鹿児島県三島村で発見されたタケシマヤツシロラン −光合成も咲くこともやめた新種の植物−  末次健司 人間・環境学研究科研究員(日本学術振興会特別研究員)は、日本に生育する菌従属栄養植物の分布の整理に取り組んでおり、その一環として、鹿児島県鹿児島郡三島村竹島において調査を行ったところ、2012年4月に未知の菌従属栄養性のラン科植物を発見しました。  この植物は、ラン科のオニノヤガラ属に属する植物で、既知種のなかではハルザキヤツシロランの近縁ですが、花の内部構造などから、新種として記載され、Gastrodia takeshimensis(和名:タケシマヤツシロラン)と命名されました。  本研究成果は、フィン...