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ヤツメウナギ
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東大、無顎類ヌタウナギの主要組織適合遺伝子複合体分子の有力候補を発見
高等生物の繁栄の鍵「獲得免疫システム」の起源に新たな知見 〜無顎類ヌタウナギにおける主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子の有力候補を発見〜 <発表者> 高場 啓之(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 大学院生) 西住 裕文(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 助教) 坂野 仁(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 名誉教授) <発表のポイント> ・どのような成果を出したのか 獲得免疫を持つ脊椎動物の中で最も進化的起源が古いとされる無顎類のヌタウナギにおいて、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子の有力な候補を同定し、ALAと命名した。 ・新規性(何が新しいのか) ...
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ヌタウナギの発生から脊椎動物の進化の一端が明らかに −ヌタウナギの下垂体、口、鼻の起源を解明− ◇ポイント◇ ・深海にすむ原始的な脊椎動物ヌタウナギの発生過程を初めて詳細に観察 ・ヌタウナギの下垂体が外胚葉起源であることを確認、従来の定説を覆す ・円口類独自の発生パターンを発見、全脊椎動物の起源となることを示唆 理化学研究所(野依良治理事長)は、深海にすむ原始的な脊椎動物ヌタウナギ(※1)の頭部の発生過程を詳細に観察し、各種ホルモンを分泌する下垂体が外胚葉(※2)起源であることを確認しました。また、円口類に独自の発生過程があることも発見しました。これは、理研発生・再生科学...
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理化学研究所、背骨を持たない脊椎動物「ヌタウナギ」に背骨の痕跡を発見
背骨を持たない脊椎動物「ヌタウナギ」に背骨の痕跡を発見 −脊椎骨の形成メカニズムの進化について新しい仮説を提唱− 本研究成果のポイント ○複数の異なる発生段階のヌタウナギ胚を用いて遺伝子レベルで初解析 ○ヌタウナギ類の背骨を作り出す発生学的仕組みは基本的にヒトと同じ ○背骨の進化過程に関して、動物学の教科書を覆す新しい仮説を提唱 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、「背骨を持たない脊椎動物」として動物学の教科書の中で紹介されてきたヌタウナギ類から背骨の痕跡を発見し、これまで語られてきた「背骨の進化過程」を覆す新しい仮説を導き出しました。これは理研発生・再生科学総...