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モントリオール議定書
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東大、成層圏オゾンホールの影響を地表に伝える南大洋の水温分布を解明
成層圏オゾンホールの影響を地表に伝える南大洋の水温分布 ―20世紀後期に観測された南半球の気候変化、 および気候の将来予測に対する示唆― 1 発表者: 中村 尚(東京大学先端科学技術研究センター 教授) 西井 和晃(東京大学先端科学技術研究センター 助教) 2 発表のポイント: ◆南極成層圏の「オゾンホール(注1)」の影響として20世紀後期に南半球で観測された対流圏の偏西風強化が、南大洋の強い海面水温勾配無しには起き得なかったことを明らかにしました。 ◆成層圏オゾンホールが対流圏偏西風の変化を通じて地表の気候変化に影響を及ぼすために必要不可欠な要因として、南大洋の水温分布に...
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ダイキン、タイ国内で空調機の冷媒転換を支援する経済産業省のプロジェクトに参画
経済産業省の国際協力の方針のもと、タイ冷媒転換支援プロジェクトへ参画 タイの空調メーカーへ次世代冷媒HFC32に関する技術支援を開始 >CSRへの取り組みページへ http://www.daikin.co.jp/csr/index.html ダイキン工業株式会社は、タイ国内において空調機の冷媒転換を支援する経済産業省のプロジェクトに参画し、現地空調メーカー12社への技術支援を2015年4月27日より開始します。 このプロジェクトは、モントリオール議定書多数国間基金を活用した新興国支援の積極的な推進という方針のもと発足したもので、2012年12月に同基金の執行委員会により承認を受けています。 新興国では、モントリオール議定書に...
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東北大など、オゾン層破壊をもたらす大気中の塩化水素が北半球で近年増加
オゾン層破壊をもたらす大気中の塩化水素が北半球で近年増加―原因は短期的な大気循環の変動― フロン類の規制により、オゾン層破壊の元となる成層圏大気中の塩素総量は1990年後半から世界的に減少していると報告されています。 東北大学、国立環境研究所を含むベルギー他8カ国のメンバーによる研究グループは、国際的なネットワークを構成して観測を行っている(図1)フーリエ変換型赤外分光計(FTIR)(*1)を用いた地上観測および人工衛星観測により、オゾン層破壊をもたらす塩化水素(HCl)濃度が北半球下部成層圏で2007年以降増加していることを発見しました。この増加の原因は、大気モデルによるシミュレ...
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ハロン回収・充填設備を岩谷瓦斯(株)姫路工場に新設 〜埼玉県行田市との東西2拠点体制で増加する需要に対応〜 岩谷産業株式会社(本社:東京・大阪、社長:牧野明次、資本金:200億円)は、兵庫県姫路市の岩谷瓦斯株式会社 姫路工場内に、ハロンガスの回収・充填装置を設置し7月下旬より稼働開始しました。 消火用ガスの“ハロン”は、オゾン層破壊物質であることからモントリオール議定書で、1993年末に製造禁止となりましたが、消火能力が高く安全性に優れているために多くの通信・電算処理設備、立体駐車場等で広く使用されています。2009年3月末に消防法改正により、設置後15年を経過したハロン...