106番元素シーボーギウム(Sg)のカルボニル錯体の合成に成功 −Sgが周期表第6族元素に特徴的な化学的性質を持つことを実証− <ポイント>  ・超重元素の有機金属錯体を初合成  ・Sgより重い超重元素の有機金属錯体の化学合成や溶液化学研究への展開に期待  ・原子力に重要な超ウラン元素の化学的性質の本質的理解に向けた大きな一歩 <要旨>  理化学研究所(理研、野依良治理事長)と日本原子力研究開発機構(原子力機構、松浦祥次郎理事長)は、106番元素「シーボーギウム(Sg)」の有機金属錯体(カルボニル錯体[1])の化学合成に成功しました。また、その揮発性に関する化学データから、Sgが周期表の第6族...