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アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子を解明 −JAK阻害剤または保湿剤でアトピー性皮膚炎を予防− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター疾患遺伝研究チームの吉田尚弘チームリーダー(研究当時)、安田琢和研究員(研究当時)らの共同研究グループ(※)は、遺伝子変異誘導によりアトピー性皮膚炎モデルマウス(Spadeマウス)を開発し、このモデルマウスにおけるアトピー性皮膚炎発症のメカニズムを解明し、発症の予防方法を発見しました。 アトピー性皮膚炎は、日本を含めた先進国の乳幼児でよくみられる炎症性皮膚疾患であり、遺伝要因と環境要因の複合によって発症すると考えられています。共同研究グ...
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ベックマン・コールター、CMV免疫グロブリンGとM測定用体外診断用医薬品を発売
ベックマン・コールター 化学発光酵素免疫測定法によるサイトメガロウイルス(CMV)免疫グロブリンGおよびM測定試薬 「アクセスCMV IgG」・「アクセスCMV IgM」(体外診断用医薬品)を発売 〜TORCH3項目(トキソプラズマ・風疹・CMV)抗体が自動分析機で同時測定可能に〜 ベックマン・コールター株式会社(本社東京都 代表取締役社長:川田典昭)は、化学発光酵素免疫測定法によるCMV免疫グロブリンGおよびM測定用体外診断用医薬品「アクセスCMV IgG」・「アクセスCMV IgM」を2016年1月4日(月)に発売しました。 ■サイトメガロウイルス(CMV)とCMV感染症 サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)はヘルペスウイルス科に属...
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大正富山医薬品、抗リウマチ剤「コルベット錠25mg」の承認条件が解除
抗リウマチ剤「コルベット(R)錠25mg」(一般名:イグラチモド)の承認条件(全例調査(*1))解除について 大正製薬ホールディングス株式会社[本社:東京、社長:上原 明]の子会社である大正富山医薬品株式会社[本社:東京、社長:藤田 憲一、以下「大正富山医薬品」]は、抗リウマチ剤「コルベット(R)錠25mg」(一般名:イグラチモド)について、承認条件となっていた特定使用成績調査(全例調査)が解除になりましたことをお知らせします。 本剤は、2012年6月に関節リウマチ(*2)を効能・効果として承認され、その際の承認条件として「製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は、...
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JSOL、JBに新実消化システム導入とBPOサービスによる支援業務を提供開始
SOL、JBに実消化システム・BPO業務を提供 〜業界テンプレート活用による短期導入とBPOサービス提供による業務負荷軽減を実現〜 株式会社JSOL(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村充孝、以下「JSOL」)は、一般社団法人 日本血液製剤機構(本社:東京都港区浜松町、理事長:秋山 裕治、以下「JB」)に業界テンプレートを活用した新実消化システム(クラウドサービス)の導入とBPOサービスによる支援業務の提供を開始したことを発表します。JBでは2015年4月よりシステム稼働を開始し、稼働後以来、順調に運用されております。 <JBの公式サイト: http://jbpo.or.jp/ > JBは、血漿分画製剤の安全性と信頼性を高めることを...
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カネカなど、還元型コエンザイムQ10の中高年齢者の疲労感軽減と活動度増加を確認
還元型コエンザイムQ10による中高年齢者の疲労感軽減と活動度の増加を確認(お知らせ) 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉護)は、国立大学法人筑波大学(つくば市、学長:永田恭介)スポーツResearch&Developmentコアならびに学校法人早稲田大学(新宿区、総長:鎌田薫)大学院スポーツ科学研究科と共同で、還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)摂取による中高年者における疲労感やゆううつ感の軽減などの精神的QOLの改善と、歩数といった自発的な活動度が増加することを確認しました。この研究成果は、日本補完代替医療学会誌第12巻第1号(2015年3月)に掲載されました。日本補完代替医療学会誌は...
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ノバルティス、多発性骨髄腫治療薬「パノビノスタット」の国内製造販売承認を申請
多発性骨髄腫治療薬としてパノビノスタットを承認申請 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:ダーク・コッシャ)は、本日、「再発又は難治性の多発性骨髄腫」の治療薬として、パノビノスタット乳酸塩(開発コード:LBH589、以下パノビノスタット)の国内での製造販売承認申請を行いました。 多発性骨髄腫は、白血球のひとつである形質細胞ががん化した病気です。正常な形質細胞は、免疫グロブリンを作り、身体を異物から守って感染を抑えていますが、がん化した「骨髄腫細胞」は、健康な血液の産生を妨げたり、骨をもろくするなどのさまざまな障害を引き起こします。 日本における多発性骨髄腫の推定総...
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アークレイ、早期腎機能障害の診断・治療をサポートする専用試薬を発売
早期腎機能障害の診断・治療をサポート 〜クリニック向け即時検査装置の新しい専用試薬を発売〜 アークレイ株式会社は、移動式遠心方式臨床化学分析装置「スポットケム バナリストSI−3610」の新しい専用試薬として、シスタチンC測定試薬「スポットケム バナリストCysC(シスタチンC)」を8月28日(木)に発売します。簡便かつ迅速な検査で、クリニックにおける早期腎機能障害の診断・治療をサポートします。 アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売する「スポットケム バナリストCysC(シスタチンC)」は、腎機能検査に使用される検査キット(体外診断用医薬品)です。血液(全血・血漿)を試料と...
