Pte.Ltd.(代表取締役社長:深谷 良治、本社:シンガポール、以下 NTT DATA APAC)は、このたび、今後発展が見込まれるアジア太平洋(APAC)地域においてさらなる技術開発を進めるため、シンガポールに研究開発拠点、NTT DATA Innovation Laboratories Singaporeを設置し、インドネシアにスマートコミュニティーに関する研究開発拠点NTT DATA Innovation Laboratories Bandungを設置します。NTTデータ...
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慶大、抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見
抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待 <ポイント> ・がん細胞は、抗がん剤などのストレスに対する耐性を持つことが知られている。 ・ストレス環境下では、エネルギーを得るための代謝経路(解糖系)だけでなく、抗がん剤の効果を下げる作用(解毒作用)や増殖などに必要な物質を増加させる、う回経路も利用することを発見。 ・代謝経路を切り替えるスイッチ分子も発見。がんの質的診断への応用や、治療抵抗性を低下させて治療効果を向上させることに期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 医学部の末松 誠 教授と山本 雄広 助教らは、がん細胞が...
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慶大など、アクチン細胞骨格の動態が脂肪分化を誘導するメカニズムを解明
アクチン細胞骨格の動態が脂肪分化を誘導するメカニズムを解明 ―癌幹細胞の分化制御を標的とした治療法確立・治療薬開発に期待― 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所(遺伝子制御研究部門)の信末博行(のぶすえ ひろゆき)特任助教、佐谷秀行教授らの研究チームは、日本大学生物資源科学部応用生物科学科の加野浩一郎教授らとの共同研究により、アクチン細胞骨格の動態(注1)変化が脂肪細胞への分化を誘導するという現象の分子機構について解明しました。 本研究では、『細胞は、はじめに特異的な転写因子の発現によって機能的および形態的に分化する』というこれまでの細胞生物学の常識を覆し、細胞の形態変化によ...
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慶大と味の素、未分化iPS細胞を安価に大量培養するための汎用培地を開発
未分化ヒトiPS細胞の安価かつ高性能の大量培養培地の開発に成功 −iPS細胞を用いた再生医療の実現化に向けて− 心筋梗塞、拡張型心筋症(注1)などの重症心不全では、数億個もの心筋細胞が失われていますが、ヒトは失われた心筋細胞を元に戻す自己再生能力がありません。このため、幹細胞から心筋細胞を再生し、これを患者の心臓に移植する再生医療が注目されています。胚性幹細胞(ES細胞)(注2)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)(注3)は、神経細胞や心筋細胞などあらゆる細胞種へと分化できる能力を持つことから、再生医療の細胞源として期待されています。しかし、iPS細胞の多分化能を維持しつつ培養するには繊細な注意...
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NK細胞による肺血管透過性制御機能を発見 −心不全患者の呼吸困難を改善する新たな治療法開発へ− 慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)佐野元昭准教授らと内科学教室(呼吸器)の共同研究グループは、心筋梗塞後に異常に活発になった好中球(注1)が、肺微小循環(注2)に捕らえられて停滞し、肺の血管内皮細胞を傷害する結果、血液内の液体成分が肺内にしみ出すために低酸素血症(呼吸困難)を引き起こすこと、また肺の中に存在するNK(ナチュラルキラー)細胞がその好中球による肺の血管内皮細胞傷害を抑制していることを発見しました。その結果、肺NK細胞は、免疫反応を沈静化する抑制性サイトカインIL−10(イン...
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理化学研究所、C型肝炎ウイルスが肝線維化を進行させるメカニズムを解明
C型肝炎ウイルス(HCV)が肝線維化を進行させるメカニズムを解明 −ウイルスタンパク質が宿主タンパク質に代わり線維化シグナルを活性化− <ポイント> ・HCVのNS3プロテアーゼが宿主のTGF−βと同じ役割を果たす ・NS3プロテアーゼとTGF−β受容体との結合を中和する抗体が肝線維化を抑制 ・肝線維症の発症メカニズムの理解や、新しい診断法、治療・予防法の開発に貢献 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、C型肝炎ウイルス(HCV)[1]が持つタンパク質の1つ「NS3プロテアーゼ[2]」が、宿主(肝細胞)の形質転換成長因子(TGF−β)[3]に代わって、肝臓内の結合組織を増加させるシグナルを活性化さ...
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世界初、記憶と忘却の脳内メカニズムの鍵を解明 記憶・学習障害の治療法開発への新たな期待 慶應義塾大学医学部生理学教室の松田信爾専任講師、柚崎通介(*)教授らは、記憶や学習といった脳機能の基盤となる機構を世界で初めて解明しました。 人間の脳では膨大な数の神経細胞がシナプスという結び目によって結合し、電気信号を次から次へ伝達します。シナプスにおける信号伝達が長期間起きやすく、あるいは起きにくくなることが記憶・学習や忘却過程の実体であり、それぞれ長期増強・長期抑圧と呼ばれます。シナプスにおける信号の伝達は神経細胞の表面に存在しているAMPA受容体が担っており、長期増強や長期抑圧はAMPA受...
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クックパッド、日本漢方・薬膳の総合ポータルサイト運営の「漢方デスク」を設立
クックパッド、漢方デスク株式会社を設立 〜代表取締役には「漢方デスク」を一人で開発、運営してきた葉山茂一が就任〜 クックパッド株式会社は、10月に漢方デスク株式会社を新たに設立し、11月1日(金)付で日本漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク」( http://www.kampodesk.com/ )を漢方デスク株式会社に事業譲渡いたしました。 「漢方デスク」は、毎日の家庭の食卓に手軽に取り入れられる漢方薬膳レシピや、漢方の考え方に沿った体質改善アドバイスを提供するサイトです。2013年4月の本格リリース以降、漢方専門医の渡辺賢治・慶應義塾大学教授の監修のもと、初めての方も手軽に漢方を始めるきっかけを作...
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明大と自治医大など、効率的な方法で短期間に免疫のないブタを作ることに成功
効率的な方法で、短期間に免疫のないブタを作ることに成功 <ポイント> ・医学研究用ブタの作出は非常に煩雑で多くの時間がかかっていた。 ・人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法で、免疫不全ブタを作ることに成功。 ・免疫のないブタは、ヒトの重症複合型免疫不全症(SCID)(注1)の疾患モデルや、新しい幹細胞治療法やがん治療法の評価・開発などへの貢献が大きく期待される。 JST課題達成型基礎研究の一環として、明治大学の渡邊將人(まさひと)特任講師と長嶋比呂志教授、自治医科大学花園豊教授らは、人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法により、短期間(6か月)で免疫のない(...
