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バイオプラスチック
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明大と神戸大と理研など、真核微細藻類ユーグレナを使った「バイオコハク酸」の生産に成功
真核微細藻類ユーグレナを使った「バイオコハク酸」の生産に成功 ■要旨 JST戦略的創造研究推進事業先端的低炭素化技術開発ALCAにおいて、明治大学 農学部の小山内 崇 専任講師、理化学研究所、神戸大学、株式会社ユーグレナらの研究グループは、ユーグレナによるコハク酸の細胞外生産を発見しました。 生物が生体内で作る有機酸注1)はさまざまですが、その中でもコハク酸はバイオプラスチックの原料として近年注目を集めています。現在、多くのコハク酸は、石油を原料として化学的に生産されています。しかし、石油は限りある化石資源であり、生物由来の環境に優しいバイオコハク酸の生産が望まれており、年々生産量...
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富士キメラ総研、プラスチックフィルム・シート市場の調査結果を発表
各品目で新規用途の開拓が進み、世界市場は20年に15年比約5%の伸びが予想される プラスチックフィルム・シート市場を調査 ―2020年予測― ■プラスチックフィルム・シート39品目の世界市場 13兆9,288億円 〜汎用樹脂は容器・包装、自動車用途などで需要増加。エンプラ・スーパーエンプラは新規用途に期待〜 ●LCPフィルムの世界市場 25億円〜FCCL向けの薄型品を中心に伸びる〜 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 田中 一志03−3664−5839)は、容器・包装、エレクトロニクス、自動車、エネルギー・環境、農業、建材、ライ...
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NEC、漆器がもつ漆黒を実現した非食用植物原料のバイオプラスチックを開発
NEC、日本の伝統工芸の漆器がもつ美しさを実現した非食用植物原料のバイオプラスチックを開発 〜最先端の環境材料で和の美「漆ブラック」を実現〜 NECは、京都工芸繊維大学(学長 古山正雄)、日本を代表する漆芸家の下出祐太郎氏(下出蒔絵司所三代目・京都産業大学教授)と共同で、草や木など非食用植物を原料とした樹脂(セルロース樹脂、注1)を使い、国際的に高い評価を得ている伝統工芸の漆器(注2)がもつ独特の美しい漆黒(漆ブラック)を実現したバイオプラスチックを開発しました。 現在、プラスチックにおいては、石油資源枯渇や食糧問題への対策から、原料に非食用の植物(わら・木材など)を利用するニー...
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東大、微生物によるバイオ燃料生産の鍵となる酵素のしくみを解明
微生物によるバイオ燃料生産の鍵となる酵素のしくみを解明 酸化的セルロース分解の「ミッシングリンク」 1.発表者: 南 ヨンウ(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 大学院生;当時) 仁平 高則(新潟大学大学院自然科学研究科 食品製造学研究室 特任助教) 荒川 孝俊(東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻 助教) 斉藤 由華(新潟大学大学院自然科学研究科 食品製造学研究室 大学院生;当時) 北岡 本光(農研機構食品総合研究所 食品バイオテクノロジー研究領域 上席研究員) 中井 博之(新潟大学大学院自然科学研究科 食品製造学研究室 准教授) 伏信 進矢(...
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コニカミノルタ、デジタル印刷システム「bizhub PRESS C71hc」を発売
ハイクロマトナー採用 広色域で卓越したRGBの色再現 世界で唯一のデジタル印刷システム「bizhub PRESS C71hc」新発売 コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)はデジタル印刷システム「bizhub PRESS(ビズハブ プレス) C71hc」を7月10日より発売します。 今回発売する「bizhub PRESS C71hc」は「bizhub PRESS C70hc」の後継モデルで、コニカミノルタ 独自開発の『ハイクロマトナー(高彩度トナー)』を採用し、RGBの色空間(sRGB)に近い色再現を可能にしつつ、CMYK色領域の再現性を向上させた、商業印刷分野及び企業内印刷分野向けのデジタル印刷システムです。 コニ...
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海水を用いた淡水性ラン藻の培養に成功 −海水培養により、アミノ酸生産が激増− <要旨> 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター代謝システム研究チームの小山内崇 客員研究員(明治大学農芸化学科専任講師)、飯嶋寛子 元テクニカルスタッフ、平井優美チームリーダーらの研究チーム(※)は、淡水性ラン藻の海水培養に成功しました。また、海水培養の際に、リシンやオルニチンなどのアミノ酸量が大幅に増加することを明らかにしました。 微細藻類を用いて糖やアミノ酸などの有用物質や代替エネルギーをつくることは、低炭素社会の実現につながる可能性があるため、注目されています。ラン藻は、光エネルギー...
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理研、転写因子「NtcA」によりラン藻の増殖促進と代謝改変に成功
転写因子「NtcA」により、ラン藻の増殖促進と代謝改変に成功 −糖やアミノ酸などの有用物質生産の技術構築を目指す− <ポイント> ・NtcAの量の増加によりラン藻の増殖が促進 ・NtcAの量の増加により糖やアミノ酸の量が変化 ・ラン藻の代謝制御メカニズムの理解を深め、二酸化炭素を使ったものづくりを推進 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、微細藻類「ラン藻」の転写因子「NtcA[1]」の遺伝子を改変してNtcAの量を増やすことで、ラン藻の増殖を促進させるとともに、代謝の改変にも成功しました。これは、理研環境資源科学研究センター(篠崎一雄センター長)代謝システム研究チームの小山内崇研究員、...
