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宇宙天気予報
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プラズマの突発現象メカニズムを解明 −突発的発生の予言と核融合プラズマの制御へ− <概要> 九州大学応用力学研究所の伊藤早苗教授の研究グループは、核融合科学研究所(岐阜県土岐市)の井戸毅准教授の研究グループと共同で、核融合科学究所の大型ヘリカル装置(※1)で発見された、閉じ込められたプラズマの中で発生する突発的な揺らぎの発生の機構を解明しました。これにより、理論、シミュレーション、実験の研究を統合し、この突発的な発生の予言を可能にしました。予言が可能になると、核融合炉の安定した発電や炉内機器の寿命の延長に繋がります。 突発的な揺らぎの発生は、核融合プラズマだけでなく、宇宙に...
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東大、「太陽の影」が太陽活動の11年周期と相関して変化していることを発見
銀河宇宙線中の「太陽の影」でさぐる太陽磁場構造 【発表者】 湯田 利典(東京大学 名誉教授) 瀧田 正人(東京大学 宇宙線研究所 准教授) 大西 宗博(東京大学 宇宙線研究所 助教) 川田 和正(東京大学 宇宙線研究所 特任助教) 【発表のポイント】 ◆銀河宇宙線が太陽によって遮られる現象「太陽の影」が、太陽活動の11年周期と相関して変化していることを発見した。 ◆「太陽の影」を利用して太陽近傍の磁場構造の検証を行った世界で初めての成果である。 ◆私たちの住む太陽圏の磁場構造の理解は、人類の宇宙進出を支える基礎知識を構築する上で重要であり、本研究成果は、太陽圏の磁場構造...
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極大期のピーク到来、今後2週間の太陽活動に注意 〜2日間に4回の大型太陽フレアを確認〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、日本時間2013年5月13日(月)から5月15日(水)までの2日間に合計4回の大型(Xクラス)太陽フレア現象(*1)の発生を確認しました。この現象の最大X線強度は、通常の100倍以上に及ぶ大型のものです。また、この現象に伴い、ほぼ同時刻にデリンジャー現象(*2)の発生が観測されました。 現在、この現象を引き起こした非常に活発な黒点群は太陽面東端にあり、今後1週間ほどで地球の正面方向を向き、その後、ほぼ1週間で太陽面西端に移動...
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日立、NICTの「宇宙天気予報」に活用するスーパーコンピュータシステムを納入
情報通信研究機構(NICT)が「宇宙天気予報」に活用する スーパーコンピュータシステムを刷新し稼働開始 日立のスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」を採用 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、科学技術計算分野向けスーパーテクニカルサーバ「SR16000 モデルM1」を中核とするスーパーコンピュータシステム(以下、新システム)を独立行政法人情報通信研究機構(理事長 宮原 秀夫/以下、NICT)に納入し、11月1日から稼働を開始しました。 今回稼働した新システムは、太陽の活動によって発生する地球周辺の磁気圏の乱れや宇宙放射線を予...