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慶大と愛媛CATVなど、地域WiMAX通信サービスの新システムを開発・導入
地域WiMAX 通信サービスに関する新システムの開発・導入 〜2.5GHz周波数帯において国際標準化ルールに対応した1つの端末で全国と地域の2つのWiMAX通信サービスをユーザーに提供できる新システムを松山市ほかで導入へ〜 慶應義塾大学SFC 研究所(神奈川県藤沢市、所長 金子郁容、以下慶應大学SFC 研究所)は、2.5GHz帯を利用した広帯域移動無線アクセスシステムである地域WiMAX通信サービスを運用する株式会社愛媛CATV(愛媛県松山市、代表取締役社長 宮内隆、以下愛媛CATV)、オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社(神奈川県藤沢市、代表社員小檜山賢二・梅嶋真樹、以下オープンワイヤレス社)と共同で新たな地域Wi...
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大日本印刷、「マイアース」から「深海生物カードゲーム ミスティクア」を発売
マイアース 深海生物を楽しく学べる『深海生物カードゲーム ミスティクア』を新発売 テレビで話題のダイオウイカも登場。深海生物をリアルなイラストで表現 大日本印刷株式会社(DNP)が慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生の起業を支援して設立した合同会社マイアース・プロジェクト(以下:マイアース)は、深海生物を楽しく学べるカードゲーム『深海生物カードゲーム ミスティクア』を8月22日に発売します。深海生物の生態や特徴についてのわかりやすい解説と、リアルなイラスト表現を持つ魅力的なカードゲームです。 ※「ミスティクア」は、「MYSTIC」と「AQUA」を組み合わせた造語です。 ※マイアースのウェブ...
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慶大、都市部における大地震と企業の存続・生産性に関する研究結果を発表
震災と企業の存続・生産性に関する研究成果 〜阪神・淡路大震災のデータを分析し、 企業がどう大災害に耐え生き残っていくかを経済学的に検証〜 慶應義塾大学経済学部の大久保敏弘准教授の研究チームは、経済産業省・経済産業研究所(RIETI)における研究プロジェクトにおいて、都市部における大地震が、企業・事業所や産業集積へどのような影響・被害を与えたかを検証し、その研究結果を公表しました。 阪神・淡路大震災に関して、政府の企業統計、自然科学(工学)や防災のデータと知見、地理情報システム、経済学の分析手法といったものを融合させ、震災後の企業の存続確率や雇用や生産性へのダメージを、具体的かつ詳細...
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慶大など、ヒトの心臓線維芽細胞から心筋様細胞を直接作製することに成功
ヒトの心臓線維芽細胞から心筋様細胞を直接作製することに成功 [ポイント] ・マウスの心臓線維芽細胞からiPS細胞を経ずに心筋様細胞を直接作製できることは報告されていたが、マウスと同じ因子では、ヒト心筋様細胞を直接作製することはできなかった。 ・5つのヒト心筋誘導遺伝子の同定に成功し、その遺伝子の導入によりヒト心臓線維芽細胞から心筋様細胞を直接作製できることを明らかにした。 ・心筋梗塞などで線維化した組織を心筋組織に戻す新しい心臓再生医療への発展が期待できる。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学医学部の家田 真樹(イエダ マサキ)特任講師、和田 りえ研究技術員ら...
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慶大、大腸癌に対する分子標的治療薬セキシマブの新しい効果予測法を開発
分子標的治療薬セキシマブの大腸癌に対する新しい効果予測法を開発 ―進行・再発大腸癌患者一人ひとりに最適な治療法の実現に期待― 慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化器外科)教室の北川雄光(きたがわ ゆうこう)教授らの研究グループは、切除が不可能な進行・再発大腸癌治療に頻用される分子標的治療薬(がん細胞が増殖するために必要なタンパク質を標的とした抗がん剤)(注1)の一つであるセツキシマブの治療効果の予測に関連する新たな手法を開発しました。 セツキシマブは、大腸癌細胞の表面に位置する上皮成長因子受容体(Epidermal Growth Factor Receptor、以下、EGFR)に結合し、EGFRからの細胞増殖・転移に関与...
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日立と慶大、バンダイのブロック玩具「BlockLabo」の開発に協力
バンダイのブロック玩具「BlockLabo ビークルブロックシリーズ」の開発に協力 −脳科学をモノづくりに活用− 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)と学校法人慶應義塾(塾長:清家 篤/以下、慶大)は、脳科学をモノづくりに活用する取り組みの一環として、株式会社バンダイ(代表取締役社長:上野 和典/以下、バンダイ)が販売するブロック玩具「BlockLabo(ブロックラボ)ビークルブロックシリーズ」の開発に協力しました。 「BlockLabo(ブロックラボ)」は、脳科学の知見に基づいたブロック玩具として2011年4月に発売しました。子どもの成長に合わせた玩具開発をめざすバンダイと、これまで培...
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バンダイ、「BlockLabo」から乗り物をモチーフにした「ビークルブロックシリーズ」を発売
バンダイと日立製作所の共同プロジェクト 脳科学から生まれたブロック玩具シリーズ「BlockLabo」に 乗り物をモチーフにした新たなラインアップが登場! 「BlockLabo(ブロックラボ) ビークルブロックシリーズ」 2013年7月13日(土)より発売 子育て中のパパ社員が企画〜子どもの成長をもっと実感! 株式会社バンダイ(本社:東京都台東区 社長:上野和典)は、2011年4月から発売中の脳科学の知見に基づいたブロック玩具シリーズ「BlockLabo」の新たなラインアップとして、乗り物(ビークル)をモチーフにした「BlockLabo ビークルブロックシリーズ(以下、ビークルブロック)」(11種、1,554円〜3,990円・税...
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シナジーマーケティング、「Synergy!360」に好みなどを軸に顧客分類ができる機能を搭載
好み・価値観・ライフスタイルを軸に顧客分類ができるソシエタスの体験版がSynergy!360に搭載 企業と消費者との最適なマーケティング・コミュニケーションを支援するシナジーマーケティング株式会社は、2013年5月29日、クラウド型マーケティングナビゲーター Synergy!360に、顧客の価値観や消費行動を知る手がかりとなる「体験版ソシエタス機能」を搭載します。これにより、企業は年齢や性別などの軸ではなく、好み・価値観・ライフスタイルなどを軸に顧客分類ができるようになり、より顧客に合わせた最適なコミュニケーションが可能となります。本機能は、Synergy!360をご利用いただいている企業様に無償で...
