カイコで働く約1万個の遺伝子配列解読に成功 −産業利用につながる有用遺伝子の特定が加速化− <ポイント>  ・カイコで実際に働く約11,000個の遺伝子の塩基配列を解読しました。  ・本成果は、チョウ目害虫に選択的に作用する新規制御剤の開発や遺伝子組換えカイコによる有用物質生産など、産業利用への貢献が期待されます。 <概要>  1.独立行政法人農業生物資源研究所(生物研)は、中国・西南大学、独立行政法人産業技術総合研究所、および国立大学法人東京大学と共同で、カイコの様々な組織に由来する完全長cDNAライブラリ(1)を作製し、11,104種類の完全長cDNA(2)の塩基配列を解読しました。今回...