特別企画:2014年度 主要上場建設会社62社の受注・業績動向調査 売上総利益率10%の大台に 〜リーマン・ショック以来の高水準〜 ■はじめに  上場建設会社の2014年度決算が出揃った。2014年12月に実施した前回調査(2014年度第2四半期業績)では、民間工事に減速感がありつつも、公共工事の増加は続き、売上総利益率は上昇。ゼネコン各社が着実に利益を確保していることが明らかになっている。資材価格の高騰、人手不足等のマイナス要因も存在するなか、ゼネコン各社がどこまで利益水準を高めることができたかが、今回の最大の焦点のひとつだ。  帝国データバンクは、全国の主要上場建設会社の20...