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慶大、仮想電力会社環境下で1000家庭の電力需給制御実験に成功
マシンツーマシン通信技術を用いた仮想電力会社環境下での1000家庭の 電力需給制御実験に成功 5月29日(水)〜31(金)スマートコミュニティJapan2013で実験デモ公開 慶應義塾大学理工学部 山中直明研究室は、ICT技術を活用したスマートグリッドにおいて仮想電力会社(*1)(EVNO:Energy Virtual Network Operator)による次世代電力需給制御方式の研究を行っています。このたび、1000家庭を想定し、各家庭の電力管理制御システム(HEMS:Home Energy Management System)の情報をマシンツーマシン(M2M:Machine−to−Machine)通信技術で相互にやり取りを行う、電力需給制御アルゴリズムを動作させるための模擬実験システ...
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慶大など、磁気の波の重ね合わせを利用した新しい論理演算方式の原理を実証
磁気の波の重ね合わせを利用した新しい論理演算方式の原理を実証 −高性能、省電力の画期的コンピューターにつながる基盤技術の開拓− <ポイント> ・コンピューターの演算装置は電力漏れや発熱により性能向上に限界。 ・電気ではなく磁気の波であるスピン波を重ね合わせる新構造の素子を開発し、その論理演算の原理を世界で初めて実証。 ・高速作動につながる7GHzの高周波信号での論理演算にも成功。 ・将来的なコンピューターの飛躍的な高性能化や省電力への貢献に期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 理工学部の関口 康爾 専任講師と能崎 幸雄 准教授らは、薄膜化した金属磁性体を用...
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慶大など、小中学校の学級規模の縮小は必ずしも学力の格差解消にはつながらないなど研究成果を発表
小中学校の学級規模の縮小は、必ずしも学力の格差解消にはつながらない 〜学力テストの得点分析による研究成果〜 慶應義塾大学経済学部赤林英夫教授(教育経済学)と日本学術振興会特別研究員(PD)の中村亮介(2013年3月まで慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程)は、情報開示請求により提供を受けた全国学力・学習状況調査(全国学テ)と横浜市学習状況調査の学校別平均点データを利用して、学級規模の縮小が学力の伸びに与える影響を分析し、国際的専門誌で公表しました。 分析の結果、小学6年生・中学3年生の国語と算数(数学)の中では、小学校の国語を除き、学級規模縮小の効果を確認することはできませ...
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ソリトンシステムズなど、「回復期リハビリテーション病院探索システム」を公開
ソリトン「回復期リハビリテーション病院探索システム」を公開 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室と共同開発 株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区新宿、代表:鎌田信夫、以下ソリトン)は、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室と共同で、「回復期リハビリテーション病院探索システム」のWEBサイト(リハビリサイト)を完成させ、4月25より一般向けに無償公開します。 本システムは、厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業)大都市圏脳卒中診療連携体制の構築−−ニーズと資源のマッチング用データベースを用いたリハビリテーション医療連携システムの開発と効果の実証」...
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島津製作所、光学顕微鏡と質量分析計を融合した新しい分析計測機器を発売
光学顕微鏡で観察した試料をそのまま質量分析できるイメージング質量顕微鏡iMScopeを発売 −疾患に関連した物質探索や生体機能解明に応用− ・参考画像1は添付の関連資料を参照 島津製作所は、光学顕微鏡と質量分析計を融合した全く新しい分析計測機器、イメージング質量顕微鏡『iMScope』を発売しました。『iMScope』は、当社独自の高収束レーザ光学系と高精度な試料移動システムにより、5マイクロメートル以下という世界最高の解像度(*)で生体試料の質量分析画像を取得し、分子の分布状態を観察できます。大気圧下で質量分析が行えるため、より生きた状態に近い組織を分析することが可能です。光学画像から得られる形態情...
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多能性幹細胞を生殖細胞にスイッチする分子機構 本研究結果は、4月23日付でNature Communications誌電子版に掲載されます。 【研究成果の概要】 生殖細胞は、胚発生の初期段階の決まった時期に多能性幹細胞から分化し、その後、精子や卵子に成熟していきます。生殖細胞と多能性幹細胞は、分化多能性の維持の鍵となるいくつかの遺伝子が共通して発現しており類似した性質を持つと考えられますが、多能性幹細胞が自発的に生殖細胞に変化することはありません。また多能性幹細胞は様々な細胞に直接に分化を開始できるのに対して、生殖細胞は精子と卵子にのみ分化することができ、両者の分化能力には明らかな違いがあります。...
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慶大、SBMLの言語に完全準拠した生化学シミュレーターのソフトウェア開発に成功
Systems Biology Markup Language(SBML)を完全準拠した 生化学シミュレータ「LibSBMLSim」の開発に世界で初めて成功 −オープンソースとして公開、生命現象の仕組み解明の強力ツールに− 慶應義塾大学理工学部生命情報学科 舟橋啓准教授ら研究グループは、Systems Biology Markup Language(SBML)の言語を完全準拠した生化学シミュレータのソフトウェアの開発に世界で初めて成功しました。これにより、SBMLで書かれた生化学反応の数理モデル(現在1000種以上(*1))を利用し、細胞の様々な現象(シグナル伝達、代謝、細胞周期、生体リズム、免疫、がん等)をシミュレーション可能となりました。 生命現象の仕組みの理解や研究に不可...
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慶大、マッキューン・オルブライト症候群の新しい遺伝子診断法を開発
マッキューン・オルブライト症候群の新しい遺伝子診断法を開発 ― 従来法と比較して遺伝子変異検出感度100倍・血液からの超高感度診断が可能に ― マッキューン・オルブライト症候群は、骨病変(線維性骨異形成;病的な骨折や頭蓋骨の変形を起こす)、皮膚病変(カフェオレ斑と呼ばれる褐色の色素沈着)、内分泌病変(0〜10歳で乳房発達・性器出血が起こる思春期早発症など)を主要症状とするまれな症候群です。根本的治療のない難治性疾患であり、厚生労働省の小児慢性特定疾患治療研究事業(注1)の対象疾患に指定されています。これまで行われてきたマッキューン・オルブライト症候群の遺伝子診断法は、遺伝子...
