東日本大震災1年後の脳体積の増加は自尊心と相関 〜脳形態変化の追跡調査から〜  東北大学加齢医学研究所兼務(東北メディカル・メガバンク機構)の関口敦講師、川島隆太教授を中心とする研究グループは、東日本大震災発災の直後に観察された脳形態変化について、1年後の追跡調査を行いました。  研究グループはこれまで、震災当時に仙台周辺に在住していた大学生の脳形態を調べ、震災直後の調査では、PTSD症状が強いほど眼窩前頭皮質の脳体積が減少することが明らかにしてきました。今回の研究では、同じ大学生たちに1年後の追跡調査を実施し、震災前/直後〜震災1年後にかけて、(1)平均して眼窩前頭皮質の灰白質量...