コヒーレントX線の斬新な利用法を開発 〜転位ひずみ場を可視化して、X線渦ビームを発生させる〜 <本研究成果のポイント>  ●コヒーレントX線のブラッグ回折現象を利用して厚い試料のナノスケールひずみ分布を可視化  ●ひずみ場の位相特異点を利用した新しい微小X線渦ビーム形成法を提案  大阪大学大学院工学研究科の高橋幸生准教授、理化学研究所播磨研究所放射光科学総合研究センターの石川哲也主任研究員らの研究グループは、物質中の転位ひずみ場を可視化して、X線渦ビームを発生させるというコヒーレントX線の斬新な利用方法を開発しました。  転位とは結晶中に含まれる線状の結晶欠陥のことであり、転位の周りで局...