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慶大、脳内で運動に関係した記憶が作られるメカニズムの一端を解明
脳内で運動の記憶が作られるメカニズムの一端が明らかに 〜学習の起きやすさを決める「マスター鍵(キー)」の発見〜 慶應義塾大学医学部生理学教室の柚崎通介(ゆざきみちすけ)(※)教授と幸田和久講師、掛川 渉講師らは、脳内で運動に関係した記憶(注1)が作られるメカニズムの一端を明らかにしました。 ※教授名の正式表記は添付の関連資料を参照 神経細胞はシナプス(注2)と呼ばれるつなぎ目を介して互いに結合して神経回路を形成しています。シナプスこそが脳における「記憶の場」と考えられています(図1)。練習すればするほど楽器の演奏が上達するというような運動の学習は、特に小脳において行われ...
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KCCS、大学・企業向け電子書籍配信サービス「BookLooper」を提供開始
大学・企業向け電子書籍配信サービス「BookLooper」を提供開始 京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 佐々木 節夫、以下KCCS)は、電子書籍配信サービス「BookLooper」を2013年3月から提供開始します。 KCCSは、大学での電子学術書(和書)の普及を目指し、2010年12月から慶應義塾大学メディアセンターと共同で、学生・教職員を対象とした電子学術書配信の実証実験を行い、学習に適した電子書籍活用のノウハウを蓄積して参りました。 昨今、数多くの電子端末がリリースされ手軽に電子書籍が利用される中、さまざまなOSや端末、ファイルフォーマットに対応したオープンな...
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慶大など、試験科目に対応の「知財マネジメント講座」を共同で開発
大学院メディアデザイン研究科・東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社 昨年度に引き続き「知財マネジメント講座」を共同で開発 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(以下KMD)とコンテンツ・プロデューサー育成を専門とする東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長:吉原浩一、以下TCPL)は、昨年(2011年)度に引き続き、今年(2012年)度も「知財マネジメント講座」を共同で開発します。 本講座は、国家試験である知的財産管理技能検定1級(コンテンツ専門業務)(※1)の試験科目に対応し、講座内容はKMDの知財教育(※2)の考え方とTCPLのコンテンツ・...
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日本IBMなど、国際標準の電子タグを使ったトレーサビリティー共同実証実験を実施
国際標準の電子タグを活用した共通基盤で生産者を支援 − 静岡県袋井市産果物のトレーサビリティ共同実証実験を実施 − 慶應義塾大学SFC研究所(所在地:神奈川県藤沢市、所長:金子郁容)、一般財団法人流通システム開発センター(所在地:東京都港区、会長:井上毅、以下流通システム開発センター)、株式会社大和コンピューター(本社:大阪府高槻市、社長:中村憲司、以下大和コンピューター)、神奈川工科大学(所在地:神奈川県厚木市、学長:小宮一三)、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM、以下日本IBM)の5者は、国際標準の識別番号体系(注1)を用いて...
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東北大、Larp7が機能しなくなると生殖細胞の増殖が停止することを発見
生殖細胞の増殖を保証する転写制御機構 胎仔(たいじ)に存在する未分化な生殖細胞は活発に増殖しますが、私たちは転写制御因子であるLarp7が機能しなくなると、細胞周期の進行を阻害する遺伝子の発現が誘導され、その増殖が停止することを発見しました。この結果は、この遺伝子の異常が生殖細胞の形成不全に原因のある不妊症や、始原生殖細胞の増殖異常により引き起こされる一部の小児腫瘍の原因となっている可能性を示唆しています。本研究結果は、11月15日付でGenes&Development誌電子版に掲載されます。 【研究成果の概要】 胎仔に存在する始原生殖細胞は、精子や卵子の元となる未分化な...
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慶大、ブンチョウが人間のことばの微妙な音声的ニュアンスを聞き分けていることを確認
ブンチョウも人間の言語の微妙な音声的ニュアンスが分かる 慶應義塾大学文学部の渡辺茂教授他は、文学部心理学専攻学生(実験当時)の直井望とともに、ブンチョウが人間のことばの微妙な音声的ニュアンスを聞き分けていることを実験で確かめました。 人間の会話では、言葉の意味内容そのものも大切ですが、同時にそれがどのように話されるかで全く違う情報を伝えることができます。同じ内容でも「そうですか!」と賞賛の気持ちを伝えることもできますし、「そうですかあ?」と疑念の気持ちを伝えることもできます。この微妙な音声の違いは私たちが人間だから分かるのでしょうか? 研究グループではブンチョウに同じ「...
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慶大、水素ガス吸入で心肺停止蘇生後の脳や心臓の障害を改善する効果を発見
水素ガスにより心肺停止蘇生後の脳や心臓の障害を改善する効果を発見 −良好な社会復帰の可能性を向上する新たな治療法として期待− 慶應義塾大学医学部循環器内科(佐野元昭専任講師、福田恵一教授)、同救急医学教室(林田敬助教、堀進悟教授)、日本医科大学大学院医学研究科加齢科学系専攻細胞生物学分野(上村尚美講師、太田成男教授)らの共同研究グループは、濃度2%の水素ガスを吸入することにより(注1)心肺停止から蘇生したあと(注2)の脳機能や心筋組織の後遺症を軽減し、生存率を改善することをラットにおいて発見しました。 心肺停止は、たとえ救命できたとしても脳や心臓に重篤な後遺症を残し、社会...
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リクルートマーケティングパートナーズ、オンライン予備校サービスを本格展開
オンライン予備校サービスを本格展開 〜経験豊富な実力派講師の大学受験対策講義をWebで無料/低価格で提供〜 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:鬼頭秀彰)が運営する『受験サプリ』( http://jyukensapuri.jp/ )は、本日より新サービスとして「オンライン予備校」サービスを開始いたします。 <サービス展開の狙い 〜受験に、自由を。〜> 大学受験の実態(※1)を見てみると、塾・予備校へ通うことができている受験生はおよそ3人に1人(35%)でしかありません。通うことができていない理由を聞くと、「家庭の経済事情が厳しい・高いから(49%)」「近くに...