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理研と東京理科大、白血球「好塩基球」の喘息における新メカニズムを解明
白血球「好塩基球」の喘息における新メカニズムを解明 −好塩基球と自然リンパ球(NH細胞)との共同作業で喘息が起きる− <ポイント> ・ダニ抗原などシステインプロテアーゼで起こる喘息は新タイプのアレルギー反応 ・システインプロテアーゼで誘導される喘息は好塩基球が重要な働きをする ・好塩基球が産生するIL−4は自然リンパ球を活性化して喘息を起こす <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、ダニ抗原などのアレルゲン[1]で誘導される喘息(ぜんそく)が、アレルギーを起こす白血球「好塩基球[2]」から産生されるインターロイキン−4(IL−4)[3]を介した2型自然リンパ球[4](NH細胞;ナ...
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森永乳業、モラック乳酸菌の摂取がインフルエンザウイルス感染を軽減など研究成果を発表
モラック乳酸菌(MCC1849)による IgA産生促進作用と感染防御作用 〜日本農芸化学会2014年度大会(2014年3月27〜30日)発表内容のご報告〜 森永乳業は、東京大学大学院農学生命科学研究科八村敏志准教授との共同研究により、免疫賦活作用が期待される乳酸菌として選抜されたモラック乳酸菌(MCC1849)の摂取が、インフルエンザウイルス感染を軽減するとともに、腸管での感染防御に寄与するIgA(※1)産生を促進することをマウスを用いた試験で確認しました。これらの結果を、日本農芸化学会2014年度大会(3月27〜30日、明治大学)にて発表いたします。 <研究の背景と目的> 一部の乳酸菌や...
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足りない糖鎖を補う仕組みを解明 −糖転移酵素Fut8欠損がGnT−IIIのmRNA量を増加させる− <ポイント> ・Fut8が欠損するとバイセクティングGlcNAcを含む糖鎖が増加 ・バイセクティングGlcNAcを付加する糖転移酵素GnT−IIIの活性が8倍に ・GnT−IIIの発現はWnt/β−カテニンシグナルを通じて調節される <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、糖鎖を作る糖転移酵素[1]「Fut8[2]」を欠損させた細胞では、別の糖転移酵素を発現し、活性化させることで糖鎖を補う仕組みが働くことを発見しました。これは、理研グローバル研究クラスタ(玉尾皓平クラスタ長)理研−マックスプランク連携研究センターシステム糖鎖生...
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京大、炎症部位で血管の透過性が亢進する様子を二光子顕微鏡で撮影することに成功
二光子顕微鏡を用いた生体マウス内での新規血管透過性評価法 江川形平 日本学術振興会特別研究員(医学研究科)、椛島健治 同准教授らの研究グループは、生きたマウスを用いて、血管透過性がダイナミックに変化する様子を動画に撮影することに世界で初めて成功しました。 本研究成果は、2013年6月5日付けの英国科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」誌に掲載されました。 <概要> 炎症がおこった部位は次第に腫れてきます。これは、炎症部位において血管の透過性が亢進するためです。今回、本研究グループは生きたマウスを用いて、血管透過性がダイナミックに変化する様子を動画に撮影することに世界で...
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東大、無顎類ヌタウナギの主要組織適合遺伝子複合体分子の有力候補を発見
高等生物の繁栄の鍵「獲得免疫システム」の起源に新たな知見 〜無顎類ヌタウナギにおける主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子の有力候補を発見〜 <発表者> 高場 啓之(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 大学院生) 西住 裕文(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 助教) 坂野 仁(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 名誉教授) <発表のポイント> ・どのような成果を出したのか 獲得免疫を持つ脊椎動物の中で最も進化的起源が古いとされる無顎類のヌタウナギにおいて、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子の有力な候補を同定し、ALAと命名した。 ・新規性(何が新しいのか) ...
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京大、アトピー性皮膚炎の病態であるTh2型免疫反応に好塩基球が必須であることを発見
ハプテンやペプチド抗原に対するTh2誘導に好塩基球が必須である 椛島健治 医学研究科准教授、宮地良樹 同教授、大塚篤司 日本学術振興会特別研究員は、アトピー性皮膚炎の病態であるTh2型免疫反応に好塩基球が必須であることを発見しました。 この成果は、2013年4月23日(英国時間)に英国科学誌「Nature Communications」に掲載されました。 <背景> 末梢血中に存在する好塩基球はわずか数%と少なく、その働きはほとんど知られていませんでした。今回、本研究グループは、好塩基球を特異的に除去できる遺伝子改変モデルマウス(好塩基球除去マウス)を用いて、アトピー性皮膚炎の病態に重要であるTh2型免疫...