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NECなど、デザインと設置スタイルのバリエーションを拡充した新型POSを発売
NEC、デザインと設置スタイルのバリエーションを拡充した新型POS「TWINPOS9000シリーズ」を発売 〜ウィルス対策強化で安心、安全運用をサポート〜 NECならびにNECプラットフォームズは、さまざまな店舗運用を想定し、デザインと設置スタイルのバリエーションを拡充した新型POS「TWINPOS(ツインポス)9000シリーズ」3機種を発売します。 新製品は、前機種「TWINPOS5000シリーズ」の革新的なデザインコンセプトを踏襲した流線型ボディに、操作性、耐環境性、小型化を追求した3機種で、さらにVESA規格(注1)の採用によりスペース効率に優れたポールマウント型の設置スタイルを新たに提案します。 また、近年増加してい...
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非食用原料のセルロース系バイオプラスチックの製造エネルギーを1/10に削減し、利用展開を促進 ■ポイント ・非食用植物資源のセルロースと天然油を原料とする高機能バイオプラスチックを従来比1/10の低エネルギー(低CO2排出量)で製造できる新技術を開発。 ■概要 日本電気株式会社【代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博】(以下、NEC)スマートエネルギー研究所 位地 正年 主席研究員とその研究グループは、非食用植物資源のセルロースを主成分に用いた高機能バイオプラスチック(以下、「セルロース系・高機能バイオプラスチック」)を、従来の1/10という低エネルギー(低CO2排出量)で合成できる...
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理化学研究所など、ラン藻が作るバイオプラスチックの増産に成功
ラン藻が作るバイオプラスチックの増産に成功 代謝経路を制御する新手法 【ポイント】 〇ラン藻が作るバイオプラスチックは光と二酸化炭素から作られるため環境にやさしい。 〇転写制御因子SigEによって、バイオプラスチックの収量が約2.5倍に増加。 〇今後、さらなる増産の実現によりカーボンニュートラルな社会の構築に貢献。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、JST さきがけ研究者の小山内 崇(理化学研究所 環境資源科学研究センター 客員研究員)らは、代謝経路を制御することで光合成微生物のラン藻が作るバイオプラスチック(注1)の増産に成功しました。 代表的なバイオプラスチックであるポリヒ...
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産総研、昆虫と細菌との共生におけるポリエステルの新たな機能を発見
昆虫と細菌との共生におけるポリエステルの新たな機能 −共生細菌のポリエステル蓄積、ストレス耐性、共生維持に予想外の関係− 【ポイント】 ・ホソヘリカメムシの腸内共生細菌は共生時にポリエステル顆粒を細胞内に蓄積 ・共生細菌のポリエステル合成能が正常な共生に必要であることを発見 ・バイオテクノロジーと微生物共生のあいだの予想外で興味深い関係への発展を期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門( http://unit.aist.go.jp/bpri/ )【研究部門長 鎌形 洋一】深津 武馬 首席研究員(兼)生物共生進化機構研究グループ 研究グルー...
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双日子会社、オランダの大手樹脂加工メーカーと耐熱性バイオ樹脂分野で提携
双日プラネット、欧樹脂メーカと耐熱性バイオ樹脂分野で提携 〜グリーンケミカル戦略を加速化〜 双日プラネット株式会社(本社:東京都千代田区代表取締役社長:田中勤 双日100%子会社)は、オランダの大手樹脂加工メーカーであるシンブラ社(Synbra)と、同社が商業生産ベースでは(*)世界初となる耐熱性バイオ樹脂の日本を含むアジア圏への販売を目的として提携することで合意しました。将来における代理店契約の締結に向け、まず始めに双日プラネットが同製品のマーケティングを実施します。 *世界に先駆けて年産5000MTキャパで商業生産を開始 シンブラ社が生産する植物(サトウキビ等)由来の耐熱性バイ...
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矢野経済研究所、バイオプラスチック市場に関する調査結果を発表
バイオプラスチック市場に関する調査結果2012 〜バイオPET、バイオPEが台頭し、勢力図は地殻変動期へ〜 【調査要綱】 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内バイオプラスチック市場の調査を実施した。 1. 調査期間:2012年8月〜10月 2. 調査対象:生分解性、植物原料由来プラスチック原料メーカー、加工メーカー、ユーザー企業 3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、郵送・電話・e−mail・FAXによるヒアリングを併用 <バイオプラスチック市場とは> バイオプラスチックとは、使い終わったら水と二酸化炭素に還る「生分解性プラスチック」と原料に植物など再生可能な...
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双日子会社、南米の化学メーカーから植物由来樹脂の販売代理権を獲得
双日、ブラジル・ブラスケム社から植物由来樹脂のアジア向け販売代理権を獲得 〜石油由来比で最大70%のCO2排出量を削減〜 =グリーンケミカル事業の取り組みを加速= 双日株式会社の100%子会社で、合成樹脂などを取り扱う双日プラネット株式会社(本社:東京都港区代表取締役社長:田中勤)は、南米最大の化学メーカーであるブラスケム社(BraskemS.A.本社:サンパウロ)から、同社が製造するサトウキビ由来のバイオプラスチック樹脂「グリーンポリエチレン」の販売代理権を獲得しました。日本に加えて、アジア・オセアニア地域への販売も行い、3年後には年間取扱量2万トン規模を目指します。 双...