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慶大、パーキンソン病のiPS細胞を樹立し病態メカニズムの再現に成功
パーキンソン病iPS細胞を樹立、その病態メカニズムを再現 ―パーキンソン病の病態解明、新薬・早期診断法開発に期待― 慶應義塾大学医学部生理学教室の研究グループ(岡野栄之教授、今泉陽一研究員)(注1)と順天堂大学医学部脳神経内科(服部信孝教授)の共同研究グループは、パーキンソン病(注2)患者さんからiPS細胞を作製し、病態メカニズムを再現することに成功しました。このことは、病態解明と根本治療につながると期待されます。 パーキンソン病は、アルツハイマー病の次に多い神経変性疾患であり根本的治療法がありません。手足のふるえやこわばり、動作が緩慢になる、転びやすくなる、といった運動...
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世界初 書道の達人の筆使いを忠実に再現するシステムの開発に成功 〜「モーションコピーシステム」により熟練技能を保存、ロボットが再現〜 10/2(火)〜5(金)「CEATEC JAPAN 2012」でデモンストレーション実施 慶應義塾大学理工学部 桂 誠一郎 准教授は、NEDOの産業技術研究助成事業の一環として、書道の達人の動作情報から細やかな力加減を抽出・保存し、ロボットにより忠実に再現する「モーションコピーシステム」の開発に世界で初めて成功しました。今回、書道家の佐渡壽峰氏の協力の下、「モーションコピーシステム」による書道動作の保存・再現の検証を行い、書かれた文字を高い精...
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テックファーム、身体が不自由な障害者の生活を支援するAndroidアプリを開発
スマフォがリモコンの役目、障害者の生活支援 障害者向けAndroidアプリ「At−Scan」「At−Switch」開発 〜寝たきりでも表示画面を見ながら手元のスマフォでリモコン操作が可能〜 2013年初めにGoogle Playで配信予定 慶大と産学共同プロジェクト製品化第二弾 テックファーム株式会社(以下、テックファーム、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:千原信悟)は、身体が不自由な障害者の生活を支援する2つのAndroid端末向けアプリ「At−Scan(有料版・無料版)」(エーティースキャン)、「At−Switch」(エーティースイッチ)を開発、2013年初めにGoog...
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慶大、2012年大学生を対象とした科学用語に関する調査結果を発表
2012年大学生を対象とした科学の用語調査 −1992年、2002年の調査と比較して− 慶應義塾大学理工学部 加藤万里子教授(天文学)と法学部日吉物理教室 小林宏充教授(物理学)は同大学の1,2年生を対象として、科学用語の知識と興味度、物理コンプレックスの有無などを調査し、2002年および1992年の調査と比較しました。この調査は日吉キャンパスで10年ごとに行われているもので、新入生の傾向を見るだけではなく、それを通じて社会全体の科学への関心が長期的にどのように変わってきたかをも探ることができる貴重なものです。 学生が科学の最新知識を得る情報源は、テレビがもっとも多く、イ...
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理化学研究所と慶大、ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立
ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立 −採取した血液から体内時刻のズレを検出可能に− ◇ポイント◇ ・ヒトの血液中で、24時間周期で増減する代謝産物を複数同定 ・「分子時刻表」を作り、被験者の血液の代謝産物と照合して体内時刻を推定 ・体内時計が関わる障害の診断や、治療法の評価への応用が期待 理化学研究所(野依良治理事長)と慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)は、ヒトの生体内で24時間周期を刻む体内時計(※1)が示す「体内時刻」を、採取した血液から簡単に測定する方法を開発しました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センタ...
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エーザイ、「ヒュミラ」の関節リウマチの関節の構造的損傷防止の効能・効果追加承認取得
アボット ジャパン株式会社、エーザイ株式会社 ヒト型抗ヒトTNFα モノクローナル抗体「ヒュミラ(R)」(一般名:アダリムマブ) 関節リウマチにおける関節の構造的損傷の防止に関する効能・効果の承認取得 アボット ジャパン株式会社(本社:東京都、社長:ゲリー・エム・ワイナー)とエーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、国内で共同開発を進めてきたヒト型抗ヒトTNFα モノクローナル抗体「ヒュミラ(R)皮下注40mg シリンジ0.8mL」(一般名:アダリムマブ<遺伝子組換え>、以下「ヒュミラ(R)」)について、このたび、関節リウマチにおける関節の構造的損傷の防止に関する効...
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慶大、マウスの皮膚を温めると紫外線によるシワが防げることを発見
マウスの皮膚を温めると紫外線によるシワが防げることを発見 慶應義塾大学薬学部の水島徹教授らは、慶應義塾大学、熊本大学、名古屋大学、(株)再春館製薬所の共同研究により、マウスの皮膚をお湯につけることでシワが防げることを発見しました。またこの仕組みを解析し、熱によって体内で増える熱ショックタンパク質70(HSP70)が重要な役割を果たしていることを発見しました。この成果は、皮膚科学の分野で最も権威のある米国科学雑誌Journal of Investigative Dermatologyに掲載されるとともに、9月19日からイタリアで開催される、欧州研究皮膚科学会で発表されます。 ...
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ウィンクで動く車いす 〜世界初!操作性・安全性を兼ね備えたハンズフリー移動システム〜 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科満倉靖恵准教授、高橋正樹准教授の合同研究グループでは、目の周りの電位(眼電位)をコントローラとする安心・安全な車いす自動走行装置を開発しました。かねてより安心・安全システムを目指した車いす設計をしていた高橋正樹准教授らのグループと、脳波や筋電の意味解析を中心に研究を行っていた満倉靖恵准教授らの新しいコラボレーションにより生まれた技術で、既存の自動運転装置と比べ、より高い操作性と安全性を実現した車いすとなっています。この車いすの技術を応用することで、...
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慶大、テラヘルツ電磁波の偏波情報を用いた表面凹凸イメージング手法を開発
テラヘルツ電磁波の偏波情報を用いた超高感度凹凸イメージング手法の開発に成功 〜新しい非破壊・非接触検査への応用に期待〜 慶應義塾大学大学院理工学研究科の安松直弥君(修士1年)及び同理工学部物理学科 渡邉紳一准教授の研究グループは、テラヘルツ電磁波の偏波情報を用いた超高感度な表面凹凸イメージング手法の開発に成功しました。テラヘルツ電磁波(注1)による表面形状計測は、可視光を透過しない塗装膜下やプラスチックケース内部の構造物のキズやへこみを非破壊検査する手法として産業界で広く注目を集めていますが、電磁波の波長が0.1〜1mmと著しく長いため高感度な画像を得るのが難しいという課...
