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フォトニック結晶
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ナノアンテナで発光波長の精密制御 低損失な光メタマテリアルで可能に <概要> 金森義明(東北大学大学院工学研究科 准教授)、森竹勇斗(現・理化学研究所 研究員)、羽根一博(東北大学大学院工学研究科 教授)の研究グループは、ナノアンテナとして人工光学物質メタマテリアル(1)を用いて量子ドットの発光波長を精密に制御する技術を開発しました。 本研究グループは、光の波長より小さな金属構造で構成される人工光学物質メタマテリアルに注目し、非対称型ダブルバー(ADB)メタマテリアル(2)を開発しました。周期450nmで二次元配列されたADBメタマテリアル・アレイ上に配置された量子ドットからの発光は、...
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非対称な光学迷彩装置を理論的に実証 −光を自在に曲げることで物体を見えなくする理論− ■要旨 理化学研究所(理研)理論科学研究推進グループ階層縦断型基礎物理学研究チームの瀧雅人研究員と東京工業大学量子ナノエレクトロニクス研究センターの雨宮智宏助教と荒井滋久教授らとの共同研究チームは、非対称な光学迷彩を設計する理論を構築しました。 光学迷彩は、光を自在に曲げる装置を設計、開発することで、物体や人を光学的に見えなくする技術です。これまで様々な理論的提唱や実験的な確認がなされてきました。しかし、光学迷彩装置は向かってくる光を迂回させることで、装置自体を見えなくしています。したがっ...
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京大と浜松ホトニクス、ワット級高出力フォトニック結晶レーザーを世界に先駆けて実現
ワット級高出力フォトニック結晶レーザーを世界に先駆けて実現−世界初、面発光型レーザーにより高ビーム品質でワット級の高出力化を達成− 野田進 工学研究科教授(工学研究科光・電子理工学教育研究センター長)と浜松ホトニクス株式会社らのグループは、次世代型半導体レーザー光源とも言うべき、フォトニック結晶レーザー素子の開発を進め、狭放射角(3度以内)を維持したまま、光出力1.5ワットというワット級の室温連続動作に世界で初めて成功しました。さらに、このレーザーを用いたレンズフリーでの直接照射による燃焼デモンストレーションなど、高輝度・高出力動作の有用性を実証しました。このような高ビー...
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NTT、「スローライト」効果を用いて光導波路上にオンチップで集積化した量子バッファを実現
オンチップ量子バッファを世界で初めて実現 〜光子を用いた量子コンピュータのキーデバイスを創出〜 日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫 以下、NTT)は、光子パルスが光導波路中を進む速度が真空中の光速より大幅に遅くなる「スローライト」効果を用いて、光導波路上にオンチップで集積化した量子バッファ(※1)を世界で初めて実現しました。 本成果により、光子を相互作用させ演算操作を行う量子ゲートを構成するために必要な「光子の干渉」における光子の正確な同期を達成出来ることから、光子を基本素子とした量子コンピュータ実現に向けて大きな可能性が広がったと考えられます。 ...
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京大と浜松ホトニクス、フォトニック結晶レーザーの実用化に成功
フォトニック結晶レーザー:世界に先駆けて実用化に成功 高出力で高ビーム品質、単一スペクトルを同時に実現 次世代型レーザー光源となるフォトニック結晶レーザー 来年春にはサンプル出荷開始予定 京都大学(大学院工学研究科電子工学専攻教授、光・電子理工学教育研究センター長、野田 進)と浜松ホトニクス株式会社(本社 浜松市中区、代表取締役社長、晝馬 明(ひるまあきら))らのグループは、高出力で高ビーム品質、単一スペクトル、ビーム広がりの抑制を同時に実現する、従来の概念を越えた次世代型レーザー光源とも言うべき、フォトニック結晶(1)レーザーの実用化に世界に先駆けて成功しました。来年春には...