Pickup keyword
内科
-
神経難病大脳皮質基底核症候群の新しい画像診断法を確立 ‐新規PETプローブによる病状進行の可視化へ‐ 【研究概要】 大脳皮質基底核症候群は、タウと呼ばれるタンパク質の凝集と蓄積が特徴とされる神経難病です。日常診療では診断に苦慮することも少なくなく、正確かつ早期に診断が可能となる検査法の確立が望まれますが、生体内でのタウ凝集体の蓄積を測定することが困難で、定量的な病状の評価ができませんでした。東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野青木 正志(あおき まさし)教授、東北医科薬科大学医学部薬理学教室岡村 信行(おかむら のぶゆき)教授らのグループは、新規に開発されたPETプローブを用いて...
-
神経変性疾患発症に重要なメカニズムを解明 〜小胞輸送制御因子 ESCRTの異常が神経細胞死を引き起こす〜 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野長谷川隆文(はせがわ たかふみ)講師、青木正志(あおきまさし)教授らのグループは、宮城県立がんセンター研究所田中伸幸(たなか のぶゆき)教授との共同研究により、神経変性疾患の脳内にみられる異常凝集タンパク蓄積と神経細胞死のプロセスに、小胞輸送制御因子ESCRT(エスコート)が重要な役割を果たすことを明らかにしました。本研究は、神経変性疾患発症メカニズムの一端を解明するものであると共に、同疾患の新たな治療開発へ貢献することが期待され...
-
アドバンテッジ リスク マネジメント、コスモエネルギーにストレスチェックサービスを導入
コスモエネルギーグループへのストレスチェックサービス導入が決定 〜全国に対応した当社の「専門医ネットワーク」が評価ポイントに〜 株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:鳥越 慎二、以下「当社」)は、コスモエネルギーグループ(コスモエネルギーホールディングス株式会社 本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 桂造、以下「コスモエネルギー」)の22社に、当社のストレスチェック義務化に対応したメンタルサポートプログラム「アドバンテッジ タフネス」の導入が決定したことをお知らせします。 コスモエネルギーは、国内各地に事業所や研究所、製油所、物...
-
アドバンテッジ リスク マネジメント、大手企業対象のストレスチェックサービスを拡充
大手企業を対象としたストレスチェックサービスを拡充 〜3000名以上の企業向けに最適化した新パッケージを提供〜 株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:鳥越 慎二)は、従業員数3,000名以上の企業に特化した、ストレスチェックと医師の面接指導を組み合わせたパッケージを新設し、12月1日より提供を開始します。大手企業特有の事情に対応したサービスを投入し、より多くの企業のストレスチェックを支援し、メンタルヘルス問題の解決に貢献してまいります。 労働安全衛生法の一部改正により、本年12月1日より50名以上の事業所において従業員への「スト...
-
遺伝性筋疾患を引き起こす遺伝子変異を発見 ‐RNA結合タンパク質遺伝子の変異が封入体ミオパチーの原因となる‐ 【研究概要】 ミオパチーは病状の進行とともに筋力の低下や筋肉の萎縮が生じる筋変性疾患の総称で、筋ジストロフィーなどが含まれます。ミオパチーは遺伝性や炎症性などさまざまな要因によって生じますが、東北大学大学院医学系研究科・神経内科学分野の青木 正志(あおき まさし)教授らの研究グループは、同・遺伝医療学分野の青木 洋子(あおき ようこ)教授、同・創生応用医学研究センター・細胞増殖制御分野の中山 啓子(なかやま けいこ)教授らと共同で、遺伝性ミオパチーの一つである封入体ミオパ...
-
東大、「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症」を原因としたかゆみに有効な薬剤を発見
うまれつき肝臓に病気があるこどもたちに光明! 〜「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症」を原因としたかゆみに有効な薬剤を世界で初めて発見〜 1.発表者:林 久允(東京大学大学院薬学系研究科 薬学専攻 助教) 2.発表のポイント: ◆うまれつきの肝臓の病気である「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症」のかゆみに対する薬剤を世界で初めて発見した ◆上記の病気に限らず、肝臓の病気によるかゆみに対する治療法は現在無く、この薬剤が初めてとなる ◆かゆみは著しい生活の質の低下を引き起こすため、今回の発見は患者、その家族にとって新たな光明となる 3.発表概要: 患者数が極めて少ないまれな疾患(希少疾患)...