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東陽テクニカ、「OpenFlow」に対応したテストソリューションの国内販売を開始
東陽テクニカ、SDN/OpenFlow向けテストソリューションの国内販売を開始 株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 五味 勝、以下「東陽テクニカ」)は、SDN(Software Defined Network)の中核を担う技術として期待される「OpenFlow」に対応した、新しいテストソリューションの国内販売を開始しました。 SDN/OpenFlowは日本のICT業界において大きな注目を集めています。このOpenFlowではこれまでルータやスイッチ等のネットワーク装置が自律的に行っていたネットワーク制御をソフトウェア側で切り離して行うことができ、管...
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JSTと慶大、自己免疫疾患の原因となる免疫細胞が増える新たな免疫調節の仕組みを発見
自己免疫疾患の原因となる免疫細胞が増える新たな仕組みを発見 −副作用の少ない治療法の開発に期待− JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 医学部の永井 重徳 助教らは、自己免疫疾患の原因となる免疫細胞が増える、新たな免疫調節の仕組みを発見しました。 関節リウマチ、炎症性腸疾患(注1)などの自己免疫疾患は、免疫システムが自分自身の正常な細胞や組織に対してまで攻撃してしまうため発症しますが、その原因として免疫システムで司令塔の役割をするヘルパーT細胞(T細胞の一種である細胞、以下、Th細胞)の細胞のなかでも、近年発見された「Th17細胞(注2)」が大きく関与して...
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JSTと慶大、「光誘起電荷分離現象」についてリアルタイムに高精度で観測することに成功
有機薄膜表面電子の光励起寿命をリアルタイムで計測 −高効率な太陽電池などの創出に道開く− JST課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 理工学部 化学科の中嶋 敦教授らの研究グループは、有機薄膜を塗布した金電極に、光を照射した時に起こる「光誘起電荷分離現象(注1)」を、リアルタイムに高精度で観測することに成功しました。 有機薄膜の1つである、アルカンチオール(注2)の自己集積化単分子膜(SAM膜)(注3)は、今後実用化が期待されるナノクラスター(原子や分子が集合した超微粒子)(注4)を用いた光電子デバイス(注5)に必須の絶縁中間層材料の代表例として有望視されています...
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JSTなど、脳の低酸素状態の防御機構に生体ガス分子が関係することを発見
脳の低酸素状態の防御機構に生体ガス分子が関係 −脳梗塞など脳虚血病態の制御法開発へ道− JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 医学部の末松 誠 教授と、梶村 眞弓 専任講師らのグループは、マウスの脳内で生成されている一酸化炭素(CO)が、脳梗塞などの低酸素時の脳血管拡張反応と脳のエネルギー代謝の維持に重要な働きをしていることを発見しました。 私たちの体の中では、さまざまなガスが作られており、血流を増やしたり、炎症を抑えたりと生体内で重要な働きをしています。これらのガスは「ガスメディエータ」と呼ばれ、一酸化窒素(NO)やCO、硫化水素(H2S)が代表分子です...
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マイアース、生物の多様性を食物連鎖から楽しく学べるカードゲーム「たべちゃうぞ!!−陸のなかまたち−」を発売
マイアース 生物多様性を食物連鎖から楽しく学べるカードゲームを発売 第1弾は『たべちゃうぞ!!−陸のなかまたち−』 幼児から大人までレベルに応じた5種類の遊び方を提供 大日本印刷株式会社(DNP)が慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生の起業を支援して設立した合同会社マイアース・プロジェクト(以下:マイアース)は、遊びながら生き物の名前と“いのちのつながり”(食物連鎖)を楽しく学べるカードゲ−ム『たべちゃうぞ!!』を発売します。 シリーズ第1弾『たべちゃうぞ!!−陸のなかまたち−』は11月28日発売です。 今後、『海のなかまたち』や『川のなかまたち』などのシリーズ展開を行っ...
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ATRと慶應義塾大学、リハビリテーションに応用可能な 脳ダイナミクス推定技術の開発に成功 <はじめに> 食事の高エネルギー化、高脂質化、また高齢化によって10年後には脳卒中患者は300万人に達するだろうという推計があります。そのうち、約半数がコミュニケーション能力、運動能力に障害が残り、リハビリテーションが必要になると考えられます。さて、ご自身がリハビリを受けることなった状況を想像すると、なかなか厳しい現実が待っているかもしれません。一生懸命努力しても、麻痺した身体はなかなか動いてくれず、良い方向に進んでいるのかどうかもわからず、がっかりしてやる気がなくなるかもしれません。...
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凸版印刷、東大と装飾古墳を対象とした「屋外文化財バーチャル体験システム」を開発
凸版印刷、「屋外文化財バーチャル体験システム」を開発 〜高精度三次元計測技術とVRコンテンツ生成技術により、自由な鑑賞スタイルを実現〜 凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、文部科学省の委託研究「複合現実型デジタル・ミュージアム(※)」の一環として、東京大学池内研究室と共同で装飾古墳を対象とした「屋外文化財バーチャル体験システム」を開発しました。本システムは、複数の鑑賞者が同じバーチャル空間を共有しながら、それぞれ異なる視線でバーチャル空間内を体験できるものです。 具体的には、複数の鑑賞者はヘッドマウント型ディスプレイを装着...
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大日本印刷、「My Earth」の中・上級者向け「入れかえ用パッケージ第3弾」を発売
遊びながら環境問題を考えるトレーディングカード『My Earth(R)』の中・上級者向け「入れかえ用パッケージ第3弾」を8月に発売 風力や潮力などの再生可能エネルギーカードや、子供たちが描いたイラストカードなどが登場 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)が、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生の起業を支援して設立した合同会社マイアース・プロジェクトは、地球環境の大切さを学べるトレーディングカードゲーム『My Earth(R)(マイアース)』の「入れかえ用パッケージ第3弾」を、8月12日より発売します。 このパッケージは、マ...
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テックファーム、言語などが不自由なユーザー向けにTwitter投稿用iPadアプリを開発
〜手指や言語が不自由な障害者のITコミュニケーションを支援〜 「ふっ」と吹く息で文字を選択・入力 障害者向けTwitter投稿用iPadアプリ『息鳥』を開発 本日よりApp Storeにて無料配信開始 テックファーム株式会社(以下、テックファーム、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:千原信悟)は、手指や言語が不自由な障害者でもTwitterを楽しめるTwitter投稿用iPadアプリ『息鳥(いきどり)』を開発、本日より米Apple社が運営する『App Store』にて無料で配信を開始します。 iPadアプリ『息鳥』は、文字板(キーボード画面)上のカーソル移動に従って専用マイク...
