ヌタウナギの発生から脊椎動物の進化の一端が明らかに −ヌタウナギの下垂体、口、鼻の起源を解明− ◇ポイント◇  ・深海にすむ原始的な脊椎動物ヌタウナギの発生過程を初めて詳細に観察  ・ヌタウナギの下垂体が外胚葉起源であることを確認、従来の定説を覆す  ・円口類独自の発生パターンを発見、全脊椎動物の起源となることを示唆  理化学研究所(野依良治理事長)は、深海にすむ原始的な脊椎動物ヌタウナギ(※1)の頭部の発生過程を詳細に観察し、各種ホルモンを分泌する下垂体が外胚葉(※2)起源であることを確認しました。また、円口類に独自の発生過程があることも発見しました。これは、理研発生・再生科学...