-
大塚製薬、腎臓の希少疾病ADPKD患者のための錠剤「サムスカ錠30mg」を発売
腎臓の希少疾病ADPKD患者さんのための錠剤 「サムスカ(R)錠30mg」を国内で発売 ・「サムスカ錠」は、常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD(※1))の世界で初めての治療薬として2014年3月24日に日本で承認された。この度ADPKDの患者さんが錠剤数を少なくして服用できる「サムスカ錠30mg」を発売 ・のう胞が多数でき腎臓が大きくなる遺伝性の疾病であるADPKDは、主に腎臓内科、泌尿器科の医師が専門医として患者さんを治療しているが、ADPKDの薬剤治療にあたり、「サムスカ」の適正使用を理解していただくためにe−Learning受講が必須 ・未だ専門医の数は限られており、専門医が増えることが患者さんから切望されている。...
-
肺の機能維持に寄与する転写因子の同定 ―遺伝子発現システムの破綻による肺胞蛋白症の発症― 【概要】 東北大学大学院医学系研究科 細胞生物学講座生物化学分野の五十嵐和彦教授と内科病態学講座呼吸器病態学分野の貫和敏博名誉教授の共同グループは、肺の恒常性維持に必須の遺伝子発現システムを発見し、その異常が肺胞蛋白症の発症に関わることを見いだしました。 人を含む多くの生物において、肺から空気中の酸素を取り込む機能を支えているのが、肺に存在する肺胞サーファクタントという物質です。しかし、この肺胞サーファクタントが過剰に溜まると、呼吸困難などを症状とする肺胞蛋白症という病気になります。研...
-
アステラス製薬、米サイトキネティックス社と骨格筋疾患領域で提携
アステラス製薬:サイトキネティックス社との骨格筋疾患領域での提携のお知らせ ―提携により骨格筋疾患領域の新フロンティアを拓く― アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、サイトキネティックス社(英名:Cytokinetics, Incorporated、本社カリフォルニア州サウスサンフランシスコ、NASDAQ:CYTK)と、骨格筋活性化剤の研究、開発、及び商業化に関する提携契約を締結しましたので、お知らせします。両社は、骨格筋の減弱に関連する疾患や病状に対する新規の治療法を提供することを主な目的として、骨格筋活性化に関する共同研究・共同開発を行います。 骨格筋は全身の様々な臓器...
-
ノバルティス、多発性硬化症の認知・理解度に関する調査結果を発表
一般生活者における多発性硬化症(MS)の認知・理解度調査を実施 神経難病 多発性硬化症の認知度は、約4割にとどまる 症状まで知っている方は、わずか8.2% 〜日常生活に影響を与える種々の症状を呈する多発性硬化症に理解が必要〜 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、全国の20代から70代の一般生活者男女2,912名を対象に、多発性硬化症(MS: Multiple Sclerosis)の認知および理解度を調べるインターネット調査を実施しました。 その結果、MSの認知度(*1)は約4割で、同じ神経難病であるアルツハイマー型認知症、てんかん、パーキンソン病の...
-
京大、脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患を鑑別することに成功
脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患の鑑別が可能になった 近藤誉之 医学部臨床教授、小森美華 医学研究科研究生、池川雅哉 京都府立医科大学准教授らの研究グループは、脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い、多発性硬化症関連疾患を鑑別することに成功しました。 神経難病の一つである多発性硬化症および類縁疾患は、臨床経過や現行の検査所見のみでは、診断、治療法の選択が困難な場合があります。研究グループは、質量分析計を用いて髄液中タンパク質・ペプチドを俯瞰するプロテミクスパターン解析法を開発しました。この解析法によって、病態を反映した診断、疾患分類...
-
シード・プランニング、アルツハイマー型認知症・軽度認知障害の治療・診断に関する調査結果を発表
「アルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)の治療・診断の現状と今後の方向性」調査結果がまとまりました。 ◆アルツハイマー型認知症患者数は高齢化とともに年々増加し、2020年には167万人に達する。 ◆診断技術、治療薬の開発の進展にともない、より早期の患者が治療対象に加わった場合、2025年には220万人に達すると予測される。 ◆アルツハイマー型認知症治療薬の市場規模は2020年には2010年比2.7倍の2,900億円にまで拡大する可能性がある。 市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は...