半導体デバイス性能予測シミュレーターの超高速化に成功 〜計算量を従来の1,000分の1以下に削減〜 <ポイント>  ○極微細な半導体ナノデバイスの電気的な特性を予測するには、量子力学的な効果を取り入れた複雑な計算に多くの時間がかかるため、回路設計に応用することは困難であった。  ○新方式のシミュレーターでは、計算量を従来の1,000分の1以下に削減し、従来1年以上かかるような量子論的効果を含んだ計算を、通常のパソコン1台により数日でできるようになった。  ○ナノワイヤーやナノピラーなど新しいデバイスの回路設計に応用できると期待される。  JST 課題達成型基礎研究の一環として、大阪大...