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プレートテクトニクス
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東大、大気中の酸素濃度増加とプレートテクトニクスの重要なリンクを解明
地球が地球である理由 〜大気中の酸素濃度増加とプレートテクトニクスの重要なリンクを明らかに〜 1.発表者: 横山祐典(東京大学 大気海洋研究所附属 高解像度環境解析研究センター 教授/東京大学大気海洋研究所附属 地球表層圏変動研究センター 教授/東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 教授/東京大学大学院 総合文化研究科 国際環境学専攻 教授) 尾崎和海(研究当時:東京大学大気海洋研究所附属 地球表層圏変動研究センター 特任研究員/現:ジョージア工科大学 NASAポストドクトラル研究員) 2.発表のポイント: ◆太陽系の惑星のなかで唯一地球の大気中にのみ酸素が多く存在する...
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アセノスフェアの密度構造を推定する手法を世界で初めて開発 −プレートテクトニクスの成因への解明に期待− 【ポイント】 プレート直下にあるアセノスフェアの弾性率と密度構造を推定する手法を世界で初めて開発しました。GPSのデータを用いて潮汐による地球の変形を精密に推定しました。そのデータを用いて解析することにより、従来220kmの深さにあると思われていた地震波速度構造の不連続の大きさが小さいこと、またアセノスフェアにおいて約50kg/m3の低密度層が確認されました。 【背景】 地震波を用いた地下の構造探査では地震波伝搬の不均質を検出することにより、地下構造を推定します。し...
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産総研、千葉県で天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物を発見
天然ガスを含む新鉱物『千葉石』 −天然ガスハイドレートと相似な構造を有するシリカクラスレート鉱物− 概要 独立行政法人物質・材料研究機構の門馬綱一研究員と独立行政法人産業技術総合研究所の池田拓史主任研究員は、千葉県立中央博物館、国立大学法人東北大学、アマチュア研究家の西久保勝己氏、本間千舟氏、結晶形態研究者の高田雅介氏と共同で、千葉県内で採取された鉱物が新鉱物であることを突き止め、『千葉石』と命名した(注1)。千葉石は、ケイ素原子と酸素原子から構成された『かご』状の結晶構造を持ち、『かご』の内部にはメタンなどの分子が閉じ込められている。この結晶構造は、同じく『かご』状の構...