世界初の重力波直接観測を目指す大型低温重力波望遠鏡 KAGRAのトンネル掘削が完了 <発表者>  梶田 隆章(東京大学宇宙線研究所 所長・教授)  大橋 正健(東京大学宇宙線研究所 准教授、(注1)  内山 隆(東京大学宇宙線研究所 助教) <発表のポイント>  大型低温重力波望遠鏡・KAGRA(かぐら、(注2)を格納する3キロメートルの腕を2本持つL字形トンネルの掘削が完了しました。KAGRAは、世界で唯一、低地面振動環境である地下に建設されるキロメートルスケールの重力波望遠鏡であり、地下トンネルはKAGRAの感度性能を向上させる重要な構成要素です。今後、実験施設の整備、実験装置の構築を経て、2015年末...