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フロリダ大学
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東大など、鉄系高温超伝導の発現機構を解く鍵となる電子状態を解明
鉄系高温超伝導の発現機構を解く鍵となる電子状態を解明 1.発表者: 水上 雄太(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 助教) 芝内 孝禎(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授) 橋本 顕一郎(東北大学金属材料研究所 助教) 2.発表のポイント: ◆2008年に発見された鉄系高温超伝導体において、いくつかの超伝導発現機構が提案されているが、その鍵となる超伝導電子の電子状態が未解明であった。 ◆電子線を照射したときに超伝導電子の数が特殊な変化を示すことを観測し、その変化からもとの電子状態を明らかにした。 ◆この電子状態は、磁気揺らぎ(※1)を超伝...
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ホウ酸によるリボースの選択的安定化を発見 〜RNAの起源や生命起源に対する新たな制約〜 【概要】 国立大学法人東北大学大学院理学研究科の古川善博助教、堀内真愛さん(現株式会社島津製作所)、掛川武教授の研究グループは、ホウ酸がリボース(注1)を選択的に安定化させることを発見しました。リボースはRNA(注2)の構成物質であり、RNAは生命誕生の初期段階において最も重要な有機物であると考えられています(参考文献1)。しかし、リボースは非常に分解しやすく、このことがRNAの起源において大きな問題になっていました。今回の発見は生命誕生前の地球で、ホウ酸(図1は天然のホウ酸塩の例)がリボースと結合する...
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基礎生物学研究所など、メダカにオスの二次性徴が発現するメカニズムを解明
メダカにオスの二次性徴が発現するメカニズムを解明 男性ホルモン(アンドロゲン)は、生殖器官およびその附属器官にオス特有の形質発現(二次性徴)を誘導します。これらの形質は、オスが交配相手を得るために必要な形質です。しかし、アンドロゲンにより、どのような遺伝子が二次性徴発現に関わっているのか、そのメカニズムの詳細はよくわかっていませんでした。今回、岡崎統合バイオサイエンスセンター・基礎生物学研究所・分子環境生物学研究部門/総合研究大学院大学の荻野由紀子助教と井口泰泉教授の研究グループは、東京工業大学、和歌山県立医科大学、フロリダ大学、国立環境研究所との共同研究により、メダカの...