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ポリアクリロニトリル
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東邦テナックス、「マイクロ波による炭素化技術」と「プラズマによる表面処理技術」を開発
省エネで生産性の高い革新的な炭素繊維製造プロセス 革新的炭素化工程と表面処理技術を開発 帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開している東邦テナックス株式会社( http://www.tohotenax.com/tenax/jp/index.php )(本社:東京都千代田区、社長:吉野 隆)は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が実施している「革新的新構造材料等研究開発」の成果として、「マイクロ波による炭素化技術」と「プラズマによる表面処理技術」の開発に成功しました。 炭素繊維は、軽量かつ力学的特性に優れる素材であり、航空機のみならず自動車への適用が期待される他、環境・エネルギー分野、土木建築分野...
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混ざり合わないポリマーを完全に混ぜる手法を開発 −プラスチックの持つ機能を飛躍的に向上− 京都大学(総長:山極壽一)の研究グループは、九州大学(総長:久保千春)および東北大学(総長:里見進)の研究グループと協力し、多孔性物質(※1)を鋳型とすることで、絶対に混ざり合わないと言われていたポリマー(※2)が分子レベルで完全に混ぜ合わせる手法を開発しました。 植村卓史 京都大学大学院工学研究科 准教授、北川進 同大学 物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)拠点長・教授らの研究グループは、無数のナノ空間を有する多孔性金属錯体(PCP)の細孔内で異なる種類のポリマーを順次合成し、...
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大日本印刷、医薬品などの成分が吸着しにくいフィルムを使用した包材を開発
医薬品や化粧品などの成分が吸着しにくいフィルムを使用した包材を開発 成分の低吸着性を保ちながらシール強度を高めて、さまざまな用途への使用が可能に 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、医薬品や化粧品などに含まれる有効成分や香気成分が吸着することを抑制するフィルムを使用した「DNP低吸着包材」を開発しました。DNPが食品包装の分野で長年培ってきたフィルム製膜技術とラミネート技術を応用し、当製品に使用されるフィルムへの成分吸着を抑制するとともに、フィルムのシール強度(*)を従来のポリアクリロニトリル(PAN)フィルムの2〜3倍に引き上げること...
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三菱樹脂、製造コストを約半分に低減したピッチ系炭素繊維の新グレードを発売
熱伝導性に優れるピッチ系炭素繊維の超高弾性グレードにおいて 製造コストを約半分に低減した新グレードを発売 三菱樹脂株式会社(本社:東京都千代田区社長:姥貝卓美)は、熱伝導性と剛性に優れるピッチ系炭素繊維の超高弾性グレードにおいて、炭素繊維1束のフィラメント(繊維)数を増加させ、その生産性を高めることで、製造コストを約半分に低減した新グレード「ダイアリード(R) K13C6U」を開発し、4月1日より販売を開始します。従来品は、人工衛星に搭載する電子機器の放熱部材などにその用途が限定されていましたが、製造コストの大幅低減によって、軽量・小型化が進む航空機向け電子機器部材(アビオニクス(...
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産総研、チタンに匹敵する熱伝導率の単層CNT/CF/ゴム複合材料を開発
チタン並みの熱伝導率をもつ単層カーボンナノチューブ/炭素繊維/ゴム複合材料 −軽くて薄く、柔らかい放熱材料の実現に道− <ポイント> ・網目状の高純度の単層カーボンナノチューブと炭素繊維をゴムに分散させ、熱伝導率25W/mKを達成 ・分散量を約20%と抑えたことにより、ゴムとしてのフレキシブル性を保持 ・同程度の熱伝導性をもつ他の複合材料に比べて大幅に軽量化 <概 要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノチューブ応用研究センター【研究センター長 飯島 澄男】畠 賢治 上席研究員 兼 スーパーグロースCNTチーム 研究チーム長 、技術...
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BMW向けプレカーサーの生産開始について 三菱レイヨン株式会社(以下「当社」)とSGL Group−The Carbon Company−(以下「SGL社」)の合弁会社(出資比率:当社66.66%、SGL社33.34%)であるMRC−SGLプレカーサー株式会社(以下「MSP社」)は、4月から製造拠点を置く当社大竹事業所において、炭素繊維の原料であるポリアクリロニトリル(PAN)系炭素繊維プレカーサー(以下「プレカーサー」)の量産を開始しました。 このプレカーサーは、SGL社とドイツの大手自動車メーカーBMWグループ(BMW)の合弁会社であるSGL Automotive C...