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JSTと埼玉医科大学、がん原因遺伝子の働きなしでES細胞の多能性を維持する仕組みを発見
がん原因遺伝子の働きなしでES細胞の多能性を維持する仕組みを発見 (ES細胞やiPS細胞の安全性向上につながる可能性) JST 課題達成型基礎研究の一環として、埼玉医科大学 ゲノム医学研究センターの奥田 晶彦 教授らは、マウスのES細胞注1)(胚性幹細胞)について、多能性を保つために必須だと考えられてきたがん原因遺伝子c−Myc注2)(シーミック)の働きは、培養条件によっては必須ではないことを発見しました。ES細胞はiPS細胞注3)(人工多能性幹細胞)と同様にさまざまな細胞に分化できる能力(多能性)を持っており、その多能性を維持するために働いている因子があるとされています。...
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アイシン精機など5社、車車間通信のみで実現するCO2削減アプリケーションと情報通信基盤技術を開発
車車間通信のみで実現するCO2削減アプリケーションと情報通信基盤技術を開発 慶應義塾大学SFC研究所、アイシン精機株式会社、株式会社アイ・トランスポート・ラボ、NECソフト株式会社、財団法人日本自動車研究所は、2010年度、総務省から「ネットワーク統合制御システム標準化等推進事業−700MHz帯を利用する近距離移動体通信による環境負荷低減の実証−」を受託し、700MHz帯近距離移動体通信を用いた環境負荷低減に資する情報通信基盤技術の開発を行い、北海道豊頃町及び茨城県つくば市にて検証実験を行いました。 本事業では、「運転支援用通信とCO2削減用通信の共存性を確保する技術」の...
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慶応大学、「病気の起きはじめ」を再現する遺伝子改変マウスの作成に成功
病気の「起きはじめ」を再現する動物実験ツールの開発に成功 〜「早期発見・早期治療」のための新たな治療法発見につながる成果〜 難病や変性疾患(注1)の多くは、特定の種類の細胞が少しずつ死んでいくことで起きることがよく知られていますが、これらの病気の「起きはじめ」を簡便に詳しく調べるツールはこれまでほぼ皆無でした。慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室(小川 郁教授)の藤岡正人助教と生理学教室(岡野栄之教授)は、米国ハーバード大学医学部(アルバート エッジ准教授)との国際共同研究で、実験者が選んだ細胞に特異的に、しかし一部分のみを観察者の好きなタイミングで細胞死に導くことのできる遺...
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博報堂とKMD、つぶやきで花を育てるソーシャルゲーム型twitterアプリをiPhone向けに提供
博報堂とKMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)が共同開発 つぶやきで花を育てるソーシャルゲーム型twitterアプリ 「ふ*らいふ」 iPhone用に提供開始 博報堂と、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(委員長:稲蔭正彦教授、以下KMD)の共同プロジェクトである「SUGMプロジェクト」は、twitter上でのつぶやき(ツイート)や友人とのやりとりを通じて花を育てるソーシャルゲーム型twitterアプリケーション「ふ*らいふ」を開発、4月20日よりiPhone向けの無料ダウンロードサービスを開始いたしました。 (*twitterアプリケーション=twitt...
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慶応大学とJST、腫瘍の増大や治療が効かない状況を引き起こす分子メカニズムを解明
癌幹細胞マーカーCD44が活性酸素を抑制することによって 腫瘍の増大や治療が効かない状況を引き起こす分子メカニズムを解明 ―癌幹細胞を特異的に標的とした治療法を開発できる可能性を拓く― 慶應義塾大学先端医科学研究所遺伝子制御研究部門(責任者:佐谷秀行教授)の永野修助教、石本崇胤研究員らの研究グループは、慶應義塾大学医学部医化学教室(責任者:末松誠教授)、金沢大学がん研究所腫瘍遺伝学研究分野の大島正伸教授、近畿大学薬学総合研究所の益子高研究員、熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学教室の馬場秀夫教授らとの多施設共同研究によって、癌幹細胞表面マーカーである接着分子CD44がシス...
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日立と慶応大学、ネットワーク仮想化を活用し通信利用効率を高める制御技術を開発
ネットワーク仮想化を活用した 通信利用効率を高めるための通信制御技術を開発 多様なアプリケーションを低コストで利用可能にする通信環境を提供 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明)と慶應義塾大学(塾長:清家 篤)理工学部システムデザイン工学科 西宏章准教授は、このたび、2015年以降の新世代ネットワーク(*1)の実現に向け、ネットワークを仮想的に分割するネットワーク仮想化を活用し、アプリケーションの要求速度や通信容量に応じて最適に使い分けてネットワークの利用効率を高める通信制御技術を開発しました。これにより、通信事業者が従来と同じ規模の通信設備で従来よりも多くの通信利用者...
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JR東日本、山手線に「座っているお客さまにも周囲のお客さまにも快適なシート」を試行導入
山手線で車内のお客さまに快適なシートを試行します 〜快適さを追求したシートの研究開発を進めています〜 1.開発の目的 通勤電車用シートについては、これまでできるだけ多くのお客さまが快適に座れるように座面幅の拡大、着席区分の明確化などの改善を行なってきました。しかしながら膝の開き、もたれかかり、足の投げ出しにより周囲のお客さまが不快に感じたり、お客さま自身が着座時に周囲に迷惑をかけていないか気にされたりしているケースが多いことがわかりました。そこで、車内のお客さまが互いに快適にご利用いただけるように、シートの座り心地と譲り合いの気持ちを両立させたシートの開発を目指しました。 ...
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東大、骨格筋におけるグルココルチコイドレセプターの標的遺伝子を同定し筋萎縮の分子機構を解明
骨格筋におけるグルココルチコイドレセプターの標的遺伝子同定と 筋萎縮の分子機構解明 −副腎皮質ステロイドホルモンの副作用の 仕組みを解明し新しい治療法を開発 【発表者】 田中廣壽(東京大学医科学研究所先端医療研究センター免疫病態分野 准教授) 清水宣明(東京大学医科学研究所先端医療研究センター免疫病態分野 特任研究員) 吉川賢忠(東京大学医科学研究所附属病院 助教) 森本幾夫(東京大学医科学研究所先端医療研究センター免疫病態分野 教授) 【発表概要】 骨格筋は身体の40%以上を占める臓器であり、姿勢保持、運動、そして栄養の貯留と供給など、生きていく上で重要な役割を担っていま...
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テラ、慶應義塾大学医学部と進行膵がんに対する樹状細胞ワクチン療法の共同臨床試験を開始
テラ株式会社、慶應義塾大学医学部と共同臨床試験を開始 〜進行膵がんに対する抗がん剤を併用した WT1ペプチド(※1)を用いた樹状細胞ワクチン療法(※2)の第I相臨床試験〜 テラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:矢崎 雄一郎、ジャスダック上場(2191)、以下「当社」)は、この度、慶應義塾大学医学部と共同研究契約を締結いたしました。 この共同研究契約に基づき、当社は慶應義塾大学医学部と共同で、進行膵がんを対象として、抗がん剤(塩酸ゲムシタビン(※3))を併用したWT1ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン療法に関する共同臨床試験を開始いたします。この試験により、本療法...
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ライブドア、婚活サイトなどの監修で交流分析の考え方を応用した「相性診断テスト」を提供
大手婚活サイト「youbride」、ジャーナリスト白河桃子氏監修による、 「相性診断テスト」をリリース 〜 交流分析(Transactional Analysis, TA)の理論を応用 〜 インターネット事業会社である株式会社ライブドア(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:出澤剛)が運営する結婚紹介サイト「youbride(ユーブライド)」は、ジャーナリスト白河桃子氏監修、文教大学人間科学部幸田ゼミの協力による、交流分析(Transactional Analysis, TA)の考え方を応用した「相性診断テスト」を一般利用者向けにリリースしました。 本診断テストのベースの考え...
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廣済堂など、iPhone/iPad用の電子書籍書店アプリ「BookGate」でレコメンドサービスを提供
廣済堂、iPhone/iPad用の電子書籍書店アプリ「BookGate」でレコメンドサービスを提供 maqs、慶応義塾大学SFC研究所と連携で、利用者行動を解析・研究しユーザー向けサービスを強化 株式会社廣済堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:長代厚生、以下 廣済堂)は、maqs株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:幾留浩一郎、以下 maqs)、慶應義塾大学SFC研究所と連携し、iPhone/iPad用の電子書籍書店アプリ「BookGate」上で、ユーザー向けのレコメンドサービスを来春から提供開始します。 スマートフォンをはじめとする多機能情報端末の普及に伴って...
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JST、低い当選確率を高めに見積もるワクワク感に脳内ドーパミンが関与
低い当選確率を高めに見積もるワクワク感に 脳内ドーパミンが関与 −脳内分子の画像化技術と経済理論から依存症に迫る− 独立行政法人 放射線医学総合研究所(理事長:米倉 義晴) 分子イメージング研究センター分子神経イメージング研究グループ 高橋英彦 客員研究員 【本研究成果のポイント】 ●確率に関わる意思決定時のワクワク感を脳内分子の画像化技術で計測 ●脳内の線条体と呼ばれる部位のドーパミンD1受容体の密度が低い人ほど低確率を高く見積もってしまい、ワクワクしやすい ●依存症の客観的診断や新たな治療戦略に貢献 独立行政法人 放射線医学総合研究所(理事長:米倉義晴、以下、放医研)分...
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ドゥ・ハウス、商品力の評価・販売状況を予測する「RETMASTM(リトマス)」を販売
ドゥ・ハウスは、新商品などの商品力の評価、販売状況を予測するサービス 「RETMASTM(リトマス)」の販売を開始いたします。 慶應義塾大学商学部清水聰教授の監修のもと、ドゥ・ハウスが運営する 新商品サンプリング&クチコミサイト「モラタメ.net」におけるサンプリング結果から 新商品などの商品力を測定し、販売状況の予測を行うサービスを電通と共同で開発、 販売を開始し、メーカーのより迅速かつ効果的な戦略立案を支援いたします。 株式会社ドゥ・ハウス(本社:東京都港区、社長:稲垣佳伸、以下ドゥ・ハウス)は、慶応義塾大学商学部 清水聰教授の監修のもと、ドゥ・ハウスが運営する新商品サンプ...
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インテックなどの共同研究プロジェクト「富山メディアプラットフォーム」に高岡ケーブルテレビが参画
地域における情報流通を拡大させるメディア事業設計の共同研究 『富山メディアプラットフォーム』 〜地域における映像コンテンツ制作/流通に関する協働の実証、本日から実施段階に〜 慶應義塾大学SFC研究所プラットフォームデザインラボ(神奈川県藤沢市、代表 國領二郎、以下プラットフォームデザインラボ)、慶應義塾大学SFC研究所地域情報化研究コンソーシアム(神奈川県藤沢市、代表 飯盛義徳、以下地域情報化コンソーシアム)、ITホールディングスグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長 金岡克己、以下インテック)、株式会社チューリップテレビ(本社:富山県高岡市、代表...
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博報堂、独自調査パネル「ダイバーシティ・ヴィレッジ」のメンバーを起用した商品開発サービスを開始
博報堂、多種多様なユーザーとの共同による商品開発サービスを開始 〜米ユニバーサルデザイン専門機関との共同開発による手法採用〜 ユニバーサルデザイン視点でのコンサルティング業務および制作業務を行う目的で、2009年6月に設立した専門組織「博報堂ユニバーサルデザイン」が、米ユニバーサルデザイン専門機関IHCD(*1)と共同開発した手法を採用の上、予てから構築していた独自調査パネル「ダイバーシティ・ヴィレッジ」(*2)のメンバーを起用し、商品開発サービスを開始しましたのでお知らせいたします。 博報堂ユニバーサルデザインは、より多くの人に情報を伝えることを目的としたユニバーサルデ...
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電通と慶応大学、汐留イノベーションスタジオがアンドロイド向け「モバイルフォンスター」を配信
汐留イノベーションスタジオがアンドロイドアプリ 『モバイルフォンスター』の配信を開始 携帯電話番号から、1億通りのオリジナルキャラクターが 自動生成されるエンターテインメント電話帳アプリ登場! 電通と慶應義塾大学SFCが共同研究を通して次世代型事業シーズの創造と発信を行っていくために立ち上げたクリエーティブ・ユニット「汐留イノベーションスタジオ」(以下SIS、 http://sis-web.jp )(※1)は、アンドロイドを搭載したスマートフォン端末専用アプリ『モバイルフォンスター(英語表記:MOBILE PHONESTER)』の無料配信サービスを本日より開始します。これは携帯電話番号から、1億通...