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マグネタイト
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東北大、リチウムイオン電池からイオン制御可能な磁石の創出に成功
リチウムイオン電池から イオン制御可能な磁石の創出に成功 ―電気的にスイッチング可能な磁気デバイスの創出に貢献― 〈概要〉 国立大学法人東北大学【総長 里見進】金属材料研究所【所長 高梨弘毅】の谷口耕治准教授、宮坂等教授らは、リチウムイオン電池*1に金属錯体から成る分子性材料を電極として組み込むことで、人工的にイオン制御可能な磁石を創り出すことに成功しました。リチウムイオン電池のイオン挿入機能を介して、電極材料中の金属錯体と連結した非磁性の分子に電子を導入し磁気モーメント*2を付与することで、物質全体に磁石としての性質を発現させました。さらに電池の放電状態を制御することで、磁...
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東大など、大きな保磁力を示す世界最小ハードフェライト磁石の開発に成功
世界最小ハードフェライト磁石の開発に成功 ―磁気記録テープ用のナノ新素材を発見― 1.発表者 大越慎一(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授) 生井飛鳥(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 助教) 井元健太(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 特任助教) 吉清まりえ(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 特任助教) 中川幸祐(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 特任助教) 所裕子(筑波大学数理物質系 准教授) 2.発表のポイント ◆ナノサイズで大きな保磁力(注1)を示す世界最小サイズのハードフェライト磁石(注2)の開発に成功しました。このフェライト磁石は、単なる酸化鉄か...
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東北大など、2億1500万年前の地層から巨大隕石衝突の証拠を発見
2億1500万年前の地層から巨大隕石衝突の証拠を発見 〜隕石衝突と生物大量絶滅の関連性の解明に期待〜 ◎共同発表者の氏名(所属) 尾上哲治・佐藤峰南・根建心具(鹿児島大学) 中村智樹(東北大学) 野口高明(茨城大学) 日高義浩・白井直樹・海老原充(首都大学東京) 大澤崇人・初川雄一・藤暢輔・小泉光生・原田秀郎(日本原子力研究開発機構) ◎研究成果のポイント ・三畳紀後期(約2億1500万年前)の地層から巨大隕石衝突の証拠を発見. ・この隕石衝突によりカナダのマニクアガンクレーターが形成. ・隕石衝突による絶滅は海洋プランクトンにはみられない.しかし北米の動植物は絶滅の影...
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JSTと東京薬科大など、微生物が互いに電子をやり取りする未知の「電気共生」を発見
微生物が互いに電子をやり取りする未知の「電気共生」を発見 <ポイント> ・微生物は金属微粒子を「電線」にして電子を流し、お互いに助け合っている ・導電性酸化鉄の添加で共生的代謝(酸化還元)が10倍以上促進することを発見 ・微生物燃料電池やバイオガスプロセスの高効率化に期待 JST 課題達成型基礎研究の一環として、JST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「橋本光エネルギー変換システムプロジェクト」(研究総括:橋本 和仁)の加藤 創一郎 研究員(現 産業技術総合研究所 研究員)と渡邉 一哉 グループリーダー(現 東京薬科大学 教授)は、微生物が導電性金属粒子を通して...