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武田薬品、全身性エリテマトーデスなどの新薬候補物質を対象とした共同研究開発契約を締結
武田薬品とResolve社との共同研究開発契約について 武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とResolve Therapeutics,LLC(本社:米国、シアトル、以下「Resolve社」)は、このたび、全身性エリテマトーデスおよびその他の自己免疫疾患治療のための新薬候補物質を対象とした共同研究開発契約(以下「本契約」)を締結しましたのでお知らせします。 本契約において、Resolve社は、最も研究が進んでいるヌクレアーゼ(*1)融合タンパク質(*2)RSLV−132について、全身性エリテマトーデスを対象に最初に実施する臨床第1b/2a相試験(*3)(以下、「P−1b/2a試験」)が終了するまでの全ての研究開発業...
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理化学研究所、初期感染を防御するIgM抗体の受容体「FcμR」の機能を解明
初期感染を防御するIgM抗体の受容体「FcμR」の機能をマウスで解明 −FcμRは生体防御と自己免疫疾患回避の両方に重要− ◇ポイント◇ ・FcμRは侵入した病原体に対する最初の抗体産生を誘導する ・FcμRは自己の抗原に対する抗体産生を抑制する ・免疫不全や自己免疫疾患への治療応用に期待 理化学研究所(野依良治理事長)は、ウイルスや細菌などの異物に対する自然免疫(※1)や初期の感染防御に必須な、免疫グロブリンM(IgM抗体(※2)の受容体「FcμR(エフシーミューレセプター)」の機能を明らかにしました。これは、理研免疫・アレルギー科学総合研究センター(谷口克センター長)免...
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重症免疫不全SCIDラットの作製:ヒトiPS細胞、がん細胞、肝細胞をラット体内で培養することに成功 真下知士(ましもともじ)医学研究科附属動物実験施設特定准教授らの研究グループは、放射線生物研究センター、iPS細胞研究所、京大アステラス創薬プロジェクト(AKプロジェクト)、株式会社フェニックスバイオとの共同研究により、人工酵素ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)を利用することで、世界で初めて重症免疫不全SCIDラットを作製することに成功しました。 免疫不全SCIDラットは、免疫学研究、移植研究、幹細胞研究などに広く利用されているSCIDマウスと比べて、より重度の免疫不全...
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エーザイ、関節リウマチを効能効果とする抗リウマチ剤「ケアラム」を発売
抗リウマチ剤「ケアラム(R)」を新発売 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、9月12日、関節リウマチを効能効果とする抗リウマチ剤「ケアラム(R)」(一般名:イグラチモド)を国内において新発売します。本剤は、当社が富山化学工業株式会社と日本における共同開発を臨床第III相試験から行い、2012年6月に製造販売承認を取得し、8月28日に薬価収載されました。 本剤は、新規の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)であり、主として免疫グロブリンや炎症性サイトカインの産生を抑制することにより抗リウマチ作用を示します。関節リウマチ患者様を対象とした単剤投与の臨床第III...
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メディネットなど、多発性骨髄腫対象のガンマ・デルタT細胞療法の共同臨床試験を開始
多発性骨髄腫を対象とした ガンマ・デルタT細胞療法の多施設共同臨床試験を開始 株式会社メディネット(以下「メディネット」)は、多発性骨髄腫(i)を対象としたガンマ・デルタT細胞療法(ii)(以下、「γδT細胞療法」)の有効性評価を目的に、医療法人社団滉志会 瀬田クリニックグループ(以下、「瀬田クリニックグループ」)、日本赤十字社医療センター(以下「日赤医療センター」)、順天堂大学医学部附属 順天堂医院(以下「順天堂大学」)と共同で臨床試験を開始しました。 2005年より、メディネットは、既存治療とは異なる作用機序により根治を目指す治療法の開発を目指し、日赤医療センターと瀬田...
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ノバルティス、クリオピリン関連周期性症候群治療薬「イラリス皮下注用150mg」を発売
クリオピリン関連周期性症候群(CAPS)治療薬 「イラリス(R)皮下注用150mg」新発売 −CAPSの適応を取得した国内で初めての治療薬− ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、12月7日、クリオピリン関連周期性症候群(以下、CAPS :cryopyrin−associated periodic syndrome)の国内初の治療薬として「イラリス(R)皮下注用150mg(一般名:カナキヌマブ[遺伝子組換え])」(以下、「イラリス」)を新発売します。「イラリス」は、8週間ごとに皮下投与する注射剤です。 CAPSは、「家族性寒冷自己炎症症候群(FCA...
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理化学研究所、Bリンパ球から抗体産生細胞への分化を制御する仕組みを解明
Bリンパ球から抗体産生細胞への分化を制御する仕組みを解明 −リン酸化酵素Erkが、抗体産生細胞への分化に必要不可欠− ◇ポイント◇ ・誘導的遺伝子ノックアウトマウスを活用し、免疫応答時のErkの働きを解明 ・ErkによるElk1転写因子のリン酸化がBlimp−1転写因子の発現を誘導 ・抗体産生細胞を標的とした新たな免疫疾患治療への応用に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人大阪大学(鷲田清一総長)、独立行政法人科学技術振興機構(北澤宏一理事長:JST)は、免疫機能を発揮するBリンパ球(※1)が抗体産生細胞(※2)に分化するために必要なシグナルを